一度は見たい「湯西川温泉 かまくら祭り」、東京から日帰りバスツアーでも楽しめます
栃木県日光市にある湯西川温泉。平家の落人伝説でも有名な秘湯です。
毎年、1月下旬～2月末まで「復元 平家の里」をメイン会場として開催される「湯西川温泉 かまくら祭」で有名。沢口河川敷につくられるミニかまくらは、幻想的でこの風景を見に大勢の観光客が訪れる冬の風物詩となっています。
2023年2月4日（土）にオリオンツアーが主催するバスツアーに参加したので、会場の様子やおすすめのモデルコースをご紹介しましょう。
「湯西川温泉かまくら祭」会場までのアクセスは？
湯西川温泉は日光市にあり、鬼怒川温泉よりもさらに会津よりの山間の湯西川沿いにあります。800年以上もの歴史を持つ温泉で、壇之浦の戦いで敗れた平家の子孫がその傷を癒すために浸かったという伝説も。
都内からは東武鉄道・JRを利用し、鬼怒川温泉から野岩鉄道で「湯西川温泉駅」、そこからは日光交通ダイヤルバスで湯西川温泉街までアクセスできます。
乗換えなどが面倒なことを考えると、おススメはやっぱり貸切バスですね。
「湯西川温泉かまくら祭」はオリオンツアーで超人気のコース！
編集部が参加したのはオリオンツアーの日帰りバスツアー。人数が少ない場合は旅行会社主催のツアーが便利ですね。
「湯西川温泉かまくら祭」をメインイベントとし、ランチは宇都宮餃子食べ歩き、いちご狩り食べ放題を満喫するという鉄板のコース。添乗員さんとベテランドライバーさんの巧みな誘導でしっかりイベントも満喫できました。
以下、今回のツアーの行程です。
新宿センタービル前出発＝＝宇都宮（餃子食べ歩き用お食事券付き）＝＝日光でいちご狩り＝＝湯西川温泉かまくら祭＝＝新宿着終了
バスは順調に宇都宮へ、名物の宇都宮餃子いただきます！
ツアーに参加したのは土曜日だったので混雑を覚悟しましたが、意外に順調に宇都宮へ到着。ここでは100分のフリータイムがあり、宇都宮餃子会加盟店のお食事券を使って各自自由昼食を楽しみました。
添乗員さんからお食事券が使えるお店のマップをいただき、どこにするか事前にチェック。当初は餃子通りにある「宇都宮餃子専門店 悟空」を狙ったのですが、やはり有名店につき大行列でした・・・。
当然「餃子 宇都宮みんみん」も大行列です。するとまだ行列ができていないお店を近くで発見！
「餃子 キャロル」です。こちら、2023年1月に放送されたTV東京系列・出川哲朗さんの「充電させてもらえませんか」で紹介されていたお店です。
店内に入るとすぐに案内していただけました。ラッキー！
出川さんは「海鮮焼餃子」を食べていらっしゃいましたが、普通の焼餃子とラーメンを注文。
「餃子 キャロル」の餃子はとっても大きく食べ応え十分（通常の1.5倍はありそうです）。食材はできるだけ栃木産のものを使用しているそうでキャベツたっぷり。餡がとってもジューシーです。
皮も手作りでパリッと焼きあがっています。
でもって、ラーメンがまた昔懐かしい醤油ラーメン！なるとやメンマ、海苔、半熟卵、チャーシュー、もやし、ほうれん草、ネギと具材もたっぷりです。
このご時世で少し値上がりはしたかもしれませんが、私たちがおじゃました時は餃子1人前400円、ラーメン500円でした・・・。ともかく餃子通りのお店の中では穴場ですのでぜひ！
Information
餃子のキャロル
営業時間：11時～20時、木曜休み
住所：栃木県宇都宮市宮町2-18
問合せ先：028-621-9700
※観光バスは宇都宮駅周辺の駐車場に停めて徒歩でお出かけください。
創建は1600年前と伝わる「宇都宮二荒山（ふたあらやま）神社」へ参拝
「宇都宮二荒山神社」の歴史は大変古く、第十代崇神天皇の御代まで遡るといわれる古社。御祭神は豊城入彦命（とよきいりひこのみこと）で、崇神天皇の第一皇子といわれています。
相殿に大物主命・事代主命。武徳にも優れているということで、武将からの信仰も篤い神社。神社のは目の前は官庁街という大都会のど真ん中に鎮座しており、緑の多い境内はまるで異空間のようなスポットでした。
参拝した帰りに毎朝出来立ての和菓子を販売する「春木屋工房」へ。豆大福を狙って行ったのですが売切れでした。
これからいちごを食べるというのに、いちご大福を購入。お餅が大きないちごにくらいついているようなビジュアルでインパクト大です。
甘さ控えめでいちごの酸味・ジューシーさがふわふわのお餅にマッチしていて、とてもおいしかったです。
Information
宇都宮二荒山神社
住所：栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1
問合せ先：028-622-5271
