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穴場のお出かけスポット、日野で発見!「日野オートプラザ」

最近、こんなCMが流れてますよね~。

『トン・トン・トン・トン・日野の2トン♪』

堤真一さんとリリー・フランキーの絶妙な掛け合いで、思わず見入ってしまう人も多いのでは?

今回は「働く車」をつくる会社、日野自動車さんの、トラックやバスの歴史を紹介する博物館「日野オートプラザ」を編集部Iがご紹介しましょう!

「働く車」ってスゴイ!!希少な日本のバスの歴史に触れよう!

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「日野オートプラザ」は八王子市みなみ野にあります。

みなみ野は緑豊かな住宅地。
新しく整備された街並みはゆったりとして、海外の郊外に広がる住宅地みたいでとてもおしゃれです。

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最寄駅はJR横浜線「八王子みなみ野」駅。
で、でかい・・・。

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2番乗り口から京王バス04系統に乗り、5分程度で到着する「みなみ野五丁目南」で下車。
そこからは歩いてだいたい5分ぐらいでしょうか。

ちなみにこの京王バスは後扉から乗り、整理券をもらうか、ICカード(パスモなど)をタッチ。

バス降りるときは料金を精算して前の扉から下車するタイプ。
走った距離により、バス料金が異なるパターンです。

「日野オートプラザ」のある「みなみ野五丁目南」までは現金で180円。ICで175円です。

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見えてきました!

こちらは外の展示と中の展示に分かれています。
まずは、外の展示から見ていきましょう。

いつも一歩先を行く技術のために、日野自動車のアグレシッヴ・チャレンジがここに!

外の車両展示にはダカール・ラリーに参戦した「日野レンジャー」、内装が木という懐かしの「ボンネットトラック」、沖縄で1974年~1997年まで活躍していたはしご消防車、世界初の量産ハイブリッド自動車「HIMRバス」を見ることができます。

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最初に紹介するのは、世界で最も過酷なモータースポーツといわれる「ダカール・ラリー」のカミオン(トラック)部門で24回連続完走。

2010年から2015年まで、「排気量10リッター未満クラス」で6連覇を果たした「日野レンジャーFT」です。

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そもそも、ダカールラリーで完走できる車は半分以下。
現在では、南アフリカから、テロの脅威のないアルゼンチン・チリへと舞台を変更。

砂漠を含めた総走行距離1万㎞を、1人のドライバーが約2週間かけて走りぬくという、信じられないようなハード競技です。

もちろん、レース中はお風呂に入ることもできないそう・・・。
うーん。どうやって疲れをとるのだろうー。

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1991年に日本のトラックメーカーとしては日野自動車が初参戦。
以来、2015年まで24回連続完走を果たしているそう。

「働く車」としての安全性能、技術力向上、高い環境への適合など、日野自動車のもてる力を集約した挑戦の歴史がそこにありました。

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(写真提供:日野自動車)

しかも、参戦した2台のうち、1号車を運転する菅原義正(すがわら よしまさ)さんは1941年生まれの74歳・・・。

「ダカールラリー史上最多連続完走20回」、「同史上最多連続出場31回」の世界記録についてギネスブックの認定を取得(2014年)していらっしゃいます。

1人で1万㎞を走るだけでも大変なのに・・・。
まさに「鉄人」です。

ちなみにダカールラリーを支える整備チームには、全国の日野自動車販売会社から、腕利きのメカニックが大集結!日野自動車を知り尽くした精鋭たちが支えているそうです。

詳しく知りたい方は「日野オートプラザ」2階にあるダカール展示スペースにも足を運んでくださいね!

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「日野自動車」懐かしの車がずらり!温かみのある表情や内装に注目

さて、お次は可愛らしいボンネットトラックです。

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1961年産のTE11型というタイプ。
6.5t積みの単車型トラックと呼ばれるもので、一クラス上の7.5t積みにも負けないグレードがあるとして、根強い人気があったものだそう。

見えるかな?
ちょっとわかりにくいけど、中はなんと板張り!

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木の骨組みの上から手でたたくように、板金整形して溶接した「木骨構造」キャブになっているそう。
今ではみることができないなんとも贅沢な内装ですね~。

温かみがあって、運転中も癒されそう。
日本人のていねいな手仕事がこんなところにも残されていました。

さて、お次ははしご消防車です。

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なんとも懐かしい外観!

日野自動車二代目ボンネットトラックとして、1970年にフルモデルチェンジしたTE120型がベースになっています。

1974年から97年まで沖縄市で活躍していたものを、2000年2月に寄贈されたものだそう。

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車体の横に「自家用」って書いてあるのが見えますか?

