レンタカー不足が深刻な沖縄!定期観光バスを利用する裏技や貸切バス手配のポイントをご紹介

実は沖縄、2022年現在深刻なレンタカー不足に悩まされています。コロナ禍で観光客が激減したため、各レンタカー会社が保有台数を約1/3まで減らしたことが響いているようです。

その後、行動制限のない夏休みが3年ぶりに始まり、利用する人に対し、レンタカーの台数が圧倒的に足りないという現象が起きてしまいました。しかもレンタル料金が高騰!

どうやってリゾートまで移動する?沖縄観光を楽しむにはどうしたいいの?という声が続出する中、新しいサービスが生まれています。それが、人気観光地をお得な料金で周遊する観光周遊バス「リッカリッカバス」

今回は、「リッカリッカバス」を運行するプラチナキャビンに取材し、現地の様子をレポートしたいと思います。

車なしでも楽しめる沖縄観光「リッカリッカバス」の特徴とは?

古宇利オーシャンタワー(画像提供:プラチナキャビン)
古宇利島オーシャンタワー(画像提供:プラチナキャビン)

人気観光地やリゾートが集まる中部~北部エリアをカバーした定期観光バス「リッカリッカバス」は、2022年7月20日(水)~9月までの期間限定で運行されます。「リッカリッカ」とは沖縄の方言で「さあ行こう!」という意味。

スタート時は1日1便でしたが、8月10日からは沖縄空港10時発と11時発の2便に増便となり、ますます利用しやすくなりました。

「リッカリッカバス」は旅行サービス「KKday Japan」と「アクティビティジャパン」の共同プロジェクトで、バスの運行はプラチナキャビンが協力しています。

以下、便利なポイントです。

  • 那覇の玄関口である空港、市内とリゾートエリアである北部を結ぶゴールデンルートを結んでいる
  • バスが停車する10スポットのどこでも自由に乗降できるので、1便目を利用して北部に行き、2便目を利用して市内に戻ることも可能
  • 人気施設の入場料が含まれる3プランあり、料金が4,000~7,000円とともかく安い!

自分たちでレンタカーを運転する場合、ドライバーはお酒が飲めませんが、バスなら自由に飲めます。疲れて寝たい時も遠慮せずにくつろげるのがポイント。

人数がまとまれば貸切バスチャーターが便利ですが、グループごとに分かれて行動したい場合はありがたいですね。

沖縄観光周遊バス「リッカリッカバス」の乗り心地をチェック!

「リッカリッカバス」はいすゞ自動車の大型観光バスを使用
いすゞ自動車の大型観光バス「ガーラ」を使用

「リッカリッカバス」は、路線バスとは違い、大型の観光バスを使用しています。

リッカリッカバスの車内
リッカリッカバスの車内

なので、車内もご覧の通りゆったり!長距離移動しても疲れないのは嬉しいポイントです。

しかも、普通の乗用車に比べて、高い目線から景色を眺められるので開放感があるのも魅力的。運転はプロに任せて、沖縄観光を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。

沖縄周遊観光が楽しめる「リッカリッカバス」、立ち寄り先は10スポット

オキナワハナサキマルシェ(画像提供:プラチナキャビン)
オキナワ ハナサキマルシェ(画像提供:プラチナキャビン)

実際にリッカリッカバスが立ち寄るルートをご紹介しましょう。

  1. 那覇空港バスターミナル
  2. 県庁前(国際通り入口、県民広場前)
  3. 美浜アメリカンビレッジ
  4. 琉球村(※定休日の水曜は通過)
  5. オキナワ ハナサキマルシェ
  6. 海洋博公園(沖縄美ら海水族館)
  7. 古宇利島オーシャンタワー
  8. ネオパークオキナワ
  9. ナゴパイナップルパーク
  10. 御菓子御殿 名護・DINO 恐竜パーク
  11. 海洋公博公園(沖縄美ら海水族館)
  12. オキナワ ハナサキマルシェ
  13. 美浜アメリカンビレッジ
  14. 県庁前(国際通り入口、県民広場前)

それぞれのスポットや周辺観光、ホテルについての情報など、詳しくは姉妹サイトの「団体旅行ナビ」でご紹介していますので、ぜひ参考になさってください!

