兵庫県丹波篠山市の現地視察でバスをチャーター、2日間借りた場合の料金目安について

各自治体や企業などで現地視察を行う場合、送迎用に貸切バスをチャーターするケースがよくあります。

今回は兵庫県出発での海外のお客様の視察で2日間送迎バスを借りた場合のプランをモデルコースとして料金を計算してみました。丹波篠山市でよく視察されている場所も併せてご紹介します。

兵庫県丹波篠山市へ海外からの視察モデルコース

篠山城跡
篠山城跡 鉄門

丹波篠山市は兵庫県の中東部に位置し、東は京都府と隣接しています。舞鶴若狭自動車道の貫通やJR福知山線の複線化により、大阪や神戸からも1時間以内でアクセスでき、便利になりました。

全国的にも有名な“丹波ブランド”の農作物山地として知られ、最近では集落丸山の古民家再生事業「篠山城下町ホテルNIPPONIA」が注目されるなど、視察先として注目を集めています。

今回は海外からの視察ということで、歴史的な観光スポットも視察先として組み入れて考えてみました。

<丹波篠山市現地視察モデルコース>

■1日目(利用時間9時間・移動距離30㎞)
▼09:00 丹波ささやまホロンピアホテルでバス乗車
▼09:15 篠山観光ホテル視察
▼10:00 丹波篠山 集落丸山視察
▼11:00 丹波篠山市役所視察
▼12:30 ランチ
▼14:00 潯陽楼(じんようろう)視察
▼14:45 丹波篠山 近又視察
▼15:30 大正ロマン館視察
▼16:45 丹波篠山総合スポーツセンター視察
▼18:00 丹波ささやまホロンピアホテル到着・宿泊
※バスは営業所へ回送

■2日目(利用時間9時間・移動距離160㎞)
▼09:00 丹波ささやまホロンピアホテルでバス乗車
▼09:45 福住宿場町ホテルNIPPONIA視察
▼11:00 篠山城下町ホテルNIPPONIA視察
▼12:30 丹波篠山 料理旅館 高砂視察&ランチ
▼14:00 武家屋敷群・青山歴史村視察
▼15:30 河原町妻入商家郡視察
▼18:00 グランヴィリオホテル奈良 和蔵到着・終了
※バスは奈良から回送

2日間貸切バス料金目安
(18時間・190㎞利用・税込)
・大型観光バス 213,554~307,516円
・中型観光バス 179,916~261,866円
・マイクロバス 155,804~221,848円
※奈良からのバス回送分を含めた料金です。

兵庫県を含め、関西エリア出発の貸切バス料金の目安は以下の記事も参考にしてください。

現地視察用に貸切バスをチャーターする場合のポイント

現地視察場所までは飛行機や電車で移動し、宿泊先のホテル出発で送迎バスを利用したい場所、全国対応可能な貸切バスの達人ならご希望の出発地でバス会社をご紹介できます。

貸切バス料金には、バス車両レンタル代・運転手・ガソリン代・車両保険代が含まれており、それ以外にかかる実費(高速道路通行料金、駐車場代など)は別途精算となりますのでご注意ください。

≫バスの高速料金調べ方はこちら

貸切できるバスの大きさ・定員数については以下を参考にしてください。

貸切バス乗車人数比較 | 大型バスの定員 | 中型バスの定員 | 小型バスの定員 | マイクロバスの定員

兵庫県丹波篠山市の視察おすすめスポット

兵庫県丹波篠山市の現地発着で日帰り視察が可能な場所を厳選してご紹介します。

丹波篠山 集落丸山

丹波篠山・丸山集落

丹波篠山市にある丸山集落は、篠山城下から約3㎞離れた多紀連山山麓にあります。一般社団法人NOTE他が手掛ける地域再生を目的としたプロジェクト”NIPPONIA”の一環として、集落の空き家(古民家)を宿泊施設として2009年から活用しています。

丸山集落・明かり(佐古田家)
丸山集落・明かり(佐古田家) 画像提供:(公社)ひょうご観光本部フォトライブラリー

総家屋数12戸のうち、7戸が空き家という限界集落となっていた丸山集落。そのうちの2戸が宿泊施設・残り2戸がフランス料理店・そば処として活用されています。空き家残り3戸も活用計画が進んでいるとのこと。

傾斜を活かし石積みと一体となった戌亥蔵と築地塀に囲まれ、妻入りや中門づくりの茅葺民家は江戸末期頃の建築とのこと。宿泊棟の1棟は五右衛門ぶろが残されているなど、ゆったりとした時間が流れる集落の暮らしを体験できる魅力的な場所となっています。

集落には人口が増え、20年ぶりに小学生がいて、耕作放棄地も全て解消するなど里山の再生も実現。2015年日本遺産にも認定されています。

<基本情報>
丹波篠山 丸山集落
住所:兵庫県丹波篠山市丸山30番地
問い合わせ先:079-506-0243
※佐古田邸“明かり”・斎藤邸“ほの穂”それぞれ定員6名、食事処の“びわの蔵(フランス料理)”や“ろあん松田(そば処)”は宿泊者以外も利用可能です(要予約)。

