貸切バスで旅行する時は、旅行保険に入るべき?
初めての貸切バスを使っての旅行。単純な行き帰りだけの送迎や、1日バスを貸し切って観光などなど…いろいろな目的で使いますよね!
貸切バスの達人事務局によくあるお問合せとして
「保険には入ったほうがいいの?」
「貸切バスの保険ってどうなっているの?」
というのがあります。
結論から言うと、貸切バスの国内旅行でも、旅行保険にも加入することをおすすめします!
どうして旅行保険に入ったほうがいいの?
貸切バスを使って国内旅行をした場合、「バスに乗車している間」の補償はありますが、「バスを降りている間」の補償はないのです。
観光地で転んでしまって怪我をして、旅行後に通院や手術が必要という場合にも、旅行保険に入っていないと補償されません。かなり不安ですよね…。
掛け金は数百円程度のところが多いので、もしもの事態を考えると入っておく方が安心できます。
2016年1月に起きた軽井沢のスキーバス事故から、貸切バスの利用者は安全への不安が以前よりも大きくなっています。バス旅行に参加する方ならみんな気になる、貸切バスの保険について詳しくご紹介します!
貸切バス旅行での保険のしくみ
貸切バスの保険は、大きく2つに分けられます。1つは、バス会社側で加入している保険(=バスに乗車している間)。
そしてもう1つは、乗客自身で加入する旅行保険(=バスを降りている間)です。
1. バス料金に含まれる、バス会社が加入している保険
交通事故や社内事故により乗客や事故相手への賠償、車両の損壊などに備える保険は、バス会社があらかじめ加入しています。
つまり、バスに乗っている間に起こってしまった事故に対しては補償されています。(※自動車保険は任意ですが、貸切バスの達人で予約できるバス会社はすべて加入済みです。)
こちらは、貸切バスを借りる際の料金内に保険料も含まれていますので、追加で加入料金がかかることはありません!
補償内容は、バス会社によって異なりますが一般的に下記のような内容になります。(一例)
- 対人・対物保険は無制限
- 乗客の過失による社内事故にはは適応外(シートベルトをしない、ステップを踏み外すなど)
- 自然災害などの事故には適応外
- 他の車に追突されたなどこちらには過失がなく、なおかつ追突した側が無保険の場合は適応外
※2013年12月より貸切バス事業者が締結すべき保険の限度額が、対人の場合は無制限と定められました。
補償内容の詳細は、各運行バス会社にお問い合わせください。
2. バスの乗客が任意で加入する旅行保険
観光をしている間、つまり乗客がバスから降りている間に起きた事故に関しては、バス会社加入の保険は補償外になってしまいます。
例えば、バスを降りて観光地巡りをしている間に交通事故にあってしまった場合や、ほかの観光客に怪我をさせてしまったなど、他人への賠償責任の補償は含まれません。
のため、別途「旅行損害保険」に加入する必要があります(任意)。保証金額により、掛け金100円~400円の3プランぐらいあるようです。
旅行保険の補償内容一例をご紹介します。
- 障害死亡:1,000万円~
- 入院日額:4,000円~
- 手術:24,000円~
- 通院日額:2,500円~
貸切バスを利用した国内旅行保険はどうやってどこで加入する?
通常、旅行会社が主催しているバスツアーでは、参加申し込みをすると、自動的に旅行会社から加入の有無をきかれてますよね。
でもバスだけ借りてツアーに出かけるときは、自分たちで保険会社に申し込む必要があります。以下、代表的な保険会社の問合せ先をご紹介しましょう。
予約したバス会社が代理店として、旅行保険を取り扱っている場合もあります。予約の際にたずねてみるのもありですね。
コロナ禍で旅行を中止した場合にキャンセル料を補償してくれる保険もある?
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、泣く泣く旅行を中止した、延期したという声をよく聞きます。最近では、旅行のキャンセル料を補償してくれる保険を発売。
損保ジャパンの100%子会社である「MYSURANCE」や「AWPチケットガード少額短期保険株式会社」などで取り扱いがあります。だだ、こちらの保険はあくまでも宿泊や移動手段などを含めた旅行会社のパッケージツアーやオリジナルプラン(企画旅行)が対象。
貸切バスのレンタルをバス会社に直接依頼した場合のキャンセル料は補償の対象外ですのでご注意を。
結局どうする?迷ったら旅行保険に加入しておくのがベター
バス会社が加入している任意保険の補償内容も様々です。せっかくの旅行を台無しにしないためにも、万が一の事態に備えて、旅行者自身で旅行保険に加入をすることをおすすめします!
安全への対策を万全にして、貸切バス旅行をかしこく、安心して楽しみましょう♪
バス会社の比較がポイント!