行って良かった鳥取砂丘

鳥取で聖地巡礼のついでに観光や古代史オタ活も楽しんだ。白兎神社・宇部神社・鳥取砂丘編

映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の大ファンである小娘を連れて鳥取へ。2日目は米子から鳥取まで大移動し、白兎神社・宇部神社を参拝し、鳥取砂丘へ。

いろんなアクシデントはありましたが、行って良かったの旅をご紹介しましょう。

羽田~出雲縁結び空港~松江~米子(境港・むきばんだ遺跡)

出雲縁結び空港着==松江しんじ湖温泉のホテル宿泊==米子駅までバス・電車で移動==レンタカーで境港(水木しげるロード・水木しげる記念館)へ==ランチ==麦木晩田(むきばんだ)遺跡==ホテル着==夕食==宿泊・終了

■米子~鳥取

ホテルチェックアウト==鳥取駅まで電車で移動==白兎神社==道の駅 神話の里 白うさぎランチ==宇部神社==鳥取砂丘==ホテル着==夕食==宿泊・終了

鳥取~出雲

ホテルチェックアウト==鳥取駅から出雲市駅まで観光列車「あめつち」乗車==出雲市駅(着予定だったけどたどり着けなかった)==(出雲大社の予定だったけど行けなかった)==出雲縁結び空港==羽田空港着終了

朝起きたら耳から出血!?急遽、鳥取駅近くの耳鼻科へ

米子駅から鳥取駅へ電車で移動
スーパーまつかぜ車内

朝起きたら、小娘が「耳から血がでてる!」という衝撃の発言。とりあえず鳥取駅まで移動し、駅でレンタカーを借りた後、近くの耳鼻咽喉科を受診することに。

米子駅からJR山陰線・スーパーまつかぜで鳥取まで約1時間ちょっとかけて移動します。

鳥取駅着
鳥取駅

耳鼻咽喉科で診察を受けると「重度の中耳炎w」。とりあえず薬をいただき、帰宅したら近くの病院で詳しい検査を受けることになりました(鼓膜が動いていないほどの重症でした)。

京都でもコロナに罹るなど、今年はついていない小娘です。

鳥取駅から白兎海岸・白兎神社を目指します

白兎神社
白兎神社

皆さんよくご存じの「因幡の白うさぎ」。日本神話「古事記」に登場するお話で、隠岐国から因幡国へ渡るためにワニザメをだました白うさぎが、皮を剥がされ…大国主命に助けられるというあれです。

大黒様と白兎

神話の舞台となったのが白兎海岸・白兎神社だといわれています。

御祭神は「白兎神」、豊玉姫命を合祀している「白兎神社」

白兎神社

白兎神社は白兎海岸に面した小高い砂丘の上にあります。創建ははっきりしないそうですが、古事記にも書かれている古社。

菊座石

本殿を支える土台石には菊の紋章が彫刻されているそうで、神社創建が皇室と何らかの関係があったのではといわれています。

白兎神社の御朱印

兵乱に遭い社殿が焼失した後、慶長年中(1596~1615年)に、鹿野城主・亀井武蔵守茲矩(かめいむさしのかみこれのり)が奇瑞(きずい、吉兆)の夢によって社殿を再興したそうです。

どんな時も水位の増減がないといわれる「御身洗池(みたらしいけ)」と白兎神社樹叢(じゅそう)

白兎神社の参道西側にある樹叢は、日本海岸地方の原始林景を良く残している重要なものとして国天然記念物に指定。海風の直接の影響を受ける北側斜面にクロマツ林、スダジイ・モチノキ林、身洗池周辺にはタブノキ林などが群生しています。

「御身洗池」は、内海池の流出口にあたっていたことから”水門”と呼ばれていたそうで…。古事記の中で、白兎神が傷口を洗われた池、「水門」(みなと)にあたるとか。

御手洗池

この池はどんな干ばつや豪雨の時でも水位の増減がないことから別名「不増不減の池」 とも呼ばれているそうです。

白兎海岸は恋人の聖地、白兎神社は縁結びのパワースポット

白兎海岸は恋人の聖地

傷ついた白兎を助けた大国主命。その恩返しとして、大国主命が後の妃となる八上姫(やがみひめ)との縁を取り持ったことから”縁結びの神”として、神社の御祭神にお祀りされています。

白兎海岸
白兎海岸

白兎海岸は”日本で最初のラブストーリー”として恋愛のパワースポットとして知られているそう。美しい弓なりの白浜が続き、日本の渚百選にも選定されている海岸は、ハマナスの自生南限地帯(日本海側・国の天然記念物に指定)でもあります。