老舗料理旅館・潯陽楼(じんようろう)

1908年(明治40年)創業の潯陽楼(じょんようろう)は、丹波篠山市内の中心地にある老舗の料理旅館です。初代店主が好んだ謡曲「猩々」の一節にある“潯陽の江のほとりにて、菊をたたえて夜もすがら・・・”からその名がつけられました。

イノシシ肉や野菜秘伝のみそで煮込むぼたん鍋やイノシシ肉の炭火焼肉が名物。

丹波篠山の郷土料理・ぼたん鍋
ぼたん鍋 画像提供: (公社)ひょうご観光本部フォトライブラリー

また、篠山地方は山芋の名産地として知られており、地元で採れた自然薯と山菜料理、麦ごはんと合わせた「むぎとろご膳」はこちらが発祥といわれています。120名収容できる宴会場もあり。団体での宿泊受け入れも可能です。

<問合せ先>
潯陽楼
住所:兵庫県丹波篠山市二階町79
問い合わせ先:079-552-0021

桂⼩五郎も訪れたといわれる料理旅館・近⼜(きんまた)

1609年(慶長14年)創業の近又(きんまた)は、篠山城・城下町に開業した「近江屋」を始まりとする料理旅館。初代当主・近江屋又兵衛の名は代々受け継がれ、現在で第15代目となっています。

桂小五郎や浩宮徳仁親王殿下もこちらに泊まったといわれる由緒ある旅館。2014年(平成26年)から2年かけて全館リニューアルしましたが、旅館中央の階段や、玄関先の天井は、創業当時のままの姿を残しています。

またロビーには、代々当主達が集めた丹波焼、王地山焼を展示。美術館のような趣ある空間でくつろぐことができます。

近又では宿泊以外にもお食事だけを楽しむことも可能。近又発祥といわれるぼたん鍋、篠山牛を使用したすき焼き·しゃぶしゃぶ、秋は丹波篠山産の希少な国産松茸を使った会席コースなどここだけの伝統の味を楽しめます。

<問合せ先>
丹波篠山 近又
住所:兵庫県丹波篠山市二階町81番地
問い合わせ先:079-552-2191

旧篠山町役場を保存利用した観光施設・大正ロマン館

大正ロマン館
大正ロマン館 画像提供: (公社)ひょうご観光本部フォトライブラリー

1923年(大正12年)に建てられた大正ロマネスク館は、もとは篠山町役場でした。現在は丹波篠山の特産品を集めたお土産店やレストランとしてにぎわっています。

歩兵第70連隊の兵舎に習ったレンガの腰台、屋上にある火の見やぐらなどなど。19世紀に西洋で開花したロマン主義の影響を受け、日本独特のものへ昇華した“大正ロマン”を感じさせる洋風建築が見どころです。

レストランでは丹波篠山産のヤマイモを使ったご膳や、丹波篠山産黒豆を贅沢に使ったご膳、国産牛とろ丼などのお料理を楽しむことが出来ます。カフェでは黒豆ソフトクリームや人気のスイーツがずらり。黒豆コーヒーもありますよ。

<問合せ先>
大正ロマン館
住所:丹波篠山市北新町97
問い合わせ先:079-552-6668(株式会社アクト篠山)
※火曜定休

宿場町全体をホテルにした「福住宿場町ホテルNIPPONIA」「篠山城下町ホテルNIPPONIA」

丹波篠山・福住宿場町
福住宿場町

丹波の山々や田園風景が広がる宿場町・福住町。京都と丹波篠山を結ぶ街道沿いにあり、篠山川の支流である籾井川に沿って発展してきた場所です。

江戸時代後期から明治期にかけて建てられた妻入り民家を中心に、宿場町と農村集落という二つの街並みが街道沿いに連続して残されているのは全国的にも珍しいこと。2012年に「伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

「福住宿場町ホテルNIPPONIA」はバリューマネジメント株式会社によって運営されており、築100年を超える地元名士の邸宅をリノベーション。油問屋を経営していたといわれる豪商の家で、建築当時の趣や佇まいを残しつつも快適に滞在できる職人技を感じることができます。

福住のシンボルツリー「安田の大杉」や街道沿いに残る4つの集落、旧国鉄篠山線の終着駅・福住駅跡、住吉神社などの名跡の他、カフェやレストラン、地ビールブリュワリー、ギャラリーなど見どころもたくさんあります。

丹波篠山城下町
丹波篠山城下町 画像提供: (公社)ひょうご観光本部フォトライブラリー

同じバリューマネジメント株式会社運営で篠山城城下町にある築100年超の古民家を含む4棟を、宿泊施設、飲食店等として改装した「篠山城下町ホテルNIPPONIA」もおすすめ。2004年に国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)として篠山城跡と城下町の一部が選定されいます。

