大型観光バスに乗れる定員数(乗車人数)って何人?
旅行や合宿、送迎などで貸切バスを手配したい!という場合、疑問に思うのが「大型観光バスって何人まで乗れるの?」ということ。
貸切バスをいつも手配しているベテラン幹事さんや旅行会社の方なら、だいたいの乗車人数の想像がつきますが、初めてという場合はわかりませんよね。
大型観光バスは、正座席が45人まで、補助席込だと53~55人まで乗れるタイプがスタンダード。
貸切観光バスの中では最も乗車人数が多いので、バス料金を頭割りすると、1人当たりの金額はマイクロバスよりも安くなることも多いんですよ!
気になるバス料金は、webから無料見積もり依頼をしてくださいね。
ただし、こちらはあくまでも乗車人数の一例。サイトには貸切バス乗車人数の目安を紹介していますが、本当のところ、何人乗りのバスが借りられるの!?
ということで、貸切バスの達人編集部Iが、目安の根拠として調べてみました!第1回目は大型観光バスの乗車定員数についてです。
大型観光バスの平均的な座席数は45席がスタンダード
「貸切バスの達人」に参加しているバス会社さんが所有するバスのタイプ、正座席数、補助席数、乗車可能人数を集計。
その結果、大型観光バスの場合、最も多いパターンは正座席45人というタイプでした。
正座席とは、補助席を利用せずに乗れる座席のこと。
2座席が10並んだ列が2つで40座席、プラス、一番後ろに5座席というのがよくあるパターン。
もちろんバス会社により、いろんな仕様があるので、この限りではないとは思いますが、調査した限りではこの並びが多いようです。
それでは、補助席を含めたトータルの乗車可能人数はというと・・・
53人まで可能なのが37%
60人まで可能なのが12%
55人まで可能なのが10%
という結果に。
もう少し細かく内訳をみてみると、正座席45人+補助席8人の「53人まで乗車可能」な大型観光バスが最も多く、全体の約98%です。それ以外は正座席49+補助席6というタイプと、正座席53+補助席なしというタイプでした。
ちなみに補助席ですが、あくまでも「補助」的についている座席。長距離移動には向きません。まして、早朝・夜行運行で補助席は無理・・・・。
補助席は短時間・短距離の移動の場合に利用するという前提で考えましょう!
1つのバス会社でも、53人乗り・60人乗りなど、複数のタイプの大型観光バスを持っています。
お客様に合ったバスを用意するので、見積りや予約時には乗車人数を必ず伝えるようにしましょうね!
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60人乗れる大型観光バスは大変希少
事務局によくある「60人乗れる大型観光バスを借りたい!」という問い合わせ。
実はこの座席レイアウトというのは全体から見ると、台数が少ないタイプ。その内訳は正座席数49(2座席が座席を挟んで2列×11列)+補助席11というパターンでした。
さらに60人乗車可能のバスの登録が多いところを47都道府県別に調査してみました!
最も多かったのが北海道で全体の約11%、2番目が大阪で約9%、3番目が神奈川で約7%です。
逆に1台も登録がない都道府県はというと、秋田、奈良、鳥取。残念ながら「貸切バスの達人」ではこちらの県からの出発希望の場合、60人乗りのバスは手配できません・・・。
次に所有台数が多い55人乗車可能のバスですが、こちらは正座席45+補助席10のパターンが最も多く全体の約95%。
53人乗りにせよ55人乗りにせよ、補助席を利用しないのであれば、大型観光バスは45人乗れるバスといってもいいのではないでしょうか。
ついでにちょっと珍しい座席数の大型観光バスとは?
「貸切バスの達人」に登録している大型観光バスで、最も少ない人数は補助席なしの22人!
茨城のバス会社さんが所有しているもので、ビールサーバーや酎ハイサーバーがついた、超豪華なバス。
なんて贅沢なんでしょう・・・(ため息)。
座席数が少ないほど、ゆったり足を延ばして座れるので、疲れずに移動できますね♪
大型観光バスの定員(乗車員数)まとめ
- 大型バスの定員は、【正座席45席】が主流
- 正座席45席+補助席8席の、【53人定員】の大型バスが多い
- 最も定員数の多いタイプは【60人乗り】だが、台数が少ない
今回調査してわかったのは、大型バスの定員は実にいろいろなバリエーションがあるということ。一言で大型の観光バスといっても、座席の数、補助席の数は10台十色。
必ずしも手配できるとは限りませんが、60人乗りや豪華仕様のバスなど珍しい大型バスもあるということを覚えておいてくださいね。
【大型観光バスについて】
サイズ(大きさ) | 全長10~12m、車幅2.5m、高さ3.8m以内 ※12m・車幅2.5mよりも大きな超大型バス(連節バスなど)は国土交通省の許認可が必要なので、貸切バスでの利用は不可。 |
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車高 | ハイデッカー(中2階)3.2~3.5m/スーパーハイデッカー 3.6~3.8m ※2階建てバス(ダブルデッカー)の三菱ふそう「エアロキング(製造終了)」、スカニアジャパン「アストロメガ」は国内基準に合わせて3.8m |
観光バスの車種(メーカー) | 三菱ふそう「エアロクィーン(スーパーハイデッカー)」「エアロエース(ハイデッカー)」、日野自動車「セレガ」、いすゞ自動車「ガーラ」、ヒュンダイ自動車「ユニバース」、スカニアジャパン「アストロメガ(ダブルデッカー)」 |
運転手なしでのレンタル | 不可 |
料金の目安 | 東京発平日日帰り旅行(バスの利用8時間・250㎞移動を想定)で116,380円(税込)~ 【料金目安について】 |
利用人数(定員数)の目安 | ~45人(補助席使用なら~53人) |
有料道路区分 | 特大車 |
トランクルーム(荷物量) | 貫通式で2~3スパンあり(各バス会社の仕様によって異なる) 大型観光バスに乗せられる荷物はどのぐらい? |
設備(一例) | カラオケ、冷蔵庫、湯沸かし器、TVモニター、DVD、ラジオ、マイク ※一例です。メーカーやバス会社により異なります。 |
※バス料金は2023年8月25日に国土交通省から発表された「新公示運賃額」に基づいた最低基準料金です。正確な料金はバス会社に見積りを取らない限りわかりません。
※バス料金には安全運行のための点検時間2時間分を含めて計算。ただし、バス会社から乗降場所までの回送代は含みません。
【参考資料】
ちなみに「貸切バスの達人」に登録のあるバス会社が所有するバスタイプの内訳を調査したところ、大型観光バスが約35%といちばん多かったです!
多くのバス会社が所有している、大型観光バスは比較的借りやすい、ということがわかりますね!
バス会社によって料金も違うので、気になったら見積もりを取ってみましょう!
この後引き続き、中型観光バス、小型観光バス、小型マイクロバスの定員数について調査結果をお知らせしますよ!こうご期待!!
■写真提供
三菱ふそうトラック・バス株式会社
http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/
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