
貸切バスは「いつから」「いつまで」なら予約できる?前日や当日はアリ?
「貸切バスを借りて旅行に行く計画があるけれど、予約はいつぐらいにとればよいですか?」という質問を受けることがあります。また、「いつから(何か月前)」なら予約できるのかも気になりますね。
バスを利用するのが直前になってしまった、という場合、いつ(何日前)までに見積り依頼と予約をする必要があるのか?というと、利用日の4日前までに見積りを取る必要があります。
というのも、どのバス会社でも運転手不足でやりくりが大変。バスが空いていても運転手がいない、というのはよくある話なんです。
どうしてもバスが必要であればすぐに予約してしまうのがおススメ。タッチの差で満車になってしまうことも最近増えているようです。
また、繁忙期(ハイシーズン)は予約が取りずらく、3か月前でも予約が全然とれない、なんてことも。合宿で人気の8月1週目の土日は1年前からバスを予約しているという団体も多いです。
「それでは一体いつぐらいに予約したら確実なの?」という疑問に答えるべく、貸切バスの予約の時期や注意点についてまとめました。
貸切バスの予約はいつごろ(どのくらい前)に取ればいい?
貸切バスの予約のとりやすさは、シーズンによって変わります。
比較的予約数が少ないオフシーズン(閑散期)で平日の場合は1ヶ月前でも予約がとりやすいし、修学旅行や合宿が増える時期、行楽シーズンなどのハイシーズン(繁忙期)は平日でも予約がとれない場合もあります。
まずは貸切バスのハイシーズンはいつなのか?確認しておきましょう!

安く借りるならオフシーズン(閑散期) : 1月・2月・8月お盆以降・12月
気温が低くお出かけがおっくうになる冬場は貸切バス業界では「オフシーズン」。この時期なら1ヶ月くらい前でも予約がとれる場合が多いです。特にお盆時期と年末年始は予約しやすい傾向にあります。
また8月は夏休みシーズンでありつつも、お盆は帰省する方が多く、またそれ以降は新学期の準備などがあるので、合宿やお出かけを控える傾向に。
バス料金も比較的安く設定されているので、できるだけリーズナブルに貸切バス旅行に出かけたい人にはこの時期がねらいめです。お盆休みや年末年始休みに旅行するなら、貸切バスでが便利ですね。
ただし、バスを利用する場所によって状況が異なってきます。
東北や北海道などスキーを楽しめる地方では、スキースノボのツアーバス・学校のスキー教室で冬(1月~3月)は大忙し!札幌の雪まつりなど、都道府県別のイベントに重なるとバスが一気になくなる傾向にあります。
また、沖縄では7月~8月は閑散期(貸切バスを利用する人が少ない)となります。
早めに予約がおススメのセミシーズン : 3月・7月・8月のお盆前まで
卒園・卒業のお別れバスハイクが増える3月。卒業旅行を楽しむ学生たちも多くなります。
7月は下旬頃から夏休みに入るため、部活・大会・合宿送迎などで一気にバスの利用が増加。3か月前から予約しておくのが無難です。
特に土日は早いタイミングで埋まってしまうため、空きがあり見積り金額が予算に合う場合、ともかく予約してしまうこと。バスのキャンセル料は利用日の14日前からかかり始めます。
その前までならかかりませんのでまずは予約がおススメです。
空いてたら即予約がおススメのハイシーズン(繁忙期) :4月・5月・ 6月・9月・10月・11月
春はお花見やお出かけが気持ち良い季節。春のバスツアーによる旅行会社からの借上げも増えてきます。
4月は企業の新人研修送迎、GW明けから修学旅行、遠足など学校行事が増えるので、6月ぐらいまでは平日も含めて繁忙期となります。
また、9月~11月までは秋の行楽シーズン。特に連休は社員旅行、秋のバスツアーで満車続きに。また、修学旅行もこの時期と重なるため、平日でも借りにくいという状況に。
土日祝の連休は真っ先に予約で埋まってしまっていることも。4か月以上前の予約をオススメします。
また結婚式の送迎などをお考えの方は、大安吉日の土日など式が重なる日にちはゲスト送迎に利用する貸切バスの予約も殺到します。式場や式のプランが決まったらすぐに予約しておきましょう!
貸切バス料金も通常期よりも高めに設定するバス会社が増えるので、必ず複数のバス会社から見積りを取り寄せてしっかり比較してから決めましょう。
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≫貸切バス料金の目安
≫賢くバスを借りる
≫貸切ス利用時間についての注意
貸切バスの予約はいつ(何か月前)からとれる?

