神崎町の景色

発酵食品が目玉の千葉北部にある道の駅「発酵の里こうざき」

道の駅「発酵の里こうざき」は、国道356号線沿いにあります。利根川を挟んで向かい側は茨城県稲敷市です。

圏央道・神崎ICや国道356号バイパス整備で首都圏へのアクセスも良好。バス駐車場台数も23台、女子トイレの個室数も千葉県内では比較的多く、おすすめの休憩スポットになっています。

また、2016年3月から銚子~東京を結ぶ高速バスの停留所が新設されたので、ますます人気を集めているようです。

駅のある神崎町は、豊かで良質な水に恵まれ、肥沃な土地柄。古くから穀倉地帯であり、おいしいお米を使ったお酒や味噌、醤油などの発酵食品づくりが盛んな土地柄です。

道の駅 発酵の里こうざき
(写真提供:国土交通省関東地方整備局)

いまでも江戸時代から続く2軒の酒蔵があり、3月の中旬にはその蔵元を中心に「酒蔵まつり」を開催。酒造見学や試飲など、毎年大勢の観光客で賑わいます。

道の駅「発酵の里こうざき」は発酵食文化を伝える情報発信基地

発酵食品の代表「味噌」

日本の食文化を豊かにしてきた発酵食品。

「発酵の里こうざき」は千葉県内24番目にオープンと比較的新しい駅ですが、全国から集めた「発酵食品市場」や発酵食品をテーマにしたカフェ&レストランが注目を集めています。

道の駅では発酵に関する体験ができる「ぷくぷく講座」を開催。

過去、みそやしょうゆ、梅干しづくり、甘酒やてんぺを使ったメニューなど、ユニークなテーマで開催されています。夏休みの工作として鰹節削り器をつくる体験なども実施。いまでは失われてしまった日本古来の食文化を身近に感じることができる内容ですね。

ちなみに「テンペ」とは、インドネシア発祥の発酵食品で、大豆をテンペ菌で発酵させます。ベジタリアンの方からはお肉の代用品としてよく利用されており、くせのない味で豆の風味が感じられる一品です。

発酵食品はお腹の調子を整えてくれるし、栄養価も高く、美容にもいいと注目されていますよ!

全国から集められた発酵食品が市場に勢ぞろい!

秋田の魚醤・しょっつる
しょっつるの材料・ハタハタ

日本各地にはそれぞれの土地柄に合わせたユニークな発酵食品が残っています。有名なのが秋田のしょっつるや石川のいしる、福井のへしこ、香川のいかなご醤油などです。

「発酵の里こうざき」には、地元の発酵食品だけではなく、全国各地から集めた発酵食品を厳選してラインナップ。

北海道日高町の「王鰈の露」は、幻の高級魚といわれるまつかわ鰈を熟成発酵させた魚醤や、鳥取県米子市の「天然本まぐろ魚醤」、群馬県みなかみ町の「塩ヨーグルト」などなど。

普段はあまり見かけないアイテムを発見する楽しさがあります。お土産選びにぜひ立ち寄りたい道の駅ですね。

▼「発酵の里こうざき」で楽しめるアクティビティやイベント

●酒蔵まつり 3月中旬
●8月5日発酵の日フェスティバル
●秋祭り&花火 10月下旬
「ぷくぷく講座」は神崎町のホームぺージ参照

「発酵の里こうざき」グルメ情報

●レストラン オリゼ(Oryzae)

豚肉の味噌麹焼きが名物料理
※写真はイメージです

日本麹菌”アスペルギルス・オリゼ”がその名の由来。お酒や味噌、醤油、みりんの発酵に欠かせないカビ菌です。

レストランの人気メニューNo.1は豚の味噌麹焼き。麹菌の力でやわらかくなった豚肉は、うまみもたっぷり!ごはんがどんどん進みます。「豚の味噌麹焼き丼」は「道-1GPじゃらん賞」も受賞。ごはんはおかわり自由なので、たくさん食べたい人にはありがたいサービスです。

面好きなら塩こうじラーメンや味噌けんちんうどんもあります。

別棟では焼き立てパンやスィーツなど軽食も楽しめるので、おやつタイムにもいいですね。

●はっこう茶房

こちらも発酵をテーマにした軽食やスィーツが食べられるカフェです。味噌クリームチーズや甘酒ミルク、酒粕オレンジピールなど、他では味わえないジェラートのラインナップ。

ユニークなところでは、高知県大豊町の「碁石茶(ごいしちゃ)」が味わえること。「碁石茶」は、400年以上前から継承されている二度発酵させたすっぱいお茶。発酵の過程で、植物性乳酸菌が茶葉にしみこむためです。

味わいが赤ワインに似てくるともいわれていますので、ぜひ味わってみては?