合祀されている豊玉姫命は海神(わたつみ)の娘、山幸彦の妻

海幸彦・山幸彦のお話は御存じでしょうか。漁が得意な海幸彦と猟が得意な山幸彦がある日、道具を交換したところ、弟である山幸彦は釣り針を失くしてしまって…ってやつ。

途方に暮れた山幸彦は塩土老翁(しおつちのおじ)に導かれ、海の神の国(綿津見宮)へ行き、豊玉姫(浦島太郎の乙姫様モデル説)と結婚します。やがて山幸彦は初代天皇・神武天皇の祖父となる~。

豊玉姫が出産するときにその姿を見ないでね、っていったのにのぞいちゃった山幸彦。そしたら、豊玉姫は巨大なサメだったって話です。

ワニザメって「サメ」なの?「ワニ」なの?

古代史オタクなら”ワニ”ときいてピンとくるのは、海の民である日本古代豪族”和邇(ワニ)氏”。つまり、ワニザメとは”和邇氏”のこと??

大国主命は出雲の国譲りで登場し、出雲大社に祀られている人物ですが、その正体は…尾張系の●●天皇!?でもって「古事記」を書いたのは「日本書紀」のウソを暴くため!?
この数年、このテーマをおっかけていたので、なんとも意味深なスポットにきちゃったな。

大国主命と白兎が出会った海岸にて

興味をもたれた方は関裕二先生著「古事記の正体」「消された王権 尾張氏の正体」をぜひに~。

お昼は「道の駅 神話の里 白うさぎ」で海鮮三昧

道の駅 神話の里 白うさぎ

白兎神社と白兎海岸の間にある「道の駅 神話の里 白うさぎ」。本日のお昼はこちらでいただくことにします。

2階にあるレストラン「おさかなダイニングぎりん亭」
2階にあるレストラン「おさかなダイニングぎりん亭」

2階にあるレストラン「おさかなダイニングぎりん亭」からは白兎海岸を一望。200席あるので団体での立ち寄りにもおススメです。

いかといくらのたまごぶっかけ丼
いかといくらのたまごぶっかけ丼

私は人気だという「いかといくらのたまごぶっかけ丼」をいただきます。鳥取の名物はイカなのです。

海鮮丼
海鮮丼

小娘は海の幸をたっぷり使った「海鮮丼」。平日の遅いランチタイムでしたのでゆっくりくつろげました。

すなば珈琲
すなば珈琲をテイクアウト

時間がないので「すなば珈琲」をテイクアウト。これがめちゃめちゃおいしい。私は絶対スタバよりもすなばです。

お土産として「塩らっきょ」を購入したのですがこれが絶品でした。

鳥取のらっきょう

らっきょを敬遠していた小娘でしたがこのらっきょうは「おいしい、おいしい」と絶賛。皆さんもぜひ食べてみてくださいね。

武内宿禰をお祀りする「宇部神社」で蚊に襲われる

宇部神社
宇部神社

因幡国一の宮「宇部神社」は御祭神として武内宿禰命をお祀りしています。長寿、商売繁盛、金運上昇の御利益あり(武内宿禰は五円紙幣などにもなっているからか…)。

先ほどの山幸彦を綿津見宮へ導いた塩土老翁=武内宿禰といわれており、第十二代景行天皇から成務・仲哀・応神・仁徳天皇の5朝に使えたご長寿様(!?)です。

神功皇后とともに住吉大社にお祀りされており、日本海勢力(タニハ)の人で、蘇我氏の祖であると「古事記」には書かれている人物。住吉大社のことは以下の記事を参考にしてください。

若い小学生に群がる蚊…私はそれほどでも

蚊がわんさか

夏は暑すぎて蚊もふ化できなかった様子。ここ最近涼しいので蚊の大群が押し寄せてきますw。校外学習で訪れたらしき小学生の団体が襲われていました。

私はそれほどでも(年取ってるし、持病あるし)なかったのですが、小娘が悲鳴を上げています。虫よけスプレーを持ってくればよかった…と思いつつ境内へ。

厳かな雰囲気で気持ちが引き締まる境内

宇部神社の拝殿

境内中央に社殿があり、凛とした空気に包まれています。こちらの拝殿は武内宿禰命像とともに紙幣に描かれたものです。

鳥取駅前にあった「麒麟獅子」のオブジェ
鳥取駅前にあった「麒麟獅子」のオブジェ

毎年4月21日に行われる例祭では神幸祭が行われ、因幡特有の麒麟獅子舞(県指定無形民俗文化財)が奉納されています。こちらの麒麟獅子は鳥取駅前にオブジェとして飾られていました。

