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ジブリ好きなら外せない!小金井「江戸東京たてもの園」②

江戸時代の民家でイベント開催中

前回からの続き「江戸東京たてもの園」西ゾーンのご紹介です。

まずは江戸時代中期に建てられた民家「綱島家(農家)」から
回ります。

綱島家(農家)

こちらは江戸時代中期の広間型間取り、かやぶき屋根の家。

土間と囲炉裏

家の中では囲炉裏に火が入れられ、
ボランティアスタッフの方々が「裂き織り」をしていました。

裂き織りの実演中

夏は涼しく過ごせるようにつくられているので、
冬は寒かっただろうなーーと思いました。

たてもの園にある井戸

お庭にはちゃんと井戸が・・・。
(貞子はでてきません!)

そのお隣にあるのは八王子千人同心組頭の家。

八王子千人同心組頭の家

甲斐の国境を警備するため、八王子に配備された徳川家の家臣団が
暮らしていた家です。江戸時代後期のもの。

組頭の家のかまど

かまどがお部屋(お勝手)にくっついているのは
大変珍しいそうです。

確かにふつうは土間にありますもんね。

組頭の家の間取り

居間と5畳の板の間、4畳と8畳の座敷、
お風呂場など以外にコンパクトです。

1階はカフェ「武蔵野茶房」が入っている明治の洋館

まずは明治時代に建てられた洋館「デ・ラランデ邸」へ。

デ・ラランデ邸

もともとは平屋で、明治時代の気象学者・物理学者である
北尾次郎が設計した自邸だったと言われています。

その後、1910年(明治43年)頃に
ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデが3階建てに増築。
デ・ラランデ氏は、ユーゲント・シュティールと呼ばれる建築様式を
日本にもたらした建築家として知られています。
スレート葺きのマンサード屋根、下見板張りの外観が特徴です。

デ・ラランデ氏の設計した建築物で現存するのは
神戸にあるドイツ人貿易商ゴットフリート・トーマス家住宅(風見鶏の館)がありますね。

神戸市風見鶏の館

重厚な煉瓦造りの外観と屋根上の風見鶏が特徴「風見鶏の館」

その後、居住者が何度か変わり、カルピスの発明者として有名な三島海雲氏の所有に。
平成11年ぐらいまで三島食品工業株式会社の事務所として使用。
新宿区信濃町に建っていたものをこちらに移築しました。

デ・ラランデ邸の居間

1階部分はカフェ「武蔵野茶房」になっていて、
邸内はもちろん、テラス席では園内の木々や建造物を眺めながら、
ほっと一息、休憩することもできます。

武蔵の茶房
テラスでお茶も飲めます

コーヒーや紅茶、ビールの他、
カレーライスなどの軽食、デザートも。
10時30分~16時30分(10月~3月は16時まで)空いています。

日本のモダニズム建築を代表する2邸

小出邸の入口

デ・ラランデ邸のお隣にあるのが小出邸。

小出邸の玄関

日本のモダニズム運動を主導した建築家・堀口捨己氏の作品で
文京区西片に大正14年に建てられたもの。

オランダで流行していたデザインと日本の伝統的な造形を折衷したつくりで、
瓦葺き、急こう配の宝形屋根と水平に張り出した軒が特徴です。

平成8年ごろまで大切に住み続けられていたものを、
家の新築で解体することになり、こちらへ移築されました。

小出邸の室内

家の間取りは創建当時のまま。

小出邸のバスルーム

バスルームやキッチンなどの水回りは手を入れていますが、
大規模な増改築は行われていません。

小出邸の応接間

応接間には暖炉。
こちらの家具は建物に合わせて設計されているそうです。
贅沢ですね~。

2階の屋根の下のスペースを利用したストックルームがありました。

小出邸2階のストックルーム

そして、小出邸のお隣にあるのが「前川國男邸」。
実は数ある建物の中で編集部Iがいちばんいいなーと思ったのがこちら。

前川國男邸

前川國男氏はル・コルビュジエ、アントニン・レーモンドの元で学び、
モダニズム建築の旗手として、日本の近代建築の発展に貢献。

品川区上大崎に昭和17年に建てられた前川氏の自宅です。

切妻屋根の和風なたたずまいですが、
室内は吹き抜けの気持ちのいい空間でまるで別荘のよう。

前川邸のダイニング
前川邸のリビング

シンプルで解放感のある間取り。
大きな開口部やドア、室内のしつらえなどなど、
ヒントにしたいポイントがいっぱい!

