![ヴィクトリア・コーチ・ステーションの中へ入ります](https://www.bus-trip.jp/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image11-e1514191158506.jpeg)
イギリスの夜行バスってどんな感じ?ロンドンから楽しむ長距離バスの旅
イギリス国内移動手段として鉄道や飛行機と並んで人気なのが、長距離バス。
価格がリーズナブル、しかも乗換なしで目的地に到着できるから便利!というのが、支持率の高い理由。
今回はロンドンのヴィクトリア・コーチ・ステーションから、スコットランドのエディンバラまでの夜行バスの旅をご紹介します。
![イギリス・ロンドン発の長距離バスはヴィクトリア・コーチ・ステーションから](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image1-e1514186708214.jpeg)
1. ロンドンからエディンバラまで約600キロ!夜行バスで移動してみた
2. イギリスの長距離バス・夜行バスを運行しているバス会社は?
3. バスターミナル「ヴィクトリア・コーチ・ステーション」までの行き方は?
4. 床の色分けされたラインに沿って向えば、バスターミナルまでスムーズに到着!
5. 長距離バスの切符はネットで買うのがおススメ?それともターミナルで?
6. 旅行者を惑わす不便がいっぱい!バスの切符は、ネットで事前購入が簡単なようです
7. バスターミナルで食事したい、どうすればいい?
8.トイレを利用するために必ず小銭を準備しておこう!
ロンドンからエディンバラまで約600キロ!夜行バスで移動してみた
忙しい時期はさっと目的地に到着する飛行機が楽ですが、時間をかけて楽しむ長距離バスの旅も、やっぱりいいですよね。
バスターミナルで味わう独特の雰囲気、そしてゆったりとシートに座って 車窓の変化をじっくり楽しむ。これこそ、バス旅の醍醐味です。
ということで、今回はロンドンからエディンバラまで、長距離バスで行ってみることにしました。なんと約600キロの道のり。日本の移動距離でいうと、東京から兵庫の姫路、岩手の岩泉あたりでしょうか?
しかも夜行バスでの挑戦です!
![ロンドンからエディンバラまでの600㎞を結ぶ夜行バスに挑戦](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image2-e1514186909311.jpeg)
イギリスの長距離バス・夜行バスを運行しているバス会社は?
まず主なイギリスの長距離バス会社は、ナショナルエクスプレス(national Express)、メガバス(megabus)、欧州各地を結ぶユーロライン(Euroline)など。
![英国内最大手と言われているのが「ナショナルエクスプレス」](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/Nationalexpress_england2-e1514189005157.jpg)
なかでも国内最大手と言われているのが、ナショナルエクスプレス。1,200以上の路線網を誇っています。
ちなみに英国北部、ロンドンから遠く離れたスコットランド各地への所要時間は、グラスゴー8時間15分、エディンバラは9時間、そしてさらに北にあるインバネスは12時間35分。
料金はネット予約だと片道5ポンド(予約料金に1ポンド)で乗車できる!なんてお得なものもあります。
<Information> ナショナル・エクスプレス National Express
![ナショナルエクスプレスの対抗馬はメガバス](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image3-e1514189759484.jpeg)
ナショナルエクスプレスの対抗馬であるメガバス。
イギリス、アメリカ、カナダにおいてビジネス展開をしているステージコーチグループ(Stagecoach Group)のバス。2003年にイギリスの長距離バス市場に参入しました。
ナショナルエクスプレスに比べると路線数約90本と少し少なめですが、最安価なんと片道1ポンド(予約料金あり)の路線もあり!なかなかの人気です。
<Information> メガバス Megabus
バスターミナル「ヴィクトリア・コーチ・ステーション」までの行き方は?
![長距離・夜行バスが出発するヴィクトリア・コーチ・ステーション](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image4-e1514190029299.jpeg)
さて、今回の夜行バス旅の起点は、ロンドン中心にあるヴィクトリア・コーチ・ステーション。ここはバッキンガム宮殿にほど近い地下鉄の駅、ヴィクトリアステーションのすぐ横にあるとのこと。
<Information> ヴィクトリア・コーチ・ステーション Victoria Coachi Station
住所: 164 Buckingham Palace Road, London SW1W 9TP
Tel:+44 (0)20 7222 5600
私たちもまずは地下鉄でヴィクトリアステーションへ向かい、そこからバスターミナルまで歩いていくことにしました。
![地下鉄「ヴィクトリアステーション」から徒歩でバスターミナルへ](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image5-e1514190311261.jpeg)
ですが、ヴィクトリアステーション、規模が大きい!もちろん電車などの発着を知らせる表示もたくさんある!で、とてもわかりにくい・・・。
バスターミナルまでたどり着くのか、不安になってきました。
床の色分けされたラインに沿って向えば、バスターミナルまでスムーズに到着!
![バスターミナルまで誘導してくれる床のライン発見](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image6-e1514190464521.jpeg)
あ、駅の床に色分けしたラインを発見!
![青いラインをたどるとバスターミナルへ行けそうです](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image7-e1514190566699.jpeg)
どうもこの線に沿って歩けば、バスターミナルにたどり着くようです!行ってみましょう。
![どんどん青い線に従って進みます](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image8-e1514190610219.jpeg)
青い線をたどって歩いていくと、外に出ました。
どうもヴィクトリアステーションとバスターミナルは接続していないようです。道を渡ったところにヴィクトリア・コーチ・ステーションが見えます!