「発酵の里こうざき」周辺の見どころ

●神崎神社(道の駅から車で約5分)

なんじゃもんじゃの木
楠の大木

創建年代は不明ですが、言い伝えによると673年とも言われている古い神社。祭神は航空、交通、産業守護の神として知られる天鳥船命(あめのとりふねのみこと)です。

利根川をのぞむ小高い森の上にあり、船で航行する際に目印になったといわれる場所。「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれている楠の大木があり、国の天然記念物になっています。

「なんじゃもんじゃ」の由来は水戸光圀公が「この木は何というもんじゃろうか」と自問自答したことからといわれています。

この木をモチーフにしたキャラクター「なんじゃもん」も登場する「なんじゃもんじゃいききフェスティバル」を、毎年11月神崎ふれあいプラザで開催しています。

●鍋店神崎酒造蔵(道の駅から車で約4分)

元禄2年(1689年)創業という古い酒造。「仁勇」や「不動」などの御酒が有名で、千葉県内でもトップクラスの生産量を誇ります。

「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」の純米吟醸酒・純米大吟醸酒の部で2015年には金賞も受賞している実力派。

平日13時30分~15時の間で酒蔵見学の受け入れを行っています。お酒を仕込む時期(12月~2月)は見学受け入れできない場合もありますので、必ず事前に相談しましょう。

大型バスも駐車可能です。

●寺田本家(道の駅から車で約3分)

利根川の水運、米どころ、仕込み水の良さを生かし、江戸時代(1673~81年)に滋賀から移住し、酒蔵を営んでいる酒造。

機械や添加物を使わず、自然の力を利用した手作りにこだわった酒造りが好評です。酒粕は製造が追いつかないほどの人気商品。米の乳酸発酵飲料「マイグルト」や「酒粕チーズ」、麹で作った「バーベキューソース」などユニークな商品もたくさんあります。

小さな酒蔵さんなので、見学は常時行っていませんが、毎年3月に開催される「お蔵フェスタ」の時には、蔵見学ツアーがありますので、ぜひ足を運んでみては?

●フジハン醤油(道の駅から車で約10分)

明治10年創業。昭和58年に途絶えた醤油醸造を復活させました。濃い口本醸造の「フジハン醤油」や、すべて国産品を使って作られる「ひたまり醤油」、出汁を聞かせた万能調味料「うまにの素」を醸造しています。

旧米蔵倉庫・醤油蔵、母屋は近代化産業遺産に指定。繁忙期以外であれば見学も可能(要事前申込)です。年に数回「しょうゆ造り」教室も開催。

<千葉への観光旅行おすすめプラン>
・象に乗れる!記念撮影ができる!「市原ぞうの国」~子供とお出かけバスプラン~
・【子供とBBQ】見て可愛い、食べて美味しい“キノコ”まみれのバスツアー
・吉方位で厄払い!?パワースポットへ初詣の巻~香取神宮・成田山新勝寺編~

「発酵の里こうざき」おすすめのお土産情報

甘酒は「食べる点滴」といわれています
甘酒は「食べる点滴」といわれています

●鍋店神崎酒造蔵プロデュース「日本酒トリュフ」

売り切れ必至の注目スィーツがこれ!10年寝かせた古酒と酒粕をガナッシュに練りこんだ大人の味。ブランデーやラム酒などが入ったチョコレートボンボンなどよりも日本人の舌にはなじみやすいかも!?

●発酵ジャム

砂糖を使用せずに、米の自然な甘みやうま味を引き出した「甘麹ジャム」をはじめ、野菜やフルーツを使った発酵ジャム(植物性乳酸菌入り)もそろっています。

●こうざき産のこしひかり

利根川の良質な水が育てた「こうざき自然塾」のお米は、有機質のたい肥を使い、減農薬で育てた自慢の味。

●地酒

寺田本家の「五人娘」・「香取」、鍋店の「仁勇」・「不動」と伝統のお酒が並びます。お酒が苦手な方には、発酵甘酒「マイグルト」がおすすめ。

information
施設名:道の駅 発酵の里こうざき
アクセス:
・圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の「神崎IC」出口を右折し、国道356号線沿いすぐ
・JR下総神崎駅から車で約7分、浜松町もしくは東京駅発の高速バス、佐原ルートで道の駅まで乗り入れ約2時間程度
住所:千葉県香取郡神崎町松崎855
電話:047-870-1711
開館時間:9時~18時
<新鮮市場・発酵市場>9時~18時
<レストラン オリゼ>10時~18時
<はっこう茶房処>9時~17時
<コンビニエンスストア>24時間
駐車場:普通車50台 大型車23台 身障者用2台
トイレ:男性用 大19器 女性用15器 身障者用2器(オストメイト対応多目的トイレ完備)

※最新情報は公式ホームページを参照してください。

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