それでは前もって早い時期に予約をとっておきたい場合、どのくらい前から予約はとれるのでしょうか?高速バスの場合3か月前からの予約が可能となっていますが、貸切バスの場合は利用が決まっているならそれよりも前から予約が可能です。
貸切バスの達人からの見積り依頼をする場合、3か月前~半年ぐらいまでまでは取り寄せ可能。それより前の日程(半年以上前)の場合はご利用可能なバス会社のご紹介もしくは、仮でのお見積もりをご案内させていただきますので、だいたいの相場感をご確認いただけます。
ちなみに利用日が先でも、バスの予約をした場合、事前振込をお願いする可能性もございますのでご準備ください。お支払が難しい場合、バスの予約自体が無効となることもありますのでご注意ください。
貸切バスの予約はいつからいつぐらい(何日前)まで取れる?利用日の前日でも予約できる?
貸切バスの達人では、ご利用日から4日前までにお見積りのお取り寄せが可能です。数か月前までは満車で諦めていたという場合でも、直近でキャンセルが出て借りられるという可能性もあります。
この場合、空きが確認できたら即予約してくださいね。
申し訳ないのですが、貸切バスの達人ではご利用日の3日前~前日のご依頼は承れません。直近の運行だと、ドライバーさんの手配ができないというのがその理由。
「どうしても明日や明後日バスが必要!!」

という切羽詰まった状態のときは…。出発場所に近いバス会社さん、1社1社にアタックするしかありません。
バス会社の調べ方は「(出発地の都道府県名)バス協会(例:東京バス協会など)」で検索すると、事業者一覧と住所、電話番号が掲載されているのでできるだけ出発場所の住所に近いバス会社からアタックしていきましょう。
予約がとれるかどうかは神のみぞ知る…?
時々、「当日の朝申し込んで、夜に出発はできないの?」という質問を受けることもありますが、貸切バスは運行に合わせてドライバーの休日なども考慮しシフトを組み、ドライバーを確保しています。
ぎりぎりでの運転手の手配は難しいため、当日や前日の昼以降のお申込みはできませんのでご注意ください。
また、1泊2日以上遠距離の旅行や、夜出発のプラン(夜行)を考えていらっしゃる場合、運転手の交替が必要なため2名以上の運転手を手配しなければいけないケースもあります。
1泊2日以上や夜出発のプランをお考えの場合は、前日の午前中では運転手の手配が間に合わない場合もありますので、お早めにご相談ください!
直前に申し込んだ場合の貸切バスのキャンセルについて
見積り依頼のみの場合は手数料もキャンセル料も発生いたしません。
ただし、バスの予約(契約)後は利用日から数えて2週間前からキャンセル料がかかります。(貸切バス運送約款第15条)
- 14日~8日前:20%
- 7日~24時間前:30%
- 前日:50%
- 当日:100%
キャンセル規定は、予約をしたバス会社によって異なる場合がありますので、詳しくは各バス会社にご確認くださいね。
貸切バスを予約したい場合、みんないつぐらいから準備を始めてる?
貸切バスの達人は1回の問合せで簡単に相見積もりが取れる便利サイト。実施に貸切バスを利用したい幹事さんたちはいつぐらいから準備を初めているのでしょうか。
また、何曜日にバスの利用が多いのか、どんなバスタイプが人気なのかについても探ってみました。
みんな、何日(何ヶ月)前くらい前から貸切バスの見積りをとっているの?
それでは平均するとみなさんどのくらい前に貸切バスを借りるための準備を始めているのでしょうか。貸切バスの達人から見積り依頼されたお客様、2024年のデータ1年分をもとに予約(見積り依頼)の多い時期をまとめてみました。

集計結果を見ると1番予約(見積り依頼)が多いのは1ヶ月~2ヶ月以内で全体の約3割。
やはり貸切バスは大人数で使うものなので、メンバーの都合を合わせるためにも2ヶ月前くらいからプランを立てる方が多いようです。
2ヶ月前に予約依頼を頂ければ、スムーズに予約はとれるとは思いますが、ピークシーズンの土日などは話は別。2ヶ月前から動いても予約がとれないこともあるので、利用日が決まったらすぐの予約をおすすめします。
次に見積り依頼が多いのは、2カ月~3ヶ月以内で約2割でした。
3番目に予約が多いのは1ヶ月以内で約1.5割。
ハイシーズンをはずした平日などは、比較的貸切バスをお使いになる間際でも予約が可能です。
3ヶ月くらい利用日まで余裕を持っておけば、行程の変更や人数変更など予約後も予定を調整することができるのでオススメです。
みんな、何曜日に貸切バスを使いたい?
次に、貸切バスの予約があった利用日を曜日別に見てみます。中でも土曜日の利用が約3割と最も多くなっていました。