車なしで沖縄観光を楽しめる「リッカリッカバス」運行開始、2022年9月頃まで利用可能です

引用元:団体旅行ナビより

観光周遊バス「リッカリッカバス」がどれだけお得か比較してみた!

アクティビティジャパンのプレスリリースに、リッカリッカバスとレンタカー、タクシーを利用した場合の料金比較(一例)が載っていたので、ご紹介しましょう。

リッカリッカバスレンタカータクシー
基本料金7,000円(税込)
(バス料金+
沖縄GoGo3パスセット料金)
平均10,000円※
(1日レンタルの場合)
23,000円※
(1日貸切の場合)
美ら海水族館入場料基本料金に含まれている1,880円1,880円
琉球村入場料基本料金に含まれている1,500円1,500円
DINO恐竜パーク入場料基本料金に含まれている1,000円1,000円
合計7,000円14,380円27,380円
※アクティビティジャパン調べ

「沖縄GoGo3パス」とは、沖縄美ら海水族館と立ち寄りたい観光施設が2つの選べるお得なパス。しかもリッカリッカバスを利用しない日でも使えるという便利さです。

リッカリッカバスが停まるポイント以外にも「体験王国むら咲むら」「ビオスの丘」「おきなわこどもの国」「おきなわワールド」などにも入場可能。引換えてから5日間有効で、途中予定変更しても無駄にせずに使えるのはメリット大ですね。

ちなみに、貸切バスで同じようなルートを周遊した場合の料金目安は以下の通りです。

■貸切バス1日利用(8時間・150㎞)
那覇空港10時出発==美浜アメリカンビレッジ==海洋博公園(沖縄美ら海水族館)==古宇利島オーシャンタワー16時着・16時30分発==御菓子御殿 名護(DINO恐竜パーク)==オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ(仮)18時着・宿泊ーーバスは那覇市内まで回送
※時間はあくまでも目安です。

・大型バス 94,732~137,984円(40名利用で1人当たり2,368~3,450円ぐらい)
・中型バス 81,576~116,292円(25名利用で1人当たり3,263~4,652円ぐらい)
・小型マイクロバス 67,980~99,792円(20名利用で1人当たり3,399~4,990円ぐらい)

※バスの那覇市内までの回送分等を含めて計算しています。
※この他に観光施設入場料、バス駐車場代、高速道路代などの実費が別途かかります。

貸切バスの場合、ルートや滞在時間などが自由自在!人数がまとまるなら断然貸切バスですよ。

▼貸切できる観光バスの種類一覧
貸切送迎バスの種類大型バス中型バス小型バスマイクロバスサロンバス

プラチナキャビンに聞いてみた!【2022年】沖縄の観光事情

沖縄周遊観光「リッカリッカバス」を運行している株式会社プラチナキャビン代表の許田さんにインタビュー。現在の沖縄観光事情やバス会社の現状などについてお伺いしました。

「沖縄のバス会社ももちろん、コロナ禍の影響を受けました。休業したり、減車したりなど工夫し、乗り切ったという状況でしょうか」と許田さん。

倒産自体は少なく、皆さん一生懸命耐え抜いたということだそうです。

しかしその一方でレンタカー会社はずいぶん廃業したり、保有台数を減らしたところが多かったそうです。このことが影響して、現在のレンタカー不足が起きているとのこと。

「半導体部品供給不足などが影響し、新車が手に入らないので増やしようがない。通常なら1日5,000円で借りられるような車が20,000円以上するなど、かなりレンタル料金が高騰しています。

せっかく沖縄旅行を計画したのに、レンタカーの手配ができずに旅行そのものをキャンセルという声も聴きます。

今回の“リッカリッカバス”で皆さんの観光や移動のお役にたてれば」とおっしゃっていました。

「リッカリッカバス」が周遊する沖縄のスポットでイチオシはココ!

