ボーテのシート

大阪まで乗ってみた!快適に進化する夜行バス

こんにちは!編集部Iです。

大阪・舞洲で行われる「2016バステクフォーラム」の取材が決まり、急きょ、大阪へ出張することになりました。

普通なら新幹線で日帰りするところですが・・・
そこはバス観光マガジンの編集担当。

取材にいくところから取材だ!!

ということで、以前から気になっていたウィラーエクスプレスが運行している女性専用車両の3列独立シート「ボーテ」に乗ってみることにしました。

夜行バス初体験!女性に人気の「ボーテ」で大阪へ

ウィラーエクスプレス「ボーテ」
(写真提供:ウィラートラベル)

キャッチフレーズは「眠っている間にBeaute(きれい)になれる!」

これ、いいなっー!!

すでにお肌の曲がり角も数回曲がっているIにとって、心躍るオコトバ!

バステクフォーラムは5月27日(金)の10時から開催予定。
なので、さっそく26日(木)の大阪行き深夜バスを「ウィラートラベル」のサイトから検索・・・。

ありました。

深夜バスといえば、新宿発が一般的ですが、2016年4月から「東京タワー発着便」が追加になったそう。

東京タワー

夜行バスが出発するまでの間、東京タワー見物もできますね~♪

さっそく、東京タワー22時23分発、京都経由・大阪行きS122便を予約。
走行距離は約569㎞、走行時間約10.2時間、大阪さやま交通さんの運行です。
(もちろん、2マンね)
大阪梅田まで料金はボーテ(女性専用エリア)で7,400円でした。

仕事を終えて帰宅し、東京タワーへ

さて、26日(木)は残業はせず、都内の自宅にそそくさと帰宅。
夕飯を食べて、お風呂に入ってから向かっても余裕です(と、思っていた)。

ところがここで大きな誤算が・・・。

東京タワーまで、実は路線バス1本で行けるので楽勝とおもっていたのですが、バスがない・・・。

そう、時間が遅いのでちょうどいいのがなかった。
(脇が甘い・・・)

結局、電車で向かうことに。
東京タワーの最寄り駅は大江戸線の「赤羽橋」。
で、再び忘れてたんですが、大江戸線ってとっても深いところにホームがある・・・。

着いたのは結構ギリギリ。
時間に遅れれば(当然)バスは出発してしまう。
ひーひー言いながら東京タワーを目指します。

夜の東京タワー

見えてるけど、なかなか近づかない・・・。

ウィラーバスいた!

めっちゃギリギリで到着。
(バスはちゃんといました!よかった)

飲み物を買おうと思ったが、東京タワーの中で見つけることができず。
駅を降りたらすぐのコンビニで買えばよかった・・・。

いろいろ不手際が続き、大丈夫か私!?と不安になりながらも、さっそくバスに乗り込みました。

女性専用エリアはバスの中央にありました

バスは「東京ディズニーシー(R)」から出発し、東京タワー、京都駅、大阪梅田と走ります。
最終到着地は堺駅西口で梅田には7時に到着予定。

バスの後方はボーテのエコノミー・女性専用エリア。
私が予約したのは、ボーテ・女性専用エリアで座席指定ができます。

ボーテのシート

バスの前方はボーテ・男女兼用エリアでした。

シートとシートの間はちょっと狭いので、荷物を置いて座るまでバタバタ・・・。
貴重品以外の荷物はトランクルームの預けるのが正解ですよ!

私は座席の足元に荷物を置いて、足載せ台の代わりにしました。

女性専用エリアは、ちょっと価格が高いということで、シートは空き気味。

ボーテ女性専用エリアの様子
ボーテ女性専用エリアは空いていた

ということで、私の天下だっ!
わっはっはっはっはーーー!!