バス駐車場：二荒山駐車場 大型バス15台（1時間900円）、岡川駐車場 大型バス3～4台（1時間800円）
餃子とラーメンで満腹なはずなのに、強欲にもいちごを時間いっぱい食べる
再びバスに乗り、次の目的地「日光ストロベリーパーク」へ。化学肥料の使用を控え有機肥料での栽培にこだわったおいしいいちごが食べられます。
甘くてジューシーないちごに心を奪われ、食べる食べる・・・。30分という時間制限をめいっぱい活用し、お腹パンパンになるまでいただきました。
Information
日光ストロベリーパーク
営業時間：10時～16時、火曜休み（祝日は営業）
※12月2日～5月下旬開催予定
料金：30分食べ放題で大人1,800円～2,200円（税込）、小学生以上1,200円～1,600円（税込）
※料金は時期により異なります。
※20名以上の団体は応相談。
住所：栃木県日光市芹沼3581
問合せ先：0288-22-0615
バス駐車場：あり（要予約）
いよいよ「湯西川温泉 かまくら祭」会場へ、幻想的な風景が広がります
バスは夕方、16時30分過ぎにメイン会場である「平家の里」に到着。ミニかまくらの点灯は17時からなので、少しメイン会場を散策します。
「平家の里」内もミニかまくらでライトアップ。皆さん夢中でシャッターを押していらっしゃいました。
そして「平家の里」から歩いて約10分ぐらいのところにある湯西川・沢口河川敷に広がるミニかまくら会場へ。
写真などでよく見かけたあの幻想的な風景が広がっていました！
始めたばかりの頃は200個程度だったミニかまくらも、現在では1,500個以上に増やして実施しているとか。ミニかまくらの中にガラスコップに入れたろうそくが置かれ、暖かな灯をやわらかく放っています。
制限時間ギリギリでしたが、なんとか一通り見ることができてよかったです。
2024年の「湯西川温泉かまくら祭」日程
2024年のイベント開催日時は以下の通りとなっています。日帰りが厳しい場合は、ぜひ湯西川温泉に1泊してゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
【開催期間】2024年1月26日（金）～2月25日（日）
【開催場所】
■メイン会場「平家の里」
9時～21時（最終入場20時40分）、無休
ミニかまくらライトアップ17時～21時
料金：1日券 大人510円、小中学生250円（当日、再入場可能）
※沢口河川敷ミニかまくら点灯は、期間中の金土日のみ。17時30分～21時となっています。
■湯西川水の郷「雪まつり」
1月28日（日）からの開催で、10時～15時（最終受付14時）、水曜休み
温泉利用時間10時～19時（最終受付18時）
料金：大人1,200円、子ども600円（そり遊び代、水の郷の入浴代含む）
貸切バスで「湯西川温泉 かまくら祭」へ行く場合の注意点！
「湯西川温泉 かまくら祭」は大変人気のイベント。金土日祝日はとても混雑します。
メイン会場である「平家の里」に駐車場はありましたが、予約できるわけではないようなので、観光バスの場合、譲り合ってということのようでした。
今回のバスツアーで運行されたバス会社さんは、例年、オリオンツアーの「湯西川温泉かまくら祭」ツアーでよく会場に行かれているというドライバーさんだったのでとてもスムーズでしたが、初めてという場合は以下の点に要注意です。
湯西川温泉までは山道が続くので時間に余裕をもつのがおすすめです。
会場は除雪はされますが、完全には取り除けないのでスタッドレスかチェーンが必要な場合もあります。
駐車場が大変混み合うので、できるだけミニかまくら点灯直前に行き、早めに引き上げるのがベストのようです。
「平家の里」内にトイレはありますが個室の数は多くないので、会場へ向かう前にある「道の駅 湯西川」でトイレ休憩を済ませてから向かうといいと思います。
今回のバスツアーを貸切バスで運行した場合の参考料金（距離500㎞、運行時間11時間）は、以下の通りです。
- 大型バス 174,856円（税込）～
- 中型バス 156,508円（税込）～
- 小型マイクロバス 134,211円（税込）～
※上記金額は2023年8月25日に国土交通省が公示した「新公示運賃額（最低基準額）」に基づき、計算した最低基準額です。実際のバス料金は、各バス会社が東北運輸局に届け出た単価で計算します。
※バス運行前・運行後の安全確認を行う2時間を含めて13時間で計算しています。
※バス会社からバス乗降場所までの回送分は含みません。
2024年4月からバス運転手の労働時間が厳しくなるため、1人のドライバーで上記行程は難しいと思われます。詳しくはバス会社に相談してください。
バス会社の比較がポイント！