京都の影響を残す武家屋敷群と妻入商家群が一体となる景観をのんびりと楽しむ街歩きがおすすめです。

<基本情報>
■福住宿場町ホテルNIPPONIA
住所:兵庫県丹波篠山市福住378
問い合わせ先:0120-210-289

■篠山城下町ホテルNIPPONIA
住所:兵庫県丹波篠山市西町25番地 ONAE棟
問い合わせ先:0120-210-289

ランチもOK「丹波篠山 料理旅館 高砂(たかさご)」

老舗の料理旅館が残る丹波篠山で、1848年(嘉永元年)創業という高砂もそのひとつ。丹波焼の陶芸品である器を使用し、 地元篠山の旬野菜やイノシシ肉などを使ったお料理を提供しています。

和モダンでレトロな雰囲気の建物いは、当主がこだわりを持って集めた陶器や美術品がたくさん。宿泊客だけではなく、お食事だけを楽しむこともできるので、気軽に立ち寄れます。

この他、篠山城を一望できる「篠山観光ホテル」内にも有名なぼたん鍋処「如月庵(みょうげつあん)」があるなど、丹波篠山を訪れたらぼたん鍋を食べずして帰ることはできませんね!

ジビエ料理をテーマにグループ旅行はいかが?

引用元:団体旅行ナビより(写真提供:ぼたん鍋処 如月庵)

<問合せ先>
■丹波篠山 料理旅館 高砂
住所:兵庫県丹波篠山市二階町6
問い合わせ先:079-552-2158

■ぼたん鍋処如月庵
住所:兵庫県篠山市北新町124-1
営業時間:11時~19時 ※17時〜は予約制
定休日:秋冬は年中無休、春夏はHPでご確認ください
問合せ先:079-552-2400

江戸時代末期の面影を残す「御徒町武家屋敷群」「青山歴史村」「河原町妻入商家郡」

御徒町武家屋敷群
御徒町武家屋敷群

篠山城跡の西側に城の警備を務めた御徒士衆の家が現存する「御徒町武家屋敷群」。身分より屋敷の場所が配置されていました。

武家屋敷 安間家史料館
武家屋敷 安間家史料館

丹波篠山市立「武家屋敷 安間家史料館」は、篠山藩主青山家の家臣で、「高12石3人扶持」の禄を得る下級武士の家である安間家を史料館として一般公開。茅葺で曲屋形式の母屋と瓦葺の土蔵など、当時の暮らしを伝えるたたずまいや、日常に使われてきた家具・食器類・武具・古文書などを展示しています。

「青山歴史村」は篠山藩主青山家の別邸であった「桂園舎」と呼ばれた建物を中心に、 3棟の土蔵と長屋門から成る施設。

青山歴史村
青山歴史村 画像提供: (公社)ひょうご観光本部フォトライブラリー

中でも「石造金櫃(せきぞうかねびつ)」は石造りの金庫で市指定文化財。また篠山城石垣修理伺い図面や大学衍義補版木(だいがくえんぎほはんぎ)など、ここでしか見ることができない希少な史料が数多く残され、江戸期の政治、文化、生活の実態などを研究・調査している方にとっては大変注目のスポットとなっています。

「河原町妻入商家郡(かわらまちつまいりしょうかぐん)」は、篠山城が造られた1620年ころに整備された商店街。町家の約7割が、間口が狭く奥行きの深い妻入づくりとなっており、特徴的な景観をつくりだしています。

河原町妻入商家群の街並み
河原町妻入商家群の街並み

2004年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、その後2021年に電柱を撤去。街の景観を大切に守っています。丹波古陶館や能楽資料館、土産屋、骨董品店などもあるので、街歩きもおすすめ。

<問合せ先>
御徒町武家屋敷群
住所:兵庫県丹波篠山市西新町
問い合わせ先:079-552-3380 (篠山観光案内所)

青山歴史村
住所:兵庫県丹波篠山市北新町48番地
問合せ先:079-552-0056
開館時間:9時~17時、毎週月曜休み(祝祭日は翌日休館)
入館料:大人300円、高・大学生200円、小中学生150円
※30名以上で団体割引あり

河原町妻入商家郡
住所:兵庫県丹波篠山市河原町
問合せ先:079-552-3380(篠山観光案内所)

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兵庫県は瀬戸内海側と日本海側にまたがり、現地を視察する場合は車での移動が便利です。

貸切バスは、窓を開けなくても「外気導入固定運転」をすることで、約5分程度(マイクロバスで約6~7分)で車内の空気が換気できます。これは、窓が開かない新幹線と同等の換気能力を持つ移動手段

各バス会社とも、新型コロナウイルス感染症対策に一生懸命取り組んでいますので、どうぞ安心してご利用ください。

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