障子のようにみえる窓が随所に使われています。

前川邸のプライベートルーム
前川邸書斎のしつらえ

キッチンもモダンでおしゃれ・・・。

前川邸のキッチン
前川邸のキッチン・ガス台もおしゃれ

う~ん。こんな家で暮らしてみたい。

田園調布に家が立つ!

日本を代表する高級住宅街といえば「田園調布」。
大田区の最西端に位置し、
田園調布駅から同心円放射状に道路が整備され、美しい公園のような町として
いまもなお、高いブランド力を誇っています。

大正7年に実業家・渋沢栄一氏が「田園都市株式会社」を設立。

こちらに家を建てる場合は、
「田園都市株式会社」と土地購入者の間で協定を結ぶ必要がありました。
3階建て以下にすること、建物は宅地全体の5割以下とすること、
塀を作る場合は「瀟洒なもの」にすることなど
細かくルールが決められていたそうです。

いまでもこのルールは守られていて、
屋根や外壁もカラーガイドに沿ったものに限られています。

田園調布の家(大川邸)

こちらのたてもの園にあるのは、田園調布の家「大川邸」です。
大正14年、田園調布に建てられた当時では珍しい全室洋間の家。
設計は建築家・三井道男で、アメリカから直輸入した建材を使用。
当時としては珍しいツーバイフォー工法で建てられているそうです。

床は板張りの洋間
大川邸の応接間

確かにアメリカの家のよう!
キッチンの写真向かって右手下に、冷蔵庫がビルトインされているのが
わかりますでしょうか?

当時は氷を一番上に入れて、冷却するタイプでした。
恵比寿に住んでいたころ、氷屋さんが自転車で売りに来ていたのを覚えてます!!
(歳がばれる・・・)

キッチンもアメリカンキッチンにつながるダイニングルーム

アメリカの古いドラマに出てきそうなキッチンや
ダイニングルームですね!

一見するとそれほど豪邸という感じではありません。
田園調布が開発された当時は、
中堅層のサラリーマン向けに分譲されたため、
現在のような超高級住宅街というわけではなかったためです。

こちらの大川邸は、鉄道省の土木技師であった大川栄氏が建造したもの。
所有者は数回変わりましたが、平成5年まで使われていたそうです。

センターゾーンに向かう途中でちょっと小休止

ここまで回るのに早1時間・・・。
ここがどれだけ広いかスケール感がわかりますね。

と、ここでセンターゾーンにあるビジターセンター前にある
エントランス広場で一息いれます。

エントランス広場

さくらもまだまだ楽しめます

さて、まだ桜が残っているので、
「桜の散歩道」ものぞいてみます。

桜の散歩道

正面入り口のすぐ左手から常盤台写真場と三井八郎右衞門邸の間に伸びる
ちょっとした小道になっています。

桜の小道をブラブラ

桜が満開な時期にまたあるいてみたいなー。

さて、今度はセンターゾーンにある建築物を見ていきましょう。

2.26事件の現場になった「高橋是清邸」へ

「江戸東京たてもの園」のメイン展示となっているのが
ここ、高橋是清邸です。

高橋是清邸
是清邸2階の窓

高橋是清氏は1854年江戸芝中門前町(港区芝大門)生まれで、幕末の仙台藩士。
第20代内閣総理大臣を務めました。

1867年、横浜アメリカ人医師ヘボンの私塾(現在の明治学院大学)に在学中、
藩命により留学。
ホームステイ先でだまされて奴隷として売られるという
波乱万丈な人生を送ったことでも知られていますよね。

日銀7代目総裁を務めたのち、総理大臣、大蔵大臣を務めますが、
昭和11年の2.26事件の際、
赤坂の丹波市の山藩青山家の中屋敷跡(赤坂7丁目)に建てられていた自宅で
叛乱軍襲撃部隊に暗殺されました。