![道路の向こう側にバスターミナル見えました](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image9-e1514190680731.jpeg)
午前5時から夜中の1時までバスが休むことなく発着する、イギリス最大級のバスターミナル「ヴィクトリア・コーチ・ステーション」です。
日本でいえば、東京の「バスタ新宿」みたいなイメージでしょうか?(国外には行けませんが・・・)
![1日20時間バスがひっきりなしに発着するバスターミナル](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image10-e1514190800893.jpeg)
ここから国内のみならずフランスやベルギー、そしてオランダ、ダブリンなどさまざまなルートが伸びています。
![ヴィクトリア・コーチ・ステーションの中へ入ります](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image11-e1514191158506.jpeg)
では、さっそく中に入りましょう。
![出発ターミナルの中にある時刻表](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image12-e1514191266238.jpeg)
長距離バスの切符はネットで買うのがおススメ?それともターミナルで?
![バスの切符はネットで買うのがお得?](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image13-e1514191353982.jpeg)
規模は大きいヴィクトリア・コーチ・ステーションですが、ここに発着するバスのほとんどが、ナショナルエクスプレスとメガバス。
チケットは各社のWebサイト、またはターミナル内のチケットカウンターで購入できます。
チケットカウンターは午前8時から午後10時まで空いていますが、混んでいることもしばしば。ネットで購入した方が割引もあったりするので、便利でお得かもしれません。
![メガバスのチケットカウンター](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image14-e1514191506611.jpeg)
またナショナルエクスプレスとメガバスは、ターミナル内に専用カウンターもあります。
![ナショナルエクスプレスやユーロラインのチケットカウンター](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image15-e1514191557802.jpeg)
カウンターだけでなく、販売機もあるとのこと。ちょっと、ナショナルエクスプレスの販売機をのぞいてみましょう。
旅行者を惑わす不便がいっぱい!バスの切符は、ネットで事前購入が簡単なようです
英国では最近、硬貨と紙幣が新しくなったばかり。この表示によると、なぜか新しい10ポンド紙幣が、販売機で使用できない・・・。う〜ん、わかりにくい。
![現金でバスチケットを買おうとすると使えない紙幣が](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image16-e1514191716177.jpeg)
でも、そのとなりには現金でチケットは購入できず、クレジットカードのみ可って書いてあります。
![バスチケットはクレジットカードのみという表示まである](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image17-e1514191845951.jpeg)
うーん、なんともイギリスらしい?!不統一さ・・・。やはりチケットは事前にネットで購入した方が簡単かもしれません。
![バスチケットはWebサイトから購入が便利そうです](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image18-e1514191966984.jpeg)
バスターミナルで食事したい、どうすればいい?
![バスターミナル内にはキオスクがあります](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image19-e1514192169930.jpeg)
ターミナル内には、キオスクのようなお店があります。品揃えはサンドイッチやスナック、飲み物といった感じ。
![英国のバスターミナルにあるキオスク](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image20-e1514192250848.jpeg)
熱いものはバスに持ち込み禁止なので、寒い日でもスープなどを抱えてバスには乗り込めません。でもコーヒーや紅茶は大丈夫みたいです。
![バスターミナル内にはフルーツやスナック菓子のスタンドが](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image21-e1514192314590.jpeg)
またターミナル内や周辺にはスターバックスなどのカフェやレストランがたくさん。バス乗車の前に食事を済ませるのもありですよ。
![スタバもあるバスターミナル内](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image22-e1514192379228.jpeg)
長距離バス・夜行バスが出発するまで、バスターミナルでの待ち時間は何して過ごす?
マンモスバスターミナルのヴィクトリア・コーチ・ステーション。いつも多くの人で賑わっているので、「ほっと一息」は至難の技。
![出発までの待ち時間をどう過ごす?](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image23-e1514192594210.jpeg)
早めに到着すると、冷た〜い待合所の椅子、または床に座ってバスを待つということも。ちなみにバス会社は国内路線を利用する場合、発車時刻15分前にバス乗り場へ集合!としています。
![待合室のイスにはさまざまな国籍の人がバスを待ってる](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image24-e1514192671475.jpeg)
でも多くの人が行き交うこのターミナル。さまざまな国籍の、いろいろなファッションに身を包んだ人たちを眺めることができちゃいます。待ち時間の人間ウォッチング、ちょっと楽しいかも?!
トイレを利用するために必ず小銭を準備しておこう!
またトイレに行きたくなった場合、公共のトイレがバスターミナル内にあります。
が、有料なんです。
![バスターミナルのトイレは有料](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image25-e1514192894746.jpeg)
しかも小銭が必要。そしてお釣りが出てこないので、ぴったり30ペンスを握りしめておトイレまで直行してください(笑)。
![10ペンス硬貨なら3枚](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/10pence-e1514195559381.jpg)
![20ペンス硬貨](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/20pence-e1514193745266.jpg)
![おつりがでないのでぴったり小銭を用意しよう](/magazine/wp-content/uploads/2017/12/image26-e1514193805528.jpeg)
いかがでしたか?ロンドンからエディンバラまでの夜行バスの旅。まだまだ続きますよ。
次回はついに夜行バスに乗り込み、エディンバラまで!その道のりを紹介します。
バス会社の比較がポイント!