新型コロナウイルス感染症対策・貸切バスの場合

貸切バスの「新型コロナウイルス感染予防対策」について【2023/3/7更新】

新型コロナウイルス感染予防対策について、公益社団法人日本バス協会から2023年3月13日から実施される「バスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(第8版)」が示されました(2023年3月1日)。いままでとの違いはこちらを参照ください。

※3月12日までは第7版を参照してください。

すでに各バス会社が独自に予防策を講じていますが、お客様に安心して貸切バスをご利用いただけるよう、その内容についてご紹介します。

貸切バスの旅チラシ
(提供:公益社団法人日本バス協会)
貸切バス感染対策
(提供:公益社団法人日本バス協会)

貸切バスを安心してご利用いただくために、各社が取り組んでいること

バス運転手自身が感染者とならないよう、以下の対策を講じています。

  1. バス乗務員の健康管理徹底
  2. バス事業所までの通勤方法を工夫
  3. 勤務中の感染予防
  4. 貸切バス車両、設備、器具の消毒徹底
  5. バス運行管理者との対面点呼時の感染予防
  6. バス乗務中の感染予防

それぞれを簡単に解説していきます。

バス乗務員の健康管理徹底

バス乗務員のコロナ対策

可能な限り、朝晩の検温を実施。特にコロナウイルス感染の兆候といわれている息苦しさ、だるさ、味覚・嗅覚障害といった体調の変化を重点的にチェックします。

発熱やせきなどの症状がある場合は自宅待機。症状改善後の出社は、学会の指針(日本渡航医学会-日本産業衛生学会作成「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド」など)を参考にして判断します。

バス事業所までの通勤方法を工夫

公共交通機関の混雑緩和を図る。

自家用車での出勤や時差出勤、テレワークなど勤務形態を工夫。また、公共交通機関を利用する場合は、マスク着用など感染予防を講じています。

勤務中の感染予防

ソーシャルディスタンスを守ります

従業員同士ができるだけ2m以上の間隔を保てるように配慮。無理な場合は対角や横並びにするなど座席の配置を工夫しています。

定期的な手洗い、手指消毒、マスク着用、窓を開けての換気、必要に応じてアクリル板やビニールカーテンで遮蔽。

貸切バス車両、設備、器具の消毒徹底

東京のバス会社・アルモニアのコロナ対策
(画像提供:アルモニア)

バスの座席や手すり、テーブルなど不特定多数の利用者が触れる場所の消毒、定期的なクリーニングを実施。

運転に支障がない場合は、運転席及び運転席と後部座席の間に防護スクリーンを設置します。バス会社によっては、運転手の後ろの座席は使用しないとしているところもあります

また、毎日車内をオゾン発生器による殺菌(除菌)脱臭(消臭)を行っているというバス会社も少なくありません。各社独自で安心して利用してもらえるよう工夫していますよ。

▼各バス会社が取り組んでいる予防策の例
≫アビコ西武観光の新型コロナウイルス対策は?
≫B・I・Gの新型コロナウイルス対策は?
≫ロケバスの新型コロナウイルス対策をご紹介!
≫ウィズコロナの貸切バス旅行を安心・安全に!吉備交通
≫安心・安全な貸切バスの移動をサポート!奥出雲観光

バス運行管理者との対面点呼時の感染予防

シティアクセス 点呼
(撮影協力:シティアクセス)

できる限り携帯型アルコール検知器を活用し、対面を防ぐ工夫を行います。対面で点呼を行う場合は、運転手との間にアクリル 板や透明ビニールカーテンなどを設置。

通常の点呼に加え、マスク着用や点呼前後の手洗い等の基本的な感染予防対策を確認します。

また、体温測定の結果を報告させるなど健康状態を確実に把握。万が一、発熱やせき等の症状があることが確認された場合には、自宅待機を命じます。

乗務中の感染予防

コロナ対策として換気を徹底

運行中はマスク着用。お金や書類のやり取り、荷物の上げ下ろし時はできるだけ手袋を着用するなど、直接の接触を避けるようにします。

エアコンによる外気導入や窓開け等の車内換気を行い、その対応を利用者にアナウンス。安心してバスを利用できるように配慮します。

貸切バスは新幹線と同等の換気能力を持つ移動手段!安心してご利用ください

新幹線はご存じのとおり、窓が開きません。このため、車両に備わっている空調や換気装置により、常に空気が入れ替わるよう設計され、およそ6~8分で換気されるシステムです。