「深夜バスなので、お静かにお願いします」
「・・・・はい」

ということで、さっそくボーテの至れり尽くせりな機能を説明した取説を見ます。
(老眼鏡がないと読めませんが)

ボーテの取説

まずは座席の横についている携帯などの充電用コンセント。

ボーテの機能紹介
(画像提供:ウィラートラベル)

「眠っている間にスマホもカメラも充電OK~」

左側の網ポケットにはコンパクトミラー。
ブランケットも用意されています。

私が気に入ったのは「コンフォートクッション」

ボーテのコンフォートクッション
(画像提供:ウィラートラベル)

長時間バスに乗っていていちばんツライのは、やっぱり首と腰。

首枕はちょうどいい位置にずらして使えるので快適です。

レッグレストやコロコロマッサージもついているので足がむくみやすい女性にはうれしい限り。冬場は温熱ヒーターがあるので、足元もぽかぽかですね!

シートとシートの間も106cmとゆったり。
130度のリクライニング(プラス10度のゆりかご機能付き)なんて、昔のスキーバスと比べたら天国のようです。

マイ・カーテン付きなので、口を開けて寝ていても安心!?
シャープ製のイオン発生器がついているので、空気もキレイ。

プラズマクラスター付き

身長160㎝前後の女性にフィットするよう設計しているそうで、157cmの私などはまさにぴったんこではないですか!

「夜行バス=狭いスキーバス」という時代を駆け抜けた編集部Iにとって、ボーテは夜行バスのイメージを覆すカルチャーショックでありました。

休憩所では迷子にならないよう気を付けよう!

さて、最初の休憩ポイント。
海老名サービスエリアに着きました。

海老名サービスエリア

ここで気を付けなければならないのは、夜行バスがいっぱい停まっていること。
しかも、夜なので暗い。
同じピンクのバス「ウィラーエクスプレス」で大阪行きも複数台あります。

バスツアーによく乗っている編集部I。
そこは、ぬかりはないですぜ!

ナンバープレートをぱちり

ちゃんと、自分の乗るバスのナンバープレートをスマホで撮影。
これがあれば、間違えることはありません。

買いそこなったお茶もここでGetし、一安心。

海老名出発後は消灯ということで、スマホの利用も禁止。
(画面のライトが他の方の睡眠の妨げになるので)

2時間ごとに休憩をいれつつ、一路、大阪に向かいますー。

ボーテの足元

途中、途中で目は覚めるものの、夜行バスにありがちな「お尻が痛い、首がツライ」がありません。

年齢&季節の変わり目のせいで、寝つきが悪い、2~3時間ごとに目が覚めるのはどこで寝てても一緒。
思ったよりも夜行バス、快適じゃんと思う私。

朝、5時ぐらいについたサービスエリア(どこだかわからない)でトイレへ。
と、バスを降りようとしたらなんと、土砂降りじゃぁないかぁぁーーー!

マズイ!撮影できるのかしらん・・・。

慌てて、スマホのアプリで大阪の天気を確認。
どうやらこの後、雨は上がる予報。

ホッと一息です。

そうこうしているうちに京都に到着。
座席後方に乗っていた女子たちがほぼ全員降りました。
みんなこれから京都観光かなー?いいなー。

と、いう間に大阪・梅田に到着。

梅田に到着

ドライバーさん、長時間の運転、本当にお疲れ様でした~。

梅田スカイビル・ウィラーバスターミナル

バスは空中庭園でおなじみの梅田スカイタワーのバス駐車場に到着。

停まっているバス後方には「ウィラーエクスプレスカフェ」があります。
そう、そう、ウィラートラベルの運営です。

次々と到着・出発するお客さんのために6時30分~23時までオープン。
梅田スカイビルは、繁華街とは少し離れているので、これは助かりますね!

ウィラーエクスプレスの利用者は割引サービスもあるのでお得。
乗車券を見せればOKです。
私もこちらでツナサンドの朝食をいただきました~。

ウィラーエクスプレスカフェ

ちなみに、ウィラーバスターミナルは、大阪・梅田スカイビル手前の建物、タワーイーストの1階にあります。

ウイラーバスターミナル大阪梅田

JR大阪駅から徒歩約10分。
6時から24時30分までオープンしており、無料のインターネットスペース、パウダールーム(着替えスペースもあり)、携帯等の充電OKのコンセントコーナー、美容家電や傘の貸し出しまであります。

電光掲示板にバス発着の案内が表示されるので便利。

うっかり充電器を忘れちゃった場合は、有料の携帯充電サービスだってあります。

女性にとって安心な気遣いや便利サービスが満載!
人気があるのもうなづけますね。

午前中は定期観光バス「大阪ワンダーループ」を取材
このときのレポート記事もぜひごらんくださいね!

