バスツアーといえばコレ!?大型バスに詳しくなろう!

バスツアーといえばやっぱり大型観光バス!

旅行会社が主催するさまざまなバスツアー。土日の新宿、東京駅あたりにはたくさんの大型観光バスが停まっているのをよく見かけます。

東京駅周辺に停まっている大型観光バス

バス旅行といえばやっぱり大型観光バス!今回は大型の貸切バスについて詳しくご紹介していきましょう。

先日、貸切バスで人気No.1はマイクロバスとご紹介しましたが、2015年度で二番目に人気のバスタイプは「大型バス」でした。

貸切大型バスの利用目的は「送迎」もしくは「観光」

大型貸切バスの利用目的

【貸切バスの達人事務局調べ(2015年度)】

送迎利用が約7割、観光利用が約3割です。

大型バスで観光旅行

【貸切バスの達人事務局調べ(2015年度)】

半数以上は日帰り旅行でのチャーターで、次いで1泊2日旅行。少数派ではありますが、インバウンドのお客様で5泊6日旅行~9泊10日旅行までの貸切がありました。

送迎利用で最も多いのは合宿送迎!

マイクロバスでは、目的地までの単純な移動が最も多い利用用途でしたが、大型バスでは合宿先までの送迎がトップ!

大型バスで送迎の場合の用途

【貸切バスの達人事務局調べ(2015年度)】

荷物が多く、合宿先まで一度に大勢の部員が運べるのでとても便利な移動手段です。

ここで注意が必要なのは、合宿の日程!最も集中するのが7月末~8月にかけての週末。例年手配しにくくなっていますので、この時期に限っては5か月~3か月以上前から、早め早めに予約することをおススメします。

バス料金については、現地で2泊以上する場合、行きと帰りの送迎のみで、いったんバスを返す方が安くすむことが多いと思います。もし、現地で宿泊先と利用施設が離れており、滞在先で送迎に貸切バスを利用したい場合は、返した場合と借りっぱなしの場合で両方見積りを取り、比べることもできますので、気軽に問い合わせてみましょう。

マイクロバスでは結婚式の送迎利用が2番目に多かったのですが、大型バスでは単純な移動が2番目。3番目以降は、遠征(試合・大会)、研修、結婚式、視察・見学と続きます。

荷物が多くなるゴルフやBBQ、スキー&スノボー旅行などにも便利に使われていますね!

要注意!大型バスは運転手なしではレンタルできません!

毎年、合宿シーズンになると「貸切バスの達人事務局」に問合せがあるのは
「大型免許を持っているので、大型バスだけ借りたい」
という依頼。

普段は大型トラックの運転をしていて「大型一種免許」を持っている。
昔、バスの運転手をしていて「大型二種免許」を持っている、など。

バスだけ借りて、自分たちで運転していけば安く済むし、行程やスケジュールなども自由になるし!と思うのでしょうが・・・。残念ながら、大型バスだけ(運転手なし)のレンタルはありません。

大型バスは運転手付きで借りよう

大型バスは運転手付きのみのレンタルです!

その理由は、レンタルしてもよいバスは「自家用マイクロバス(乗車定員29人以下、車両全長7m未満のもの)」までと道路運送法第52条に定められているから~。

大型バスは乗車定員数が30名以上(最近では30名よりも乗車人数が少ない豪華仕様のバスもありますが・・・)、全長10~11mあるのでレンタルバスとして貸し出すことはできません。

白バス行為(自家用バスを貸切バスとして料金をもらって運行する行為)を防止するのが主な目的ですが、大勢のお客様を一度に運ぶ責任はとても重いものです!安全にバスの旅を楽しむために、運転はプロのドライバーさんにお任せするのがイチバンですよ。

チャーターが難しいタイプの大型バスは?

たまに問合せがあるのは、2階建てバス(ダブルデッカータイプの大型バス)の貸切。都市間高速バスや観光路線バスなどでよく使われているのを見かけますよね!

こちらの写真は、はとバスの日帰り観光ツアーで使われている三菱ふそう・エアロキング。

ダブルデッカータイプの大型バス

1階と2階に座席があるので、大勢のお客様を一度に運ぶことができるのと、2階からの眺望の良さが人気です。エアロキングは、国産唯一の2階建てバスとして製造されていましたが、2010年8月に生産終了。現在では一部のバス事業者さんが所有するのみで、貸切バスとして手配できる可能性はほとんどありません。

ちなみにはとバスでは「アストロメガ」という新型2階建てバスを2016年4月に導入し、話題になりました。現在都心周遊の定期観光コースでその姿を見ることができます。

スカニアジャパンのアストロメガ

スカニアジャパンからの出展・アストロメガ(第2回バステクin首都圏より)

スウェーデンのスカニア社(エンジン・シャーシ)、ベルギーのバンホール社(車体)、はとバスの3社で共同開発したオリジナル仕様です。

つい先日開催された「第2回バステクin首都圏」で展示されていましたが、とても大きくて迫力がありました。今後、観光の目玉として導入するバス事業者さんも現れるかもしれませんが、通常の貸切バスとして導入される可能性は・・・とても低いかも・・・。

というのも、車体が重く、燃費がとてもかさむというのがあります。バスの購入価格も当然・・・高い・・・。通常の大型バス1台の2倍~2.5倍ぐらいでしょうか?

