貸切バスのキャンセル料はいつから?いくらぐらいかかる?
結婚式や試合送迎、合宿送迎でバスを借りたい。バス旅行や社員研修など貸切バスを利用したい。
そんな時に気になるのはキャンセルになった場合の費用ですよね。いつぐらいから、いくらぐらいかかるのも気になります。
コロナ禍では、見通しが立たないこともあり、バス会社側でキャンセル料をとらないという対応をしてくれた場合もあったようです。しかしながら、2023年5月から新型コロナウイルス感染症は5類に移行。
「ウィズコロナ」へ方針転換し、行動制限も解除され、海外からのお客様も戻ってきました。今後は通常通り、キャンセルした場合は、キャンセル料は支払うという流れになっています。
今回は送迎用に貸切バスを借りた場合のキャンセル料や、旅行キャンセル保険適用について詳しく解説していきます。
旅行や送迎用に貸切バスを借りた場合の、一般的なキャンセル料(キャンセルポリシー)について
貸切バスの運行契約について定めた法律「貸切バス運送約款第15条」では、以下のように定めています。
キャンセル料が発生するタイミング | キャンセル料 |
利用日の14日~8日前まで | 貸切バス料金の20% |
利用日の7日~24時間前まで | 貸切バス料金の30% |
利用日の前日 | 貸切バス料金の50% |
当日 | 100%相当額 |
つまり、貸切バス利用日の2週間前からキャンセル料がかかり始まるということになります。キャンセル料が発生するタイミングや料金は、一般的なパッケージツアー(国内旅行)などで定められているキャンセル料とほぼ同じ(旅行会社やツアー内容により異なります)。
送迎用に貸切バスを借りる場合、原則的に全額“前払い”が基本です。キャンセル料がかかり始めるタイミングでキャンセルした場合は、その分を差し引いて返却されるということになります。
貸切バスの見積りを取った後、予約はいつしたらいい?
実は今、貸切バスを利用するお客様が急増しています。海外からの旅行客が戻ってきた影響もあり、運転手付きでバスを借りたい、空港送迎をお願いしたいなどの依頼が増えています。
また、家族旅行や社員旅行など、貸切バスを利用してお出かけするグループも。この影響で、見積りを取り、予約しようと思ったら「満車です」といわれたというお客様からの問合せが多くなっています。
どうしてもバスの利用が必要な場合は、すぐにでも予約してしまうことをおすすめします。
貸切バスの予約は支払い完了をもってとなりますのでご注意ください。キャンセルした場合は、キャンセル料がかかり始まる前であれば全額返金されます。
貸切バスの見積りと予約注意点
貸切バスの見積りを依頼した時に「空き」があっても、「満車」と回答される可能性があります。バスの空き状況は常に変化しており、早い者勝ちでどんどん予約が入ってしまうからです。
また、貸切バスの見積りを取り寄せしただけでは「予約」ではありません。必ず、バス会社に直接連絡して「予約したい」旨をお伝えください。
バス料金の支払いを持って「予約完了」となります。
キャンセル料は一般的に、利用日の2週間前からかかり始まるので、なるべく早く予約してしまうことをおススメします。
合宿や結婚式など、利用日が半年先、1年先ということもあるかと思います。見積りだけ取り寄せて金額だけ先に知りたいということもあるでしょう。
この場合、バス会社から「見積りの有効期限」が提示されるかと思います。それを過ぎてしまった場合は、見積りを出してくれたバス会社に直接連絡し、料金が変更になるかを必ず確認しましょう。
バス料金は利用者が多い場合、季節要因などで料金が変わる場合があるので要注意です。
旅行のキャンセル保険は貸切バスの場合適用されない!?
最近注目を集めている旅行のキャンセル料を補償してくれる「旅行キャンセル費用補償保険」。突然のケガや病気、旅行当日の交通機関運休・遅延などによるキャンセルで、キャンセル費用が戻ってくるというものです。
旅行キャンセル保険を取り扱っているいくつかのサイトを確認してみましたが、貸切バスのキャンセルに対応している商品は見つかりませんでした。
旅行キャンセル保険で補償されている主なものは原則的に以下の通りです。
- 旅行会社が取り扱っている国内旅行ツアー(クルーズは除く、企画旅行)
- 旅行会社が取り扱っている日帰りツアー
- 団体旅行や修学旅行などオーダーメイド旅行
また、保険会社によっては国内航空チケット、宿泊のみでも補償が受けられる場合や、イベントキャンセルを補償するケースもありました。しかし、基本的には宿泊や移動手段、観光などを含めた“旅行(ツアー)商品”が対象です。
残念ながら貸切バスだけの利用(結婚式送迎や試合送迎などの移動手段)は、保険の対象外ということになります。
貸切バスのキャンセル料についてまとめ
貸切バスは旅行や移動手段にとても便利。人数がまとまるならぜひ運転手付きでレンタルしましょう。
キャンセル料がかかり始まる前であれば、バス料金は戻ってきますので、利用が決まったらできるだけ早めに予約するのがコツです。特に貸切バスの需要が多い夏休みなどの合宿シーズン、春休みやGW、秋の行楽シーズン(連休など)は奪い合い必須!
見積りを取り、利用が決まったらすぐにでもバスを抑えてしまうのがおすすめですよ。
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