ウィラー エクスプレス ジャパンが、バステクフォーラムに出展

さて、舞洲で行われている「2016バステクフォーラム」の会場に到着!

ウィラー エクスプレス ジャパンのブースでは、バスシートの展示と、レストランバスを紹介していました。

ウィラーエクスプレスジャパンの出展ブース

ひとつは、私が行きに乗ってきたボーテの紹介。
もうひとつは、ホテルのラウンジをイメージした「EXECUTIVE」というシートです。
このシートなら、体の大きな男性でもゆったり過ごせますね~。

ウィラーグループの広報を担当されている池さんにお話しを伺ったところ、
ボーテ開発のきっかけとなったのは、30代ぐらいの大人の女性に夜行バスを利用してもらおうというのが出発点だったとか。

「夜行バス=お金のない学生(10~20代)」のものというイメージでしたが、30代の女性が快適に利用できる乗り心地を実現できれば、もっと利用者は増えるのでは?と思ったそうです。

週末仕事を終えて、そのまま夜行バスで観光旅行に直行。
女性ひとりでも安心して乗れるなら、すごく気軽に旅に出かけられますよね!

関西エリアなら日帰りも可能です。
私のように、日帰り出張で利用したいと考える人もきっと多いのでは?

「通常路線バスは、地元の足、通勤の足など需要のある地域で路線を展開していくので、ターゲットなどは絞らずに誰もが利用できるスタンダードな造りになっていますが、ウィラーエクスプレスは、ターゲットを絞ることによって商品の特性を出し、限定されたターゲットに多くご利用いただいていることから稼働率を高いレベルでキープしています。
座席数を減らし、価格は少し高めでも、快適に移動できるなら選んでいただける。
夜行バスのイメージを変えることができたと自負しています」

とのことでした。

ユニークな旅行のカタチ、バスの提案、続々

もうひとつ、ウィラー エクスプレス ジャパンのブースで紹介されていたのが「レストランバス」。

レストランバス
(写真提供:ウィラートラベル)

たくさんのメディアで紹介されていたので、ご存じの方も多いのでは?

2階建てバスで、1階はキッチン、2階はゲストの席。

レストランバスの厨房
レストランバスの厨房(写真提供:ウィラートラベル)
レストランバスの2階席
2階の客席 (写真提供:ウィラートラベル)

オープントップになっているので、景色を楽しみながら、旅先の風に吹かれながら、本格的なお食事を楽しめるのが新しい!

まずは4月から新潟での運行スタート。
運行予定のない日は、貸切バスとして運行も可能だそうです。

酒造見学や収穫体験など、観光も楽しみながら、生産の現場も巡り、地元でとれた旬の食材を使った食事も楽しむ。
今までにない旅のカタチを体験できます。

「新潟での運行は7/31(日)までです。
それ以降は、東京で期間限定【2016年8/13(土)~8/28(日)】運行します」と、池さん。

社員旅行や同窓会旅行などで、ユニークな企画をとお考えの幹事さん。
レストランバスを貸切って出かけてみませんか?
新潟での運行であれば、シェフ付きで1日35万円~OKだそう。
出発地や立ち寄り先によって、費用は異なるので、ぜひ相談してみましょう。

さて、みなさん、いかがでしたでしょうか?

夜行バスはどんどん進化しています。
また、バスを使った旅のスタイルもますます魅力的になっていますね。

貸切バス、高速バス、プレミアムバスなど、行き先や目的で便利に使い分け、より快適にバス旅行を楽しみましょう!

■写真提供・取材協力
WILLER株式会社
WILLER TRAVEL株式会社
レストランバス

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