1936年コロッセオ横のトロリーバス

バスのある風景をとらえたレトロな写真で、タイムスリップ気分を味わう

こんにちは。ローマ在住のHです。

最近、ローマのテルミ二駅前のバスターミナルで、ローマ市が所有する1910~1960年代の公共交通機関のレトロな写真が、バスターミナルの運転手の詰め所の壁などに掲載されています。

今回は、情緒あふれる数点をご紹介します。

1956年の雪化粧をまとったテルミ二駅のバスターミナル
1956年の雪化粧をまとったテルミ二駅のバスターミナル

まだまだ自家用車は少なくて、人々はバスをよく活用していたそうです。今と違って渋滞もあまりなく、さぞ快適だったことでしょう。

1930年 コロッセオ広場にあるコスタンティヌスの凱旋門前
1930年 コロッセオ広場にあるコスタンティヌスの凱旋門前

現在は車両の進入ができなくなって、バスに乗ったまますぐ近くに行くことはできません。2階建てバスの上から間近にみるとさぞ迫力満点だったことでしょうね。

現在のコンスタンティヌスの凱旋門
現在のコンスタンティヌスの凱旋門

ちょうど上の1930年の写真にある凱旋門の裏側です。いつも観光客でにぎわっています。

ここも現在車両通行はできません。このトロリーバスは電線がないところでは普通のバスとして運行していたようです。

上の写真と同じアングルから撮った現在のコロッセオ
上の写真と同じアングルから撮った現在のコロッセオ

どこを見ても人・人・人。

1924年カンピドリオ
1924年カンピドリオ

面白い形の小型のバスですね。

驚いたことに電気で動く、バッテリー型電動小型バスだったそうです。こんな昔から電動の車両は存在していたのですね。

1930年代までローマで路線バスとして運行していました。

1905年のフラミニオ広場の2階建てバス
1905年のフラミニオ広場の2階建てバス

今から110年以上前の情緒ある2階建てバスで、当時の紳士たちの服装も興味深いですね。この場所も現在、車両乗り入れ禁止になっています。

1966年のヴェネツィア広場
1966年のヴェネツィア広場

車は現在より格段に少なかったとはいえ結構な台数がいて渋滞してます。ここは現在も車両通行可能ですが、許可のある車両しか入れないようにされています。

現在(2017年)のヴェネツィア広場
現在(2017年)のヴェネツィア広場

時間帯によっては、現在の方が交通規制のおかげで、渋滞が避けることができていますが、それでも車の渋滞は避けられないときもあります。

今となっては目にすることもない昔のレトロな路線バスの写真。

バスを待つ間に眺めれば、なんだかタイムスリップしたような感覚が味わえて楽しいですね。

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バス観光マガジン編集部 編集ライター

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