マイクロバスも窓を開けず6~7分で換気が完了
(撮影協力:シティアクセス)

貸切バス(観光バス)・高速バスも窓が開かない仕様のものもありますが、新幹線同様に、「外気導入固定運転」を行うことで、大型・中型観光バスタイプで約5分程度、マイクロバスでは、約6~7分で車内の空気を入れ替えることができます

日本バス協会から「コロナ バス安全・安心宣言~バスを利用して楽しいバスの旅を~という動画で、バスの換気能力や安全対策についてわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。

(動画提供:公益社団法人 日本バス協会)

≫バスにおける新型コロナウイルス感染予防への取り組みについてもっと詳しく

▼観光バス・マイクロバスの換気性能について
三菱ふそうの大型観光バスやマイクロバスの換気性能について
日野自動車の大型観光バス(ジェイ・バス製)の換気性能について
マイクロバス「日野リエッセⅡ(トヨタコースター)」「ヒュンダイ・ユニバース」「日野セレガR(ハイデッカータイプ)」の換気性能について
国土交通省自動車局まとめ「観光バス及び路線バスの車内換気能力」

貸切バスをご利用いただく際にご協力いただきたいこと

バス利用時のご注意

貸切バスをご利用になるお客様にもぜひご協力いただきたい点をまとめました。

  1. 乗車時の手指を消毒
  2. マスク着用など咳エチケット等への配慮
  3. 座席に余裕がある場合はできるだけ後部座席に座る

また、貸切バス旅行で人気のサロン席で飲食・飲酒・カラオケ利用、大声で騒ぐなどについては、原則お控えくださいというアナウンスがありましたが、11月30日付けの「貸切バスにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン」改定により、可能になりました。

座席を回転しての利用、歓談・飲食・飲酒・カラオケを希望する場合は、マスク着用や大声での会話を控えるなど、基本的な感染対策を講じた上、楽しむようにお願いします。

貸切バスを利用予定のメンバーで、発熱や咳の症状はもちろん、味覚・嗅覚異常など、少しでも体調に不安を感じた場合は参加を取りやめるようにしましょう。

≫新しい旅のエチケットと新しい旅のルール

2023年3月13日から実施される「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」

これまではマスク着用の呼びかけやカラオケ利用時もマスク着用をお願いしてきましたが、3月13日からはとくに呼びかけはしないという方針になります。

貸切バスにおける新型コロナウイルス対応ガイドラインについても同様。政府方針である「マスク着用は個人の判断」に即しての変更です。

新型コロナウイルス感染症法上の分類が「5類」に引き下げられる5月8日には、季節性インフルエンザと同じ分類に。コロナ以前の社会経済活動に戻ることを想定した、大幅な対策緩和が予定されています。

個のタイミングで「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」もなくなるとのことなので、決定次第またこちらでお知らせしたいと思います。

貸切バスの「新型コロナウイルス感染予防対策」まとめ

公益社団法人日本バス協会が示した新型コロナウイルス感染予防対策に基づき、各バス会社とも独自の取り組みを行っています。ご利用時に不安がある場合は、お見積りの際に遠慮なく各バス会社に問い合わせてみましょう

また、通勤ラッシュをさけて送迎バスを運行してほしいなど、定期送迎に関する相談も受け付けてくれています。こちらも併せて相談してみましょう。

≫送迎バスについてもっと詳しく

■画像提供
アルモニア株式会社
シティアクセス

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