京阪バスで帰ります

酷暑の大阪を逃れ、路線バスで行く「プチ避暑」

連日35℃超えが続く関西、溶けます・・・

こんにちは、熟年ライターのKです。

今年の夏はNASAが予言した通りのすごい暑さで参りますね(^_^;)
そこで、関西の郊外に住む私の近所で、路線バスですぐ行けるプチ避暑地に行ってきましたので、そのもようをレポートします。

連日35度超えが続く関西。
どこか涼しいところに脱出したい!でもメンドくさい…と思っていたのですが、ふと思い出しました。
近郊に交野山という山があり、その麓に「源氏の滝」という滝があったことに。
最近行ったことはないんですが、確か車では行きにくいところだったはず。

こんな時は早速検索検索!
いや〜すぐ出てきましたね〜源氏の滝!しかもなんと!
多少歩くのを覚悟すれば、ウチから路線バス一本でスグ行けるではないですか。コレは行かない手はない!

早速ある土曜日、いざ決行!早起きして徒歩10分。
京阪バス「香里ケ丘」バス停から9番A系統の「津田駅」行きバスに乗っていざ目的地へ。
車内はガラ空きで途中から貸切状態に。

朝はまだ涼しいし、混雑してないし、気分上々で目的のバス停に向かいます。

織姫を祀った機物神社は七夕まつりで有名

機物神社

バスに乗ること約20分で、目的地に近い「倉治」バス停で下車。
運賃は230円であとは歩くのみです。
バス停からスグのところにあるのが「機物(はたもの)神社」。
帰化人ゆかりの神社で七夕伝説で知られた歴史ある神社です。

御祭神は天棚機比売大神(あまのたちばなひめおおかみ)、すなわち織姫だとのことで、もともとは帰化人の養蚕や機織りを伝えた集団の神様だったのが後世七夕伝説と結び付けられて現在に至っているようです。
7月の七夕の頃には盛大がお祭りが行われ、地元では大変有名です。
立派な社殿に参拝したのち、いよいよ源氏の滝を目指します。

涼しい光景が広がる小川が見えてきた!

大阪近辺は山に囲まれているため、いつもどこかに山を見ることができます。
住宅や畑が点在するゆるやかな坂道を、交野山を望みながらゆるゆると歩いていくと…

沢蟹が遊ぶ小川が出現

15分ほどで、涼しい渓谷(といっても大したことはありませんが)に突入!もはや別世界です。
小川が流れ、近所の方が子供連れで沢ガニを探して水辺で遊んでいました。
そのほかはハイキングに来たカップルが一組だけで、人がいない!これだけでも涼しさマックスに〜

マイナスイオン充満~源氏の滝へ

さらに渓谷を歩いていくと、到着しました、源氏の滝。
ヤッター!高さ18メートルとそこそこ大きな滝で、涼し気な音とマイナスイオン充満で癒やされます。
ここでも人はおらず、滝のエネルギーを独り占めです〜

源氏の滝

ところで、源氏の滝の由来ですが、その昔交野の里に住んでいた「源氏姫」にまつわる悲しい伝説がもとだそうです。
源氏姫がこの滝壺に身を投げたという話が伝わっており、滝のそばにある「夜泣き石」という石が夜になると泣くという言い伝えがあるそうな…心霊スポットとしても知られているようです(-_-;)
夜は行きたくないですね。個人的な趣味としては。

また、江戸時代頃は修験道の場でもあったそうで、修験者たちが滝に打たれて身を清めていたそうです。
その名残でしょうか、不動明王像が岩の上におられました。

しばらく滝の冷気(霊気?)を満喫した私ですが、ふと滝のよこをみると岩の階段があるではないですか。
ここまで比較的楽に歩いてきた上エネルギーを充填したので、さらに上を目指そう!という気分が盛り上がってきました。

そこで意を決して、その急な石段を上がっていくと…上には不動明王のお堂があり、さらに道は上へと続いて行きます。

そこからは、完全に山道となり、もはや立派な登山です。
木々の中をひたすら登っていくと、またも渓流に出会い、小さな滝が出現〜涼しいです。
気が付くとかなり上に登って来たようで麓の風景が少し開けてきました。

気が付いたら登山に!?