許田さんに「リッカリッカバス」が立ち寄るスポット、ここは外せないおすすめのスポットを教えていただきました。以下がベスト3です。

  1. 沖縄美ら海水族館
  2. 美浜アメリカンビレッジ
  3. 古宇利島

この行き先は、プラチナキャビンの貸切バスで沖縄旅行を楽しみたいお客様からのリクエストでも必ず名前があがる観光地です。特に目線の高い大型観光バスで最大の見どころは、古宇利島へ渡る古宇利大橋!

まるで海の上を走るかのような絶景が楽しめますよ!自分でハンドルを握っていたらよそ見できませんが、バスなら存分に満喫できるのが嬉しいですね。

ちなみに、プラチナキャビンの貸切バスツアーでリクエストが多い立ち寄り先は、「琉球村」「万座毛」「むら咲むら」「首里城」「沖縄ワールド」「斎場御嶽」だそうです。

「リッカリッカバス」が立ち寄らない観光地で許田さん、イチオシの観光スポットは「ウミカジテラス」。那覇市のお隣、豊見城市・瀬長島にあります。

瀬長島ウミカジテラス
瀬長島ウミカジテラス

いまではすっかり有名になりましたが、いろいろなグルメが楽しめるとともに、沖縄で氷点下の体験ができる「アイスバー」も!訪れる度に新しい発見があり、何度訪れても飽きません。

那覇空港から車で約10分と市内からもアクセスがいいので、お帰りのミニ観光にもぴったりです。

ちなみに許田さん、イチオシの地元グルメは「JEF(ジェフ) 豊見城店」。沖縄地元ファーストフードで、ここでしか食べることができないゴーヤーバーガーをぜひ食べていってほしいとのこと。

BS朝日の番組、「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」でヒロシさんが「JEF(ジェフ) サンライズ那覇店」で“ぬーやるバーガー”を食べてましたね。

“ぬーやるバーガー”は、 ゴーヤーバーガーに沖縄県民が愛してやまないポークランチョンミートをサンド。沖縄らしさ全開のグルメだそうですよ。

貸切バスやハイヤーの運行も行っているプラチナキャビン、お客様から好評のサービスは?

プラチナキャビンの貸切バス・ハイヤーサービスの特徴
(画像提供:プラチナキャビン)

プラチナキャビンでは「リッカリッカバス」の運行以外にも、貸切バスやハイヤーも手掛けています。プラチナキャビンならではのサービスについてお伺いしてみました。

「当社では貸切バスを利用される団体のお客様に“ウェルカムスイーツ(ちんすこう等の沖縄菓子)”と“さんぴん茶”を提供しており、それが好評です。

安全運行は当然ですが、ドライバーの“おもてなし教育”にも力を入れており、お客様からは『ドライバーさんが親切だった』とのお声をいただいています。

また、ツアーの予約にあたって、ただお見積りを出すのではなく、地元沖縄の女性スタッフがアドバイザーとしてお客様と一緒にオリジナルツアープランを考えていくので、女性視点によるきめ細やかなサービスが有難いということでリピーターさんも多いです」と許田さん。

バス事業免許の他にも「ハイヤー事業の免許」もあるため、10人以下のハイエースによる少人数の旅や、アルファードでの送迎等も行っており、グループ旅行・家族旅行など幅広いニーズに応えられるのも強みとおっしゃっていました。

沖縄で貸切バスを安く手配するコツは?観光にねらい目の時期はオフシーズン

沖縄旅行を計画する際、貸切バスが借りにくい時期があります。それは10月~11月!

「修学旅行のシーズンなので、どのバス会社も空きがなく、値段が高くなる傾向にあるので避けた方が無難ですね」と許田さん。

ゆったり観光を楽しみたいなら、12月~3月のオフシーズンがねらい目だそうです。

「海水浴などは楽しめないですが、定番観光地や世界遺産、パワースポット、ゴルフは引き続き楽しめますし、逆にこの時期にしかできないのが“ホエールウォッチング”です。

クジラは夏の期間は、シベリア海域などの寒い地域で暮らしていますが、この時季になると、出産と子育てのために沖縄近海にやってきます。

夏よりも暑さが和らいで、観光地巡りが快適に楽しめますよ」とのこと。ぜひ、オフシーズンの沖縄旅行も検討してみてはいかがでしょうか。

■取材協力

株式会社プラチナキャビン

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