東京バス協会主催「貸切バスの安全・安心回復プラン」説明会レポート

こんにちは! bus子です。夏休みもそろそろ後半戦。みなさんはどちらかへお出かけになりましたか?

さて先日、東京バス協会主催で行われた「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」についての説明会が行われ、bus子も参加してきました。

平成24年4月に発生した関越道高速ツアーバス事故を受け、バス事業の安全対策強化が図られています。今回の説明会は高速ツアーバスの「新高速乗合バス」への一本化と、貸切バスの安全性強化についての内容になっていました。

簡単にいえば、貸切バスを利用する皆様の安全性をより高め、安心して楽しい旅をしてもらうため、国もバス事業者も力を入れて取り組んでいきましょうという試みということでしょうか。

「価格を安く抑える」ため、長距離を1人の運転手が運転し続けるとか、安全対策にかかるコストを削減するようなことがないよう取締りを強化していくとのこと。

すでに8月1日より、運転手1人でバスを運行してよい時間は1日9時間まで、昼間は500㎞、夜間は400㎞に制限されています。これを越える場合は交替運転手が必要です。

これから秋の行楽シーズンに向けて、楽しいバス旅行を計画している幹事さんもたくさんいらっしゃると思いますが、くれぐれも運転時間や距離にご注意ください。

<概要>
・新高速乗合バスへの移行と一本化
今後は高速ツアーバス(旅行会社が貸切バスを利用し、企画したバス旅行)の運行は廃止。安全対策がより厳しく求められるようになりました。

・悪質なバス事業者対策
悪質、重大な法令違反を行っているバス事業者に対し、国土交通省による監査や処分を実施。法令遵守の意識向上を図ります。

・運輸安全マネジメント義務付けを拡大
バスの保有車両が少ない中小規模のバス会社に対しても、運輸安全マネジメントの基づく取り組みを義務付けすることに。安全管理規定の作成や届出、運輸安全マネジメント評価の実施を行っていきます。

・運行管理制度の強化
関越道高速ツアーバス事故では、バスの運行管理者が運転手を兼ねていたことから、今後はバスを運転中、運行管理業務を兼務することないよう見直しが図られます。

・運賃、料金制度の改革
これまでは時間制運賃、キロ制運賃、時間・キロ選択性運賃、行先別運賃が混在し、わかりにくい料金体系になっていました。今後は安全にかかわるコストがきちんと反映された料金体系で、「時間・キロ併用性運賃」に一本化されることになります。

・長距離、長時間運行による過労運転防止対策
ワンマン運行の上限が変更。1日9時間まで、昼間は500㎞、夜間は400㎞までに。また、連続運転時間は高速道路でおおむね2時間まで、4時間ごとに30分以上の休憩をとることになっています。これを越える場合は、必ず交替運転手が必要になります。

※「貸切バスの達人」では、安全対策に積極的に取り組むバス会社さんを応援しています!

セーフティバスマーク(貸切バス事業者安全性評価制度)を取得したバス会社さんが多数参加。

安心・安全なバスの旅を楽しみたい幹事さん、ぜひ、貸切バスの達人から手配してくださいね。

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