定期的に運行する高速バスや観光路線バスならいいのですが、貸切バスとしての稼働率を考えると厳しいきがします。

それから天井が開く「オープントップ」タイプの2階建てバス。

オープントップバス

スカイバス東京のオープントップバス

都内では、スカイバス東京(日の丸自動車興業)や、はとバスの「オーソラミオ」が代表的です。最近では大阪や福岡、広島、京都でも市内観光の目玉として走っていますね!

条件はある(高速道路は走れないなど)と思いますが、スカイバス東京では貸し出しもあるようです。興味がある方は直接問い合わせてみてはいかがでしょうか。

これはチャーター無理!の大型バスは?

貸切できないバスの代表格といえば、こちら!水陸両用バス。

スカイダック東京

スカイダック東京(日の丸自動車興業が運行)

2016年10月には横浜でも運行開始。この他、山中湖や大阪などでも運行され、話題になっています。

水陸両用車を安全に運行するためには、国土交通省の許認可が必要。大型二種自動車運転免許に加え、2級以上の小型船舶免許がないと運転ができません。陸上、水上運行の安全規程や事業計画などを作成し、ルート等の許認可が必要なため、貸切で自由に走らせることはできないということですね。

ツアーとして運行しているものを大人数で予約して乗ることはできると思いますので、ツアー催行会社に問い合わせてみましょう。

それから、最近よく見かけるようになってきた連節バス!

超大型バス「連節バス」

京成バスが運行する「連節バス」

大勢のお客様をいちどに輸送できる、バスの車体が2台分の長さになっている超大型バスです。長さは18m~19mあり、110~190人ぐらいの乗客を乗せることができます。ドイツのネオプラン・セントロライナー、ボルボB10Mの他、2016年10月に三菱ふそうから右ハンドルの新型車、メルセデス・ベンツ「シッターロG」が発売されました。

導入しているのは、京成バスや神奈川中央交通(かなちゅうバス)、岐阜乗合自動車、西鉄バスなどがあります。いずれも、混雑が激しい路線バスでの運用で、道路運送法に基づく国土交通省運輸局の特例措置を受け、許可された路線のみでの運行となるため、一般的な貸切バスとして借りることはできません。

そういえば、つい先日、ボルボから全長30mある世界最大バスをブラジルで発表というニュースがありました。バス3台分の長さで連節部分が2か所、一度に300人の乗客が運べるそう!こうなるともはやバスではなく、電車ですね・・・。追い越しはほぼ不可能??

ちなみに連節バスを運転できるのは大型免許で可能ですが、けん引自動車の運転と同等の技能が求められるので、両方の免許取得者が担当しているそうです。

大型バスにはどんなメーカー・車種があるの?

大型バス

修学旅行や遠足などで、最低でも1度は乗ったことがあるはずの大型観光バス。旅行会社が主催するバスツアーや高速バスなどはほぼこのタイプですよね!

大型観光バスを製造・販売しているのはバスメーカー。

国内では三菱ふそう・トラックバス「エアロクィーン」、「エアロエース」、日野自動車「セレガ」、いすゞ自動車「ガーラ」。

海外では現代自動車「ユニバース」、スカニアジャパン「アストロメガ」です。

全長12m未満、車幅2.5mのものが主流。道路交通法(運転免許の分類に同じ)では「大型自動車」で、車両総重量8トン以上、最大積載量5トン以上、乗車定員11以上と定義されています。

貸切観光バスタイプは、高速道路の通行区分では「特大車」(乗車定員30人以上のもの、もしくは、車両総重量8トン以上で車長8m以上のもの)になりますので(路線バスについては「大型車」)、高速料金を計算するときは要注意です。

ちなみにアストロメガのヨーロッパ仕様では、「車幅2.55m、高さ4m、長さ13.1m」ですが、国内の基準に適合させるため「車幅2.5m、高さ3.78m、長さ11.99m」になっています。

大型バスの一般的な座席の数ですが、正座席で45人が最も多い仕様で、次いで多いのが49人でした。

よく60人乗りの大型バスを借りたいというリクエストがありますが・・・正座席数は49席で補助席11席を加えたパターンになります。

このバスを多く所有しているバス事業者さんは北海道が最も多く、主に郊外の新興住宅地から大都市への通勤・通学に使われてきたため「ラッシュバス」ともいわれたそうです。最寄り駅から工場までのシャトルバスやスクールバスでの利用がメインで、貸切バスとしては台数が少なく、手配しにくいタイプになっています。

大型バスのトランクルームは、貫通式で2本~3本あります。スーツケースやゴルフバッグ、スキー&スノボー、BBQなど、荷物が多い場合はとても便利です。

しかしながら、インバウンドのお客様でスーツケースが1人2~3個ある!という場合は要注意!大型スーツケースは36個まで、特大サイズなら32個までが限界ですよ~。

大型バスの貸切料金ですが、エリア(各運輸局)ごとに上限から下限までの範囲が決められており、1キロ当たりの運賃と1時間当たりの運賃の2本立てで計算されます。

また、運転手が2名必要な場合(長距離・長時間運行)や深夜早朝運行(いわゆる夜行バスなど)、特殊なバス(電動リフト付きなど)では料金がプラスされます。

自分たちの利用方法がどのぐらいの料金になるのか知りたい場合は、気軽に見積りを取り寄せてくださいね!

大型バスの手配、選び方のコツはこちら

■写真協力
はとバス

https://www.hatobus.co.jp/

スカイバス東京
http://www.skybus.jp/

京成バス
http://www.keiseibus.co.jp/

ぽると出版「第2回バステクin首都圏」
http://www.portepub.co.jp/

貸し切りバスのことなら「貸切バスの達人」貸し切りバスのことなら「貸切バスの達人」
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