
貸切バスの繁忙期・閑散期はいつ?エリアによっても異なるバス旅行のハイシーズン
貸切バスを借りようと思ったのに「満車」といわれた。貸切バス料金が以前利用した時よりも「高い」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2023年9月から貸切バスの運賃・料金に上限がなくなり、繁忙期(ハイシーズン)やバスの仕様(リフト付きやプレミアムバスなど)により、バス会社が自由に料金を決めてよくなりました。
つまりバスの需要が増える時期は高めに設定が可能。このため同じバス会社・同じ条件であっても「いつもより高いな…」ということがありうるんです。
また繁忙期(ハイシーズン)は貸切バスの奪い合いとなるため、見積りを取り寄せた時は空いてたのに、電話したら「もう満車です」と回答されてしまうことも。
今回はこの貸切バスの繁忙期・閑散期について詳しく解説していきましょう。
繁忙期・閑散期とは?貸切バスは旅行業界とちょっと異なる
一年のうち、注文や依頼などが殺到し、仕事が忙しくなる時期を「繁忙期」といいます。会社でも業務量が増え、社員の負担が増す時期ですよね。
旅行業界の「繁忙期(ハイシーズン)」は大型連休や長期休暇、年末年始

旅行業界では一般的に長期休暇と重なる時期が繁忙期。例えば春休み、GW、夏休み、シルバーウイーク、年末年始などが上げられます。
この時期は総じて旅行料金が高くなる、予約が取りにくいなどの現象が。しかしながら、最近ではインバウンド客の増加で、一概にいえない場合もあります。
貸切バス業界の「繁忙期(ハイシーズン)」は平日でも忙しい時がある
貸切バスは旅行会社が借上げ、バスツアーなどを行うことがあります。なので、旅行業界の「繁忙期」と重なる部分はありますが、バスをチャーターするのはそれだけではありません。

例えば修学旅行や校外学習(教育旅行)。こちらは主に春・秋に催行されることが多く、旅行のハイシーズンを避けて行われます。具体的には5月のGW明けや6月、9月・11月の平日です。
また、合宿の送迎が多くなるのは7月~8月の土日、特に8月の1周目は「全国からバスがなくなる」という声も。ゼミ合宿は9月~10月が多くなりますし、スキー・スノボー合宿は1月のお正月明けから2月までがピークです。
貸切バス業界、年末年始やお盆時期は意外に借りやすい!?

旅行業界や鉄道、飛行機などは帰省ラッシュで予約が取りにくくなる、料金が高くなります。しかし、貸切バス業界では一部例外のエリアはありますがお盆や年末年始は閑散期。
学校の遠足や合宿などもその時期は避ける傾向にあるので、予約が取りやすいですし、料金も抑えられています。
ただし、北海道は道内を移動する旅行者が多いのでお盆時期も少し高くなり(年末年始は閑散期)、沖縄はお盆時期は閑散期ですが、年末年始は旅行者が増えるので混み合うようです。
貸切バスが借りにくく、高くなる時期はエリアによっても異なる

47都道府県でも北海道と沖縄は人気観光地ということで、それ以外の都道府県と繁忙期(ハイシーズン)と閑散期が異なります。バス会社に取材したところ、以下のような傾向がみられるようです。
北海道の貸切バス:学校でのスキー教室がある、雪まつりなどウインターシーズンのイベントが多いことから1月~3月上旬まで繁忙期(ハイシーズン)、また、旅行客が増える5月~10月までは通常期より少し値段がアップする。
沖縄の貸切バス:修学旅行生、インバウンド客がが増える10月~12月が繁忙期(ハイシーズン)。7月~8月はむしろ閑散期(貸切バスを利用する人が少ない)。
北海道・沖縄以外のエリアの貸切バス:繁忙期は4月~6月、9月~11月、閑散期は12月・1月・2月。
特に7月下旬~お盆まで部活・大会・合宿が増えるので最も高く、混雑する。
3月も卒園、卒業系のイベントで利用されるので比較的混雑する。
どこ出発で貸切バスを借りるか、ということも考慮して考える必要がありそうですね。
貸切バスが満車になりやすい時期は、見積り依頼を早く、空いていたらすぐに予約すること
先ほど、北海道・沖縄とそれ以外のエリアで貸切バスが満車になりやすい時期をお伝えしました。貸切バスをその時期に「満車回答」になりやすいことと、「料金が高く」なる傾向にあります。
その点を理解した上で、早め早めの予約をおススメします。
◎繁忙期(ハイシーズン)/〇ミドルシーズン/△やや忙しい/無印は閑散期
時期 | 北海道エリア | 沖縄エリア | それ以外のエリア |
1月 | ◎ | ||
2月 | ◎ | ||
3月 | ◎ | 〇 | |
4月 | ◎ | ||
5月 | △ | ◎ | |
6月 | △ | ◎ | |
7月 | 〇 | 〇 | |
8月 | 〇 | △(お盆以降は閑散期) | |
9月 | 〇 | ◎ | |
10月 | 〇 | ◎ | ◎ |
11月 | ◎ | ◎ | |
12月 | ◎ |
どうしてもバスを使いたいなら、ともかくすぐに予約してしまうこと。キャンセル料がかかり始めるタイミングをしっかり確認し、バスを確実に借りることができるようにすることをおススメします。
貸切バスのキャンセル料がかかり始めるタイミングは以下の記事を参考になさってください。
貸切バスの繁忙期・閑散期についてまとめ

貸切バスを借りる場合、繁忙期や閑散期をあらかじめ知っておくと、手配がスムーズですね。どうしても繁忙期に借りなければならない場合は以下の点に注意しましょう。
- 貸切バスがすぐに満車になる
- 貸切バス料金が少し高くなる
- 出発地(バスを借りたいエリア)により繁忙期が異なる(北海道・沖縄は要注意)
- 旅行のハイシーズンは貸切バスと少し異なる(学校や合宿、企業研修、イベント送迎でも利用されるため)
貸切バスをスムーズに借りるなら、「早めに見積り」「空いていたらすぐ予約」が肝心ですよ。特に8月1週目の土日は1年前から予約してもいいぐらい。
「貸切バスの達人」なら1回の問合せで相見積りが取れるので楽々。とっても便利なのに利用料はかかりません。ぜひ活用してくださいね。
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