岩手へ観光バス旅行！おすすめの休憩スポット「道の駅たのはた」

「道の駅たのはた思惟の風」は、岩手県下閉伊郡田野畑村の国道45号沿い、橋長315ｍ、高さ120ｍの思惟大橋（しいのおおはし）に隣接してオープン。2020年10月に現在の場所（思惟大橋から3.3㎞はなれた場所）へ移転リニューアルオープンしています。

田野畑村は、切り立った断崖が連続するリアス式海岸のハイライト「海のアルプス・北山崎」の景勝地があることで有名。山の食材も豊富で、海と山の分化が融和する全国でもあまりない恵まれた場所となっています。

また、”泊まれる道の駅”として、キャンピングカー専用駐車場も。一棟貸しの古民家宿泊施設「思惟創館（1日1組・定員20名）」も併設しているので、ゆったりと滞在しながら田野畑村の大自然を満喫するのもおススメです。

▼「道の駅たのはた」周辺で楽しめるアクティビティやイベント

●周年祭　4月19日
●「番屋・サッパ船まつり」　4月、8月
●机浜海水浴場開設　7月下旬～8月中旬
●岩手たのはた　ミルクフェア　8月下旬
●たのはた村産業まつり（道の駅たのはた）　10月2週目日曜日

「道の駅たのはた」のグルメ情報

食堂

2021年4月にリニューアル。メニューのほとんどが村内料理コンテストから生まれたのだとか。

そんな村内料理コンテストメニューの中でもイチオシなのが「ワカメたっぷりミルク麺」です。田野畑村の特産品であるわかめに、田野畑牛乳を贅沢に使用した味噌スープが特徴となっています。

田野畑山地酪農の乳牛を使った、ここでしか味わえない「田野畑山地酪農牛カレー」、牧草のみを食べて育つ脂肪分の少ないグラスフェッドビーフを使った「田野畑山地酪農牛ハンバーグ」など、魅力的なメニューがたくさん。

国内最大の合鴨生産地である田野畑村。「鴨ラーメン」は毎日10食限定で、鴨ガラベースのスープに鴨肉チャーシュ、ネギ、を組み合わせた個性的なラーメンです。

【営業時間】11時～14時

ファストフード

田野畑ブランドの牛乳を使った生乳ソフトは一般的なソフトクリームよりも20％ほど牛乳成分が高めで、コクのあるなめらかな味わいのソフトクリーム。

たのはたワカメと4元豚がコラボしたユニークな「ワカメフランク」や、岩手鴨やしいたけといった田野畑の名産品をフランクに仕立てたここだけのメニューも人気。

昔ながらの製法（直煮製法）を今に再現した田野畑の海水を使って作ったまろやかな塩「番屋の塩」。フライドポテトに使った「番屋の塩ポテト」もおススメです。

番屋の塩はお土産としても購入できますよ。

【営業時間】10時～16時30分

「道の駅たのはた」周辺の見どころ

北山崎（道の駅たのはらからバスで約30分）

リアス式海岸のハイライトで「海のアルプス・北山崎」と言われます。約1億2千万年前の前期白亜紀、まだ恐竜が歩きまわっていた頃の火山活動でできた溶岩や火山岩。

高さ200メートルの切り立った断崖が8キロに渡って連なる様子はまさに圧巻。断崖の頂上にある展望台から波打ち際までは718段の遊歩道があり、下から見上げる断崖も大迫力です。歩道もあります。

北山崎サッパ船アドベンチャーズでは、地元漁師が「サッパ船」をたくみに操り、北山崎の大断崖を海から仰ぎ見る体験も。断崖にぽっかりとあいた岩穴を潜り抜けたり、洞窟へと入ったり…。

漁師との交流を楽しみながら、地元ならではのガイドを楽しんでみてはいかがでしょうか。

島越港を出発して50分ほどのコースをめぐる北山崎断崖クルーズ観光船も運行中。

「北山崎ビジターセンター」ではこういったアクティビティやネイチャーガイドなどの体験プログラムも提供しているので、ぜひ立ち寄ってみましょう。

Information

北山崎（北山崎展望台）
住所：岩手県下閉伊郡田野畑村北山129-10
問合せ先：0194-33-3248（田野畑村総合観光案内所）

北山崎ビジターセンター
営業時間：9時～17時、年末年始休み
住所：岩手県下閉伊郡田野畑村北山129-10
問合せ先：0194-33-3248

北山崎サッパ船アドベンチャーズ（NPO法人体験村・たのはたネットワーク）
住所：岩手県下閉伊郡田野畑村北山129-10　北山崎ビジターセンター内
問合せ先：0194-37-1211