福徳亀

境内にある”縁起物”には必ず触れていく小娘。耳が良くなりますように…。

双履石
双履石

母は武内宿禰は本殿の後、亀金岡と呼ばれるところに双履(ぞうり)を残し、360余歳でお亡くなりになったといわれる場所”双履石”を訊ねます。説明する看板には「当社の原点」と書かれていました。

宇部神社の御朱印

時間的に押してたので宇部神社までで終わろうかと思っていたのですが、せっかく鳥取まで来たんだからやっぱり砂丘は見ておこう…車で約25分なので…と頑張ることにします。

植田正治さんの写真でみた光景がいま目の前に!鳥取砂丘

鳥取砂丘に到着

鳥取ときくとすぐに思い浮かべるのが「砂丘」。長い年月をかけて作りあげられた砂と風による奇跡の造形美として知られています。
広さはなんと東京ドーム約820個分!

面積では青森県の猿ヶ森砂丘が日本最大だそうですが、防衛省・防衛装備庁の下北試験場(弾道試験場)があるため、一般の人は入れません。

鳥取砂丘 馬の背
馬の背

鳥取砂丘でもっとも有名なのが「馬の背」。砂丘入口から直線距離で400mほど先にあります。

そそり立つ馬の背に恐れをなし、向かって右手の小高い丘に一度登り、そこから馬の背に上ろうとしたのですが…。むしろ急登坂になってしまいましたw。

写真だとスケール感が伝わらない

素人写真だとまったくスケール感は伝わりませんが、死ぬまでにぜひ一度見ておきたい風景だと思いました。

Information

水木しげる記念館
開館時間:9時30分~17時(最終入館16時30分)
入館料:一般1,000円、中高生500円、小学生300円
※20名以上で団体割引あり
住所:鳥取県境港市本町5番地
問合せ先:0859-42-2171
団体での利用はこちら≫

水木しげるロードガイドマップはこちら≫

夜は鳥取駅前に泊まり、イタリアンを楽しむ

ESOLA 鳥取駅前店
ESOLA 鳥取駅前店

鳥取駅前でレンタカーを返し、夜は駅前のホテルに宿泊。歩いてすぐのとこにあるイタリア料理店「ESOLA 鳥取駅前店」におじゃましました。

世界各国の60種類以上のワインをセルフスタイルの飲み放題で楽しむことができるのですが、連日飲み続けているので今回は単品でオーダー。泡で乾杯します。

トマトのカプレーゼ

ワインに合う前菜やサラダ、パスタをいただきました。週末ということもあり、予約のお客様でほぼ満席に。早めに切り上げ、明日に供えます。

Information

山陰のお寿司ヒトトセ 境港駅前店
営業時間:11時~21時(L.O20時30分)、不定休
住所:鳥取県境港市大正町215番地 みなとさかい交流館1F
問合せ先:050-3099-5447

鳥取砂丘コナン空港から鳥取砂丘・白兎海岸・倉吉へ、貸切バスなら楽々アクセス!

貸切バスで日帰り旅行

鳥取砂丘観光なら鳥取砂丘コナン空港が便利。「名探偵コナン」を描いた青山剛昌先生のふるさと館は北栄町にあり、空港から車で約1時間でアクセスできます。

鳥取県内の移動は貸切バスが断然便利。カニで有名な兵庫県の香美町(約1時間)や京都の夕日ケ浦温泉(約1時間30分)へも、周遊可能です。

鳥取砂丘コナン空港から倉吉までの1泊2日旅行をモデルコースに仕立て、バス料金目安を計算してみました。

■貸切バス料金目安・1泊2日鳥取周遊旅行(130㎞・14時間利用)

1日目
鳥取砂丘コナン空港着==貸切バスで移動==白兎海岸・白兎神社(道の駅 神話の里 白うさぎでランチ)==青山剛昌ふるさと館==三朝温泉で宿泊(バスはいったん返す)
2日目
ホテルお迎え==倉吉白壁土蔵群==中国庭園 燕趙園(ショーとランチ)=鳥取砂丘==鳥取駅着終了

大型バス:141,834円~
中型バス:120,164円~
小型マイクロバス:104,830円~

※有料道路・高速道路代、バス駐車場代、ランチ代、ツアー参加料などは別途実費となります。

鳥取砂丘コナン空港の貸切バス乗降場所はこちら≫
鳥取県発で貸切バスを利用した場合の料金目安はこちらも参考に≫

▼貸切できる観光バスの種類一覧
貸切送迎バスの種類大型バス中型バス小型バスマイクロバスサロンバス

この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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