
小型バス(小型観光バス)の定員数(乗車人数)を調べてみた!
貸切バスの定員数を、全国のバス会社の所有バスから大調査中!大型バスの定員、中型バスの定員までご紹介してきました。
今回は観光バスの最もコンパクトな大きさ、小型バスの乗車人数(定員数)について調べてみました。

小型バスとは、全長7m・車幅2~2.3m・車高3.3mほどのサイズで、大型の観光バス(約12m)を7mに短縮したものとして製造していました。
乗車定員数は、正座席で25人まで。中型バスと同じく補助席はついていません。
貸切バス料金は観光バスの中では最も安く借りることができるのですが、悲しいことに、すでに各バスメーカーとも製造中止して10年以上・・・。所有するバス会社さんも年々減少し、チャーターしにくい貸切バスとなっています。
すぐ近くに小型バスを所有しているバス会社さんがいないと、料金が高くなってしまうかもしれません。また、見積りを出せるバス会社さんが1社もない(1社しかない)なんてことも・・・。
バス料金は、マイクロバスとまったく同じ。
マイクロバスを所有しているバス会社さんはたくさんいらっしゃるので、できるだけ安く!っていう場合は、ぜひ、マイクロバスもご検討ください。両方とって比べたいな~もOK。お気軽にWebから見積り依頼してみましょう。
実際のところ、何人乗りのバスを借りられるのよ!?ってことで全国のバス会社を調査しているこの特集。
小型バスも調べてみると、いろいろなバリエーションがありました。
気になる調査結果をご覧あれ…!
なお、次回が最終回で、マイクロバスの定員数をご紹介します~!

小型バスの平均的な乗車可能人数は21~25人
「貸切バスの達人」に参加しているバス会社さんが所有する小型の観光バスを調査。
その結果、最も多いパターンは正座席25人というタイプでした。

21人~25人までの定員数を見ると全体の約85%を占めます。
補助席を含めた乗車可能人数を見ても、全体の約71%が21~25人乗り。
小型観光バスも補助席を付けないケースが多い、ということがわかります。

小型バス、マイクロバスともに高速道路の通行料金区分は「中型車」です。
最も座席数の多い小型バスは、29名乗りで全国で2台だけ。
やはり、定員30名を超えると大型バスと同じ「特大車」扱いになるので、さすがに30人乗り小型バスはありませんでした。

観光用につくられた小型バスはサロン席にできるものも。
必ずしも手配できるとは限りませんが、観光バス旅行を少ない人数で楽しみたいときにぴったりなサイズのバスですね!
小型バスは台数が少なく、特にサロンタイプは観光利用に大人気!なので、お見積もり依頼は早めにどうぞ♪
1社でも見積りを出してくれるバス会社さんが見つかれば、超ラッキーですね。
乗車定員別!小型バスの座席表比較
先述の調査結果のとおり、小型バスの定員は正座席25人がスタンダード。
その他21人乗りや、サロンバスタイプもあることがわかりましたね!
主要な定員数の座席表と車内の様子を詳しくみてみましょうー!


25人乗り小型バスは、運転手側と乗降口側に2席ずつで6列の配置。補助席はありません。
サロン観光車両は、後ろから2番目の1列を回転させて、サロン席9席にするのが主流。大型バスや中型バスは2列を回転させて11~13席のサロン席にするのが基本ですが、小型バスの場合はめったにありません。
ちなみにサロンテーブルには、飲み物がバスの振動で倒れないように「穴」が空いているんですよー!
ビールやおつまみをのせて、車内で宴会を楽しめますね♪
(写真は中型バスのサロンテーブル)


21人乗りは、ややゆったりした座席配置ですね!
バスの全長はかわらず、25席のタイプよりも4席分減らしているので足元のスペースを広く取ることができます。
乗降口側には、小さいですが冷蔵庫が付いています。
夏のBBQや海水浴、キャンプなどで、到着したらすぐに乾杯したい!という場合は移動中に飲み物を冷やして置けるので便利ですね。
ちなみに、エンジンを切っている間は冷やせないので、帰りはご注意を…。

実は超希少!小型バスとは?基本情報
小型バスは小さいながら、トランクルームも備えており、大型バス並みの車内設備(カラオケやサロンタイプなど)を備えていたので、小規模のグループ旅行にオススメの車種でした。
残念ながら、現在は製造中止。かつてはこれらのバスメーカーが小型バスを作っていました。
- 日野自動車「メルファー7」
- 三菱ふそう「エアロミディMJ」
- 日産ディーゼル工業(現UDトラックス)「スペースランナー7」
日野の「スペースランナー7」が最後に製造されたのは1999年、「メルファ7」は2004年、「エアロミディ」は2007年。
どのメーカーの小型観光バスが製造中止になって10年以上が経過しているのは前述のとおり。で、今後はますます「希少な存在」になっていくことでしょう。
小型タイプのバスを引き続き製造しているのは日野自動車で、路線バスやコミュニティバスでよく見かける「ポンチョ」がそうです。

ちなみに
「新しい小型バスがいい!」
という場合、上記の理由から残念ながらありません!絶対!!
幹事さん、気を付けね!!
小型バスの定員まとめ
- 小型バスの定員は21~25人
- 補助席はなし
- サロンタイプの小型バスもある
- 小型バスは10年以上前に生産終了しているので、現在は台数が少ない
- マイクロバスと料金が一緒なので、台数の多いマイクロバスのほうが借りやすい

【小型バスまとめ】
サイズ(大きさ) | 全長7m、車幅2~2.3m |
---|---|
車高 | 3~3.3m |
観光バスの車種(メーカー) | 三菱ふそう「エアロミディMJ、日野自動車「メルファ7」、日産ディーゼル「スペースランナー7」 ※いずれも生産終了 |
運転手なしでのレンタル | 不可能ではないがレンタルできるところはほとんどなし |
料金の目安 | 東京発平日日帰り旅行(バスの利用10時間・250㎞移動を想定)で64,350~94,160円(税込) 【貸切バスの料金目安について】 |
利用人数(定員数)の目安 | 21~25人(補助席がある場合もあり) |
有料道路区分 | 中型車 |
トランクルーム(荷物量) | なし(三菱ふそう・エアロミディMJのみ貫通式1スパンあり) 小型バスに乗せられる荷物はどのぐらい? |
設備(一例) | カラオケ、冷蔵庫、湯沸かし器、TVモニター、DVD、ラジオ、マイク ※一例です。メーカーやバス会社により異なります。 |
■写真協力
シティアクセス(神奈川県横浜市中区新山下3-8-45)
東京ワーナー観光(東京都足立区平野1-6-14)
東新観光(東京都日野市上田388)
▼貸切バスの定員数特集
貸切バス乗車人数比較 | 大型バスの定員 | 中型バスの定員 | 小型バスの定員 | マイクロバスの定員
小型の観光バスはマイクロバスと料金は全く同じ!
マイクロバスを所有しているバス会社さんは、全国にたくさんあります。
バス料金は出発地(バスに乗車する場所)から、最も近いところに営業所があるバス会社に依頼するほど安くなります。
貸切バス料金を安く抑えたいのであれば、無理して小型観光バスにこだわるのではなく、マイクロバスを検討してみるのはいかがでしょうか?「貸切バスの達人」で「小型バス」と「マイクロバス」、両方の見積をとって比べてみましょう。
バス会社の比較がポイント!