鵜の巣断崖（道の駅たのはたからバスで約24分）

北山崎と並んで、200メートルの落差の圧倒的なスケールを誇る鵜の巣断崖。中腹にはウミウの巣があることから名づけられました。5列に連なる断崖は巨大な屏風のようです。

展望台からはマリンブルーの美しい海と弓状にえぐられた断崖の圧倒的な景色を楽しめます。駐車場からは段差がなく、車いすやベビーカーでもアクセス可能。

Information

鵜の巣断崖
住所：岩手県下閉伊郡田野畑村真木沢
問合せ先：0194-33-3248（田野畑村総合観光案内所）

田野畑村民俗資料館（道の駅たのはたからバスで約7分）

江戸時代後期に盛岡藩の三陸沿岸地域で発生した、国内最大級の百姓一揆「三閉伊一揆」の資料を中心に展示。1847年（弘化4年）と1853年（嘉永6年）に2度発生し、重税や藩による専売制の強化など、藩政への不満から1万数千人もの農漁民が参加したといわれています。

農民からの思いをくみ取った仙台藩のはからいで盛岡藩の不始末は江戸へともたらされ、盛岡藩はあわやとりつぶし寸前に。ようやく藩政を改め、一揆は成功に終わりました。

1854年のペリー来航とも重なり、江戸時代末期の新しい時代を切り開く契機となった歴史的な出来事です。

村内の遺跡から出土した縄文時代の土偶なども展示。館内にはかつての建築様式である柾板葺きの民家を再現し、天井には一揆の辿った道と三陸の海岸線を組み合わせたモニュメントを設置するなど、歴史を感じるスポットとなっています。

Information

田野畑村民俗資料館
開館時間：10時～15時30分（入館は15時まで）、月曜日（休日の場合はその翌日）、祝日の翌日、年末年始休み
入館料：310円、大高生210円、小中学生160円
※20人以上の団体で割引あり
住所：岩手県下閉伊郡田野畑村田野畑128−9
問合せ先：0194-33-2210

「道の駅たのはた」おすすめのお土産情報

たのはた牛乳・アイスクリーム・のむヨーグルト

田野畑村の2大ブランド「たのはた牛乳」「山地酪農牛乳」。特産品である牛乳は、85度15分の保持式殺菌により生乳の風味が保たれているのが特徴です。

ヨーグルトやアイスクリームなどの乳製品もおすすめ。

「たのはた原種わかめ」など珍しい海産物加工品

国内で流通するわかめはほとんど外国産で、養殖されているのも交配種などが主流。たのはたわかめだけ天然採種で、原種わかめを残している地域は世界でも3～4カ所しかないのだとか。

この他、だし昆布やすき昆布、焼マツモ、テングサなど、他の沿岸の町では見られない珍しいものもあります。

マツタケ

田野畑村ではマツタケが採れ、市場に出回らない規格外のものが格安で並びます。マツタケ狙いの方は、あらかじめ電話で確認して出かけるのが安心です。

山のものであるふきのとう、タラの芽、コシアブラ、しどけ、こごみ、うるい、うど、わらび、ぜんまいなどの山菜も魅力。海の幸、山の幸が楽しめるのも田野畑村ならではですね。

田野畑村産の黒文字を使ったお土産品

クスノキ科の植物・クロモジは爽やかな香りのあるジャパニーズハーブ。田野畑村ではこのクロモジの葉・枝を使って作られる「クロモジリキュール」「クロモジシロップ」「クロモジ茶」「クロモジコーラ」などが販売されています。

▼ information▼
施設名：道の駅　たのはた思惟の風
アクセス：
東北自動車道盛岡ICから車で130分
東北自動車道盛岡南ICから車で130分
住所：岩手県下閉伊郡田野畑村菅窪151-6
電話：0194-32-3555
開館時間：物産産直 9時～17時／食堂　11時～14時／ファストフード　10時～16時30分
※季節、時期により変動あり
駐車場：普通車46台　大型バス5台　バイク8台　屋根付き3台　キャンピングカー専用5台（要予約）、RV充電器あり
トイレ：24時間トイレ、子土立て支援スペース、授乳室あり　多目的2器

※最新情報は公式ホームページを参照してください

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