道はますます険しくなり、避暑に来たはずが、登山するつもりじゃなかったのに…と後悔し始めた矢先、突然目の前に舗装道路が出現!
なんと山にはゴルフ場があり、そこへ行く道に出たのです。軽く脱力(^_^;)

舗装道路をしばらく歩くと、地元交野市が整備している「いきものふれあいの里」に行き着きました。
山の中に遊歩道や観察施設があり、自然観察ができるエリアとして整備されています。
トイレもあり、休憩するにはうってつけの場所です。ここでホット一息できました。
ここまでで気がついたら1時間以上登ってきたことに。
結構な上りでしたが比較的涼しかったのでいい運動になりました(^^)

そこには、源氏の滝の源流、白旗池という池もあり、静かな雰囲気の中でしばし休憩。
登山の方もちらほらお見かけしました。熟年の方が多かったです。

白旗池
源氏の滝の源流「白旗池」

さて、このまま上に登り続けるのも限界〜と、山を下ることに。
登ってきた道を下るのはちょっと…と思っていたら、いきものふれあいの里の案内看板を発見。
別の谷を下る「さわがにの道」を下ることにしました。

この道はオススメです。
人はほとんど見かけず、途中から目にも涼しい渓流が出現。
水も冷たく、本当に沢ガニがいるような雰囲気です。登ってきた苦労が報われました。

滝も何本かありましたよ!源氏の滝ほどではありませんが、涼味120%。楽しく下ることができました。

下界はやはり、関西の夏・・・

道の終点近くに現れた「紅葉の滝」。
ここを過ぎるともう麓の道です。降りてきたのは源氏の滝の東側のゴルフ場入り口。

外界はやはり暑い…

紅葉の滝

さて、帰りますか! 随分歩いた感じでしたが、まだお昼にもなっていません。

そこで、ちょっと寄り道。近くに「神宮寺」というエリアがあり、昔からブドウ栽培がさかんです。
市場には出回りませんがぶどう狩り園やぼどうの直売所が軒を連ねています。

さすがにぶどう狩りするまでの時間も余裕もないので、ちょっと様子をみて見ようと立ち寄ってみると…暑さ最高潮にもかかわらず、ぶどう園に続々と来てます来てます!
貸し切りバスで来てる団体さんもあり。極めてローカルなエリアも大賑わい。

そんな光景を横目に見ながら、帰りも路線バスで。230円で帰ります。

わずか半日でプチ避暑を満喫した私でした。みなさんも身近で探してみませんか、意外と近くにあるかも、です。

京阪バスで帰りますー

■機物神社
http://hatamono.web.fc2.com/
大阪府交野市倉治1丁目1-7
Tel:072-891-4418(社務所)
※駐車場はありません。

■いきものふれあいの里
大阪府交野市大字倉治2935番1地内
TEL:072-893-6520(いきものふれあいセンター)
※駐車場はありません。

<最寄りの観光バス駐車場情報>
◆ほしだ園地(大阪府交野市星田(大字)5019−1)
http://osaka-midori.jp/mori/hoshida/access.html
大型バス(要予約)1時間毎600円
但し、大型車は、4・5・10・11月の土・日曜日、祝日は駐車できません。

■神宮寺のぶどう狩り
ぶどう案内所
大阪府交野市寺4-1729-38
神宮寺ぶどう狩り組合(期間中)
Tel:072-891-8425
※30名以上の団体は要予約、バス駐車場についても要問合せ
【開催期間】7月15日頃~8月10日頃 9時~16時
【料金】2時間食べ放題
中学生以上950円、小学生750円、3歳以上は550円

※料金やサービス等は2016年当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

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