是清邸展示室

是清邸があったのは赤坂御所に対面する青山の一等地で、
敷地面積は約2,000坪という広大なお屋敷。
宅地跡は現在「高橋是清翁記念公園」になっています。

たてもの園には当時のお庭の一部を復元した庭園もあるので、
往時の雰囲気を忍ぶことができますよ。

続いて西川家別邸と会水庵(茶室)へ

是清邸のお隣、離れに位置する場所に復元されているのが「西川家別邸」。
北多摩エリア屈指の製紙工場「西川製糸」を設立した実業家です。

多摩地域は江戸時代から養蚕が盛んで、
その品質の高さは1926年(大正15年)にアメリカ・フィラデルフィアで開催された
博覧会で表彰されたこともあったそうです。

「西川家別邸」は、本邸とは別に、接客用として建てられたもの。

西川家別邸

もともとは中神坂、立川段丘の下にあったそうです。

西川家別邸の内部

こちらの建物の特徴は
お客様をお迎えする部屋と居住空間をきっちり分けて作られている
というところ。

西川家別邸の客間

客間を一の間、二の間と2室続きにしているのは、
(夫の実家(福島)も同じつくり!養蚕農家でした)
日本建築の伝統的な間取りです。

西川家別邸につけるかたちで復元されたのが「会水庵」。

会水庵(茶室)

宗徧流の茶人・山岸宗住(会水)が新潟県長岡市に建てたもの。
その後、1927年に東京移住の際、移築。
1957年に劇作家・宇野信夫氏に買い取られ、西荻窪に移りました。

会水庵の待合

三畳台目と勝手から成る小間の茶室で、
露地には腰掛待合と蹲踞(つくばい)、灯篭が置かれています。

「伊達家の門」の前でたのもぉぉ~と言ってみた

伊達家の門

開いてました・・・。

時代劇にでてくるお屋敷の門そのものですね。

こちらの「伊達家の門」は旧武蔵野郷土館時代から所蔵されていたもので、
旧宇和島藩伊達家(明治以降は華族)が大正時代、
東京(白金二丁目)に建てた屋敷の門です。

片番所

ちゃんと片番所があり、
大名屋敷っぽい風情を醸し出しています。

宇和島藩は仙台藩主伊達正宗の子、
秀宗を祖先に持つ外様大名で、幕末には勤王家として知られています。

続いて「旧自証院霊屋(じしょういんおたまや)」へ。

旧自証院霊屋

東京都指定有形文化財で、1652年現在の新宿区富久町に建てられました。

尾張藩主徳川光友の正室、千代姫が建立したもので、
三代将軍徳川家光の側室であったお振の方(千代姫の生母)を供養する霊屋。

お振の方は石田三成のひ孫にあたる方。
春日局の養女として大奥に入り、家光の側室に。
男色好みだった家光のために、男装させて近づけたといわれてます。
お振の方は1637年に千代姫を出産後、体調を崩し、その3年後に死去。
御歳16~18歳で亡くなられたそうです。なんと若い・・・。

さて、いよいよ次回はクライマックス!
ジブリワールド全開の東ゾーンをご紹介しましょう。

(--続く--)

■取材・撮影協力
江戸東京たてもの園

旧光華殿

江戸東京たてもの園・ビジターセンター

1940年(昭和15年)に皇居前広場で行われた
紀元2600年記念式典の折りに建てられた式殿を昭和16年に
小金井公園(旧小金井大緑地)へ移築。
その際に「光華殿」と命名された建物です。

現在はビジターセンターとして改修して、使われています。

神戸北野異人館「風見鶏の館」
http://www.kobe-kazamidori.com/kazamidori/
神戸市中央区北野町3-13-3
Tel:078-242-3223
【開館時間】9時~18時(入館は17時45分まで)
【休館日】6月・2月の第1火曜日(祝日の場合は翌日休み)
【入館料】大人500円、子ども無料
*30人以上の団体、シティ・ループ利用の場合は入館料の割引あり
※駐車場なし、観光バス乗降車場(神戸市中央区中山手通)を
利用するか、近隣駐車場を手配のこと。

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