アンコールワット遺跡でおなじみのカンボジア

カンボジアをバスが行く(1) JALのチャーター機でいざ出発!

さて。バスが走る風景は日本だけではありません。世界の各地でいろんなバスが走っています。人々の生活の足として。観光客のワクワクを乗せて。

今回のバス旅の舞台は「カンボジア」です。

カンボジアの国旗

ところで「カンボジア」ってどこ?インドシナ半島南部にあり、ベトナムやタイ、ラオスと国境を接している国です。

カンボジアの地図

首都はプノンペン。日本からの直行便はなく、バンコクやベトナム、ソウル、シンガポールなどで乗り換え、シェムリアップ空港か、プノンペン空港、シアヌークビル空港から現地入りできます。

カンボジア・シェムリアップ空港
カンボジア・シェムリアップ空港

そして、ベトナムやバンコクからバスで国境を越え、カンボジアを目指すことも!
バンコクからシェムリアップまで約7時間で食事付き。旅慣れている人なら、こんな旅も楽しそうですね♪

カンボジアは1970年に王国が倒れてから長らく内戦状態にありました。なかでもクメール・ルージュのポル・ポト政権下では、たくさんの虐殺が行われてきました。地雷や不発弾が埋められ、誤って危険地帯に入った子どもたちなどが犠牲になることも多々ありました。

1991年10月にパリ和平協定が締結。
1993年に民主選挙により立憲君主制が採択、ノロドム・シハモニ国王が即位し、いまに至っています。

ノロドム・シハモニ国王が即位
(Photo by KOTA)

現在のカンボジアというと、ODA(政府開発援助)により、橋や道路が整備され、快適に滞在できるホテルも増えてきました。

治安状況も比較的良好。親日家が多く、人懐っこく、優しい国民性で親しみやすい国というイメージに変わってきています。
衛生面も整備され、水道からキレイな水もでるように。飲み物は商店等でミネラルウォーターが売られているので心配いりません。

カンボジアとはどんな国?

海外旅行でよくいわれる
「夜ひとりで出歩かない」、
「金目のものをちらつかせない」、
「置き引きや引ったくり、スリに注意」といった一般的なことを守れば不安がることはありませんよ!

カンボジアの魅力といえば、なんといってもアンコールワットの遺跡!

アンコールワット遺跡でおなじみのカンボジア
(Photo by KOTA)

サンスクリット語で「アンコール」は王都、クメール語で「ワット」は寺院を意味します。

12世紀前半のアンコール王朝スーリヤヴァルマン2世により、ヒンドゥー教寺院として建築されたものです。1972年の内戦により、クメール・ルージュにより破壊された寺院ですが、現在は修復が進んでいます。
1992年にはアンコール遺跡として世界遺産に登録。日本人石工の指導で参道の石組みが修復される様子が、NHKの「プロジェクトX」で取り上げられ話題になりましたね。

他にもたくさん、カンボジアの魅力があります。最近ではいってみたいアジアの行き先として人気急上昇中のカンボジアをKOTAがスペシャルレポート。

バスの車窓から見た、カンボジアの飾らない素顔をご紹介しちゃいますよ~。
こう、ご期待!

JALのチャーター機でいざ、カンボジアへ!

旅行会社・近畿日本ツーリストがチャーターした飛行機なので直行便。5泊6日のツアーです。

2010年当時は日本からカンボジアへの直行便の定期路線はなく、通常タイやベトナムを経由して向うのが主流。今回は直行便のツアーなので、成田からカンボジアのシェムリアップまで6時間ちょっとでひとっ飛びのお気楽ツアーでもありました。

飛行機は夕方17時頃に出発。シェムリアップには現地時間22時頃に到着します。初日はそのままホテルまで直行、翌日からの観光に備えてしっかり体を休めることができました。

成田空港

皆さんお馴染みの成田空港、今回はJAL便のため北ウイングからの出発です。搭乗手続き、荷物を預けていよいよ出国ゲートへ。

出国手続きが終えれば、もうそこは日本じゃありません。免税店を散策しながら搭乗開始時間までのんびりと。

飛行機はB767-300ER。

JAL直行便B767-300ER

シートの並びは2-3-2で、座席はもちろん、窓際2席を押さえています。

(Photo by KOTA)

フライト時間の長い海外旅行の場合、知らない人が並んでしまうと、途中、席を立ちにくいので、どの飛行機(機材)でいくかを事前に確認し、シートマップで座席の並びをチェック。

事前に座席を押さえてしまうのがおススメです。

ちなみにJALはWebサイトから座席指定ができます。ツアーの場合なら、旅行会社に認証番号を聞いておきましょう!

ボーディングブリッジから、コックピットが見えて出発準備をしているキャプテンとコーパイさん発見!これからの旅、どうぞよろしくお願いします!

コックピット
(Photo by KOTA)

と、思っている間に到着。カンボジアのシェムリアップまで6時間少々で到着しました。

シェムリアップ空港にはボーディングブリッジはなく、タラップで降りていきます。日本の主要空港ではなかなか体験できなくなったので、なんかとても新鮮な感じです。

シェムリアップ空港に到着
(Photo by KOTA)

地上に降り立つと、南国特有の蒸し暑さに包まれます。それとなんだろう、独特の香辛料のような香り。それを感じるとカンボジアに来た実感が湧き上がるものです。

現在は航空料金に含まれているようですが、当時入国手続きの際、空港使用料25ドルを支払う必要がありました。カメラを見て、指紋を取られ、片言英語を笑われつつも入国審査を済ませると、外で現地のガイドさんが待っていました。

入国審査を済ませガイドと合流
(Photo by KOTA)

入国審査を済ませると、現地ガイドのビーチェットさん(通称ビーさん)がお出迎え。自力で日本語を勉強したとのことですが、とてもわかりやすく、時に冗談交じりでの解説に、最終日まで楽しませてもらいました。

この日はそのままバスにのって宿泊先へ。着いてシャワーを浴びたら翌日の支度。あっと言う間に眠りに落ちていきました・・・。

さぁ明日はアンコールワットの日の出鑑賞。アンコールワットを背に朝日は姿を見せてくれるでしょうか。

ー続くー

▼カンボジア5泊6日旅行レポート▼
カンボジアをバスが行く(1) JALのチャーター機でいざ出発!
カンボジアをバスが行く(2)アンコール・ワットの朝日鑑賞からのアンコール・トムへ
カンボジアをバスが行く(3)バイヨン寺院からライ王のテラス、タ・プローム寺院へ
カンボジアをバスが行く(4)「アンコール・ワット」再びっ!
カンボジアをバスが行く(5) ロリュオス遺跡群「ロレイ」を目指して
カンボジアをバスが行く(6)アンコールワットを眺望するプノンバケン山へ
カンボジアをバスが行く(7)3日目午前中はプレ・ループ遺跡やニャック・ポアンへ
カンボジアをバスが行く(8)プリア・カーン遺跡と圧巻のアプサラダンスショー見学
カンボジアをバスが行く(9)トンレサップ湖で水上生活に触れる

★カンボジアの団体・グループ旅行プランはこちらも参考に

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

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