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カンボジアをバスが行く⑦

やっぱりここでも引っ張るアスラさまぁ・・・。

ニャックポアンを後にし、プリア・カーンへとヒュンダイ社製バスは進みます。

距離にして約3キロ、歩いて行けない距離ではありませんが、
灼熱の暑さの中ではほんの短い時間でも
バスの中で冷房に当たるだけでも生き返ります。

プリア・カーンは、聖なる剣というの意味だそうで、
ジャヤヴァルマン7世がチャンバ軍との戦いに勝利したことを記念して
建てたものとのことです。
またジャヤヴァルマン7世の父君の菩提寺になっているそうです。

名の由来となった「聖なる剣」は、
プノンペンの国立博物館で見ることができるそう。

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バスを降り、石畳の広い参道を進むと東正面大門が見えてきます。
門の手前にはナーガと、
それを引っ張るアスラ(阿修羅)の神々の像が・・・。

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他の多くのアンコール遺跡と同じように、
「乳海攪拌」の様子を彫った欄干で飾られ、
ここでもアスラ様が「えいしゃら、えいしゃら」というわけですね。
(詳しくは「カンボジアをバスが行く②」を参照!)

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門をくぐり、中へと進むとその裏には美しいデバターが刻まれています。
しかしデバターの右側手前の柱には、
ポル・ポト内戦時代の弾痕がいくつも残っています。
このコントラストがカンボジアの歴史そのものなのかもしれません。

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そして門を出て振り返ると、
その左右に迫力のあるガルーダ(鳥の姿をした神様)が
お見送りしてくれます。

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門の先には緑豊かな広い空間が広がります。
木々の間に、巡礼用の宿泊施設であったという
ダルマサラが風景に同化して佇んでいます。

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東楼門に着くと、
ここでも「タ・プローム寺院」のように、
巨大なスポアンの根が絡みついている光景が!
カンボジアをバスが行く③を参照)

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プリア・カンを象徴する有名な2層式の石造建築の建物です。
他の遺跡と異なり円柱の柱、
2階建構造でギリシャ建築様式のような造りになっています。

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中央祠堂に入ると、そこに「ストゥーパ」という
仏塔が建立されています。
鐘のような形にみえますがそうではありません。
「ストゥーパ」とは、尊い人の遺骨を納め、
崇拝するために造られたものだそうです。

サンスクリット語の「stupa」由来で、
卒塔婆(そとうば、そとば)とも呼ばれることも。

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北側回廊の真ん中にはリンガを配したヨニがあり、
こちらも繁栄を願う信仰の対象となっていたようです。
(リンガとヨニについてはカンボジアをバスが行く⑤を参照のこと)

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リンガとヨニのパワーをいただきつつ、
西門をくぐるとプリア・カーンの縦断が終わります。

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こちら側の橋の欄干にもナーガとそれを引くアスラが見られますが、
かなり破壊されてしまったようで首が残っているのは数体でした。

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プリア・カーンを後にし、夕食をとるためにいったんホテルへ。
この後は、バイヨン寺院で開催される「アプサラダンスショー」見学までしばし休憩です。

特別許可を得て開催される
「アプサラダンスショー」は荘厳で美しかった!

「アプサラダンスショー」は、カンボジアの伝統舞踏。
ユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。

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インド神話にでてくる水の精「アプサラス」が
語源になっていると言われている宮廷舞踏のひとつだそう。
アプサラとは「天女」を意味し、
踊り子は神と人間をつなぐ役割を果たすもと考えられてきました。

一説によると「アプサラス」は乳海攪拌の時に生まれた存在ともいわれ、
アンコール・ワット遺跡の壁画にレリーフとして残されたりしています。

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実は「アプサラダンス」を踊れる踊り子が
一時は誰もいなくなるかもしれないという危機に瀕していました。

文化を含め、あらゆる既成概念の破壊を行っていたポル・ポト政権時代、
踊り子たちは神の使いであるとして虐殺の対象に。
約9割の踊り子が殺害されてしまったそうです。

口伝えで踊りの技術を継承してきたため、
消滅の危機から見事に復活した今日の「アプサラダンス」は
まさに奇跡のひとつかもしれませんね。

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アプサラダンスの特徴は、
きらびやかな衣装を身にまとった女性たちの妖艶な身のこなし、
そしてしなやかな手の動きにあります。

より優秀な踊り手は、指がよく反り返っているといいます。

何でも今回特別にカンボジア政府に許可をもらって、
バイヨン寺院をライトアップ。
そしてライトアップされた四面塔などの遺跡をバックに、
このアプサラダンスを見学することができました。

こちらの女性たちがアプサラを舞った方々です。

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旅行会社のイベントということで、
ダンスの後はプレゼントが当たる抽選会が行われました。
くじを引いてくれている女性がダンサーのリーダーだそう・・・。

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希少な文化に触れることができた特別な夜でした。

カンボジアも残すは明日1日のみ。
ちょっと寂しいなぁと感じるように。

明日はトンレサップ湖湖上ツアーとナイトマーケットでの自由行動、
その後、夕食を済ませたら空港、そして帰国になってしまいます。

5泊6日、長いと感じつつもラストが近づくにつれ、
まだまだ見れなかったものがたくさんあることに気付き、
それが翌年もまたカンボジアに来てしまった理由でもありました。

翌年の旅行記はまたの機会にご紹介できればと思います。

次回のレポートはいよいよ最終回。
カンボジア最後の旅をご紹介します!

――(続く)――

(Photo by Kota)

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