
カンボジアをバスが行く(4)「アンコール・ワット」再びっ!
「アンコール・ワット」アンコール!っていわないぐらいの分別はあります・・・(いってるじゃん・・・)。
タ・プローム寺院の見学が終わり、いよいよ今回の観光のメインであるアンコール・ワットに向かいます。

今朝、日の出鑑賞に訪れた時はお天気もいまひとつでしたが、今は雲ひとつない快晴となり、見学にはもってこいのお天気、自然に気分は高まります!
カンボジア観光のベストシーズンは乾季にあたる11月~2月

アンコール・ワット観光のベストシーズンといわれているのが11月~2月。ちょうど乾期にあたります。
特に11月から1月頃は雨が少なく過ごしやすいそうです。この時期は、アンコールワットをはじめとする遺跡観光が快適に楽しめます。
ちなみに3月~4月は春で、日中は暖かく、夜は少し冷えることもあるそうです。5月~10月は雨期。
今回、訪れたのは9月で雨期ですが、この青空!
朝と同様、西参道入口でバスを降り、東側陸橋を西塔門に向かって石畳を進みます。抜けるような空の蒼と石畳の織りなすコントラストがとても印象的な風景でした。
西塔門の内部にはヴィシュヌ神

西塔門を抜けて内部へと進みます。
西塔門の中にはヴィシュヌ神という仏像が祀られており、今も人々の信仰の対象として崇められているとのことです。

ヴィシュヌ神は、ヒンドゥー教の神でブラフマー、シヴァとともに3つの最高神のひとつ、世界を維持する役目があるそうです。

西塔門を抜けると、その光景に感動を覚えずにはいられませんでした。
青空の下で見るアンコール・ワット遺跡に感動


「来たぁ~!」
と自然に笑みがこぼれちゃう、それぐらい初めてじっくり見るアンコール・ワットは素晴らしいものでした。

参道を更に進みます。最高の青空と遺跡を眺めつつ、今朝来た聖池に向かいます。

今朝来た時はあいにくの曇り空で、今ひとつぱっとしない風景。しかし、いまは抜けるような青空とアンコール・ワットが穏やかな聖池の水面に写しだされています。
この風景は、言葉に表しようのないぐらい美しいもので、しばし見入ってしまいました。

どこの遺跡でもそうなのですが、子どもたちの屈託のない笑顔が多く見られます。
聖池の畔でもはい、この通り!

何で走っているかは解りませんが、それでも自然に笑顔になってしまうワンショットです。
聖池を後に、いよいよアンコール・ワット遺跡の中心部へ

十字回廊から第二回廊を抜け、中心部に到達。


そこには数多くの美しいデバターと、大空にそびえ立つ中央祠堂を見ることができます。
中央祠堂を登るのは命がけ!?
中央祠堂へ登るのですが、以前は手すりのあるような階段もなく、祠堂そのものの石の階段を這い上がっていったそうです。

ガイドのビーさんの話では、観光客の転落死亡事故があり、それから手すりの付いた階段が整備されたとのこと。

それでもこの怖さです・・・
アンコール・ワットの第三回廊からの素晴らしい眺め

階段を上り、第三回廊から見る眺めはまた格別です。
外から見るイメージしかありませんでしたが、こうして内側から眺めると改めてアンコールワットの巨大さを感じます。


第三回廊から眺める中央祠堂、そしてその下にある沐浴池跡。

回廊内には石仏も多くのこされています。

一通り巡った後、再び急傾斜の階段を第二回廊へと下りて行きます。横から見ると、その階段の急さにくらくらしますねー。

第二回廊には昔々、ここを訪れた日本人が書き残した落書き?が今も残っています。

書き残したのは森本右近太夫というお侍さん。時代は寛永9年(1632年)の出来事だそうです。
森本はここを「祇園精舎と思って来た」ということを書き残したらしいそうです。
第二回廊を抜け、再び第一回廊へ


第一回廊には壁一面に細かくレリーフが刻まれています。

ひとつひとつの絵には意味があり、この国の成り立ち、世界の成り立ちなど、人々の生活や神々の世界、そしてその関わりなど一大絵物語になっています。

第一回廊を抜けて外に出たころには辺りはすっかり夕闇に包まれていました。

さぁこれから夕食のレストランに向かいます。蒸し暑く歩き疲れてしまいましたが、それでも大満足のアンコールワット見学でした。
--(続く)--
(Photo by KOTA)
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