『えっ?家族経営??』

もちろん、違いますよー。
「自家用」とは、個人が自宅で所有する乗用車だけではなく、会社の営業車(社用車)や消防、救急、警察などの公用車も全部「自家用」になり、一部を除き、大型第一種運転免許で運転できます。

お金をもらって大勢の人を運ぶことはできない車という意味ですねー。
旅館や娯楽施設などが所有するいわゆる自家用バスもこれにあたります。
ナンバープレートは「白い」ものつけているのですぐにわかります。

お金をいただき、お客様を運ぶ乗合バス、「貸切バスの達人」から手配できる貸切バスは「営業用(事業用)」で大型第二種免許が必要。ナンバープレートは「緑色」をつけます。

ちなみに、自分たちでバスを運転していくので、バスだけ借りたい!というお問合せをいただきますが、
この場合は「レンタカー会社」に連絡。

ただし、運転手なしで借りれるのは「マイクロバス」までです。
中型バスや大型バスの貸し出しはありませんのでご注意ください。

路線バスでおなじみの「日野ブルーリボン」シリーズ、ハイブリッドバスの御先祖様がコレ!

さて、お次はディーゼルと電気で動くハイブリットバス。

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大阪で万博が開かれたのが1970年。
1973年のオイルショックにより、省エネが叫ばれた70年代は、排出ガスを抑えようという意識が高まりつつあった時期です。

そんな時、日野自動車ではいち早く排出ガス低減に着手。
1981年にはハイブリッドシステムの研究をスタートさせ、1991年に完成させたのが「HIMR(ハイエムアールHybrid Inverter controlled Motor & Retarder system)」です。

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いまではあまり見なくなったステップを登って車内へ入るタイプ。
こちらのバスは実際に日光で観光バスとして使用されていたもの。
「見たコトある!」というお客さんも少なくないとか。

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特に都心部を走る路線バスや荷物を運ぶ中型トラックの他、先ほどの日光や立山など、環境保護が重視される国立公園や国定公園などで活躍してきました。

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エンジンがある後方部の座席はスケルトンになっていて、エンジンの様子などを見ることができます。

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かつてのハイブリッドバスは重いバッテリーをたくさん積んでいたとか・・・。
その重量はなんと650kg!

パネルの説明を見ると、そのたくさんのバッテリーがバスの底面にずらーっと並ぶように搭載されているのがわかります。

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そして、2015年12月に新発売になるハイブリッドバスはこちら。

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(写真提供:日野自動車)

EV走行も可能な新ハイブリッドシステムを搭載。
エンジンとモーターの間にクラッチが配置されているため、エネルギーの回生効率(減速時の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収し、燃費を向上させること)が良くなり、発進時にはモーターのみで走行させることができます。

ディーゼル車とほとんど変わらない運転のしやすさ、燃費の良さ、スムースな走り。
しかも排出ガスはクリーンで環境にもやさしいエンジンです。

あの、ずらずらずら~と並んでいたバッテリは、ぎゅぎゅっと小型化され、なんと屋根の上に!

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(写真提供:日野自動車)

う~ん。比べ物にならないぐらい進化していますねー。

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(写真提供:日野自動車)
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優先席は前向きシート。
バス入口から座席までぐるりと伝え歩きができる握り棒をあらたにつけることで、ご年配の方でもスムーズに座席まで移動できるように配慮してあります。

興味のある方はぜひ日野自動車のハイブリッドバス「ブルーリボン」の説明ページもご覧くださいね!

さて、いよいよ「日野オートプラザ」の中へ。
どんなバスに出会えるのでしょうか?

実は日野自動車、皆さんがあまりご存知ないスゴイ歴史があります。

博物館へはエレベーターでGO!

この続きはPart2でお伝えしますよ!!

≫新型コロナウイルス感染症対策「リエッセⅡ」「日野セレガR」の換気性能について
≫新型コロナウイルス感染症対策「日野セレガ」の換気性能について

■日野オートプラザ
東京都八王子市みなみ野5丁目28番5号
日野自動車21世紀センター内
<開館時間>
入館無料
10時~16時(入館は15時まで)
毎週日曜、第1・第3・第5土曜日、GW、お盆期間、年末年始は休館
※詳しくは日野オートプラザWebサイトで確認のこと
<問合せ先>
Tel:042-637-6600(平日9時~17時受付)
http://www.hino.co.jp/autoplaza/

[取材・写真協力]
日野自動車株式会社
http://www.hino.co.jp/

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日野自動車の観光バス「セレガ」の魅力について
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日野自動車のいままでとこれから

この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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