月~木までの4日間と週末金土日の3日間を比べてみると、週末だけで約6割と、やはり圧倒的に多いことがわかります。とはいえ、月~木までもまんべなく利用されているので、平日だからと油断は禁物。
特に修学旅行や学校での利用、インバウンド客が多い時期は平日から予約が埋まってしまう可能性もあります。
貸切バスを使いたい日や行先や人数などが決まったら、まずは早めに貸切バスの達人からお問合せいただくことをおすすめします。
みんな、どんなサイズ(大きさ)のバスを利用したい?
ちなみに、バスの車種別に予約の取りやすさ、取りにくさはあるのでしょうか?
貸切バスの達人から予約を取ることのできる、全国のバス会社さんの車種別保有率を調べてみました。

大型バスが35%と、一番多いことがわかりますね。次いで中型バス、小型マイクロバス。小型バスは製造終了して20年以上が経過している(排ガス規制もクリアしていない)ため、少なくなっています。
小型バスもミニバス(コミューター)も所有しているバス会社は少なく、借りるのはなかなか難しいので、マイクロバスで申し込みをすることをオススメします!
ちなみにお客様から実際に「借りたい」と依頼のあったバスタイプを調べてみると…。

小型マイクロバスが最も多く、次いで大型バス、中型バスの順となりました。
小型マイクロバスは短時間の送迎利用などで大変人気の車種。貸切バス料金も抑えられ、個人でも気軽に借りることができるので合宿・研修送迎などで大人気です。
ただし、短時間だけだからと言って直近の申込は危険です…!利用日が決まったらまずは見積り&予約ですよ。
小型マイクロバスが満車で借りられない場合は、中型バスを検討してみるのもあり。観光バスタイプなのでゆったり移動でき、荷物を載せるスペースもあるのでおススメです。
貸切バス(送迎バス)の予約の流れ

- 利用日の4日前までに、無料見積り依頼(Webからメール)
- 1~3日程度で、バス会社から見積もりが届きます
- 料金を見比べて、気に入ったバス会社に予約依頼
- バス料金のお支払(=契約)
- 利用日当日!
貸切バスのピークシーズンの場合、バス会社からの見積もり返答が遅くなる場合もございます。
見積りが届かない!という場合は貸切バスの達人事務局からバス会社へ連絡をいたしますので、お気軽にメールでお問い合わせください(見積り受付メールや見積りは届きましたかメールにそのまま返信でOK)。
バス料金のお支払は基本的に事前振込ですが、各会社によって対応が異なります。ご予約時に、支払方法と期日の確認をしておきましょう!
≫バス会社に直接貸切バスを予約する場合について
≫貸切バス予約後のやることリスト!人数や行き先変更は可能?
貸切バス(送迎バス)の予約時期まとめ

- 貸切バス(送迎バス)の見積り依頼は利用日の4日前までに!
- 3日前~前日はバス会社1社1社に直接アタック
- ハイシーズン(4月・5月・ 6月・9月・10月・11月)はバスの空きと料金を確認したら即予約
- オフシーズン(1月・2月・8月お盆以降・12月)は比較的借りやすいので、1週間前でも空いている可能性あり!
- 「見積り依頼→予約依頼→支払(契約)→運行」という流れでバスを借りる
- 直前の予約でも、原則バス料金は前払い。支払いがないとバスの予約はできない
- 貸切バスユーザーは、2~3か月前には見積もり依頼と予約申し込みをしている
- 人気の曜日は金土日の週末だが、平日も満遍なく利用されているので油断禁物
- 人気のバスタイプは小型マイクロバス>大型バス>中型バスの順
- バスの予約は早い者勝ち。利用日が決まったらすぐに見積もり依頼をし、空いていたら即予約するのが賢い方法(キャンセル料がかかる時期を要確認)
貸切バスの達人では利用目的や用途、乗車人数、バスの大きさ(大型バス・中型バス・小型マイクロバス)に合わせた貸切バス(送迎バス)をご紹介させていただきます。
まずは無料お見積りフォームからお申込みくださいね!
貸切バスで知っておきたい豆知識
≫貸切バスで急な行き先変更はできる?前もって、旅行プランを決めておく理由
≫貸切バスは1日何時間まで運転してもよい?運転手1名の場合は?
≫貸切バスの交代運転手(ツーマン運行)とは?バス料金のヒミツ
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