
団体旅行に、なぜ奈良は人気がないのか?奈良観光のおススメスポットと団体バス駐車場情報
こんにちは、編集部のちくわです。今回個人的に、奈良に旅行をしてきました。
なぜって?
たまたま、お得なパッケージツアー(個人旅行)があった。
たまたま、旦那が「大化の改新」の謎に凝っていた。

この2つの理由から、京都でも大阪でもなく奈良2泊3日の旅に行くことになりましたのですじゃ。
実は、常日頃からなんとなく「奈良」ってあんまり人気のある旅行先じゃないんじゃないか、と思っていました。
で、そのなんとなくは「本当だったー」ということがわかったのは、「団体旅行ナビ」という、「貸切バスの達人」の姉妹サイトで行った「2015年度団体旅行人気の行き先ランキング」を集計したからでーす。
全国から来た見積り依頼の中で人気の行き先トップ10は、
第1位 静岡(伊豆や熱海、富士山がある)
第2位 神奈川(箱根や横浜、鎌倉がある)
第3位 北海道
第4位 沖縄
第5位 大阪
第6位 千葉
第7位 東京
第8位 兵庫
第9位 長野
第10位 群馬(伊香保や草津温泉が人気!)
でした(いちばん多いのは″行き先未定”だったので、それは除いたランキングです)。
団体旅行だから個人旅行とはちょっと傾向が違うかもしれませんが、まあ、個人でもなんとなく人気がありそうな都道府県が並んでいます。
ちなみに奈良は、なんと、47都道県中40位・・・。

うーん。
では、個人旅行ではどのぐらいの順位なのか?
いろいろ調べてみたものの、よくある「ランキング」に登場している気配はない。
「RETRIP[リトリップ] ]- 旅行キュレーションメディア」によると、第26位に奈良「東大寺」が人気の観光スポットとありました。
トリップアドバイザーの外国人に人気の行き先では第4位に「東大寺」、第18位に「奈良公園」がランクイン。どうやら、奈良は外国人にはそれなりに人気はあるけど、日本人にはあまりアピールしていないことが判明。
関東の修学旅行行き先の定番である「京都・奈良」ですが、京都は個人旅行でも行きたいけど、奈良はそうでもない。
いったいなぜ?を今回はじっくり検証してみた!
2025年、皆が行きたい都道府県最新のランキングを再調査
奈良って団体旅行に人気ないよねー、という記事を書いて早10年。歳月が流れるのも早い。その後、阿保みたいに奈良に通いつめ、いまでは立派な古代史オタクとして成長しております。
2024年の人気ランキングは姉妹サイト「団体旅行ナビ」編集部調べより、以下の通り。

やっぱり、上位にはキラキラした行き先が並んでる。ちなみに奈良はというと…。なんと45位。
ええええ。順位下がってるじゃん(ショック)。でも、奈良の街は観光客であふれかえり、観光バスもいっぱいなのだ。そう、インバウンドのお客様が増えているんです。
ダイヤモンド社の「都道府県魅力度ランキング2024」によると、奈良は第14位(2023年は8位)とさほど悪くはない。なんとなく団体で行くところじゃないのかな(修学旅行以外)、というイメージなのかもしれません。
奈良ってともかく広くて疲れる
最も有名な奈良公園。

どんだけ広いかみなさんはご存知か?
今回あらためて観光マップを見てみたらなんと、660ヘクタール(1ヘクタール=10,000㎡)。
全然、イメージできないんですけどぉ・・・。
ちなみに関西の人は甲子園球場(約3.9ヘクタール=39,000㎡)○個分で計算しますが、奈良公園は約170個分・・・。

この公園内にある有名な施設は以下の通り。
修学旅行の定番「東大寺」

華厳宗の大本山で、聖武天皇が国家を鎮護するために建立した寺院。毎年、3月から2週間に渡り二月堂で行われる「修二会」、つまり「お水取り」の行事で有名です。
境内にある校倉造の正倉院は、聖武天皇の遺品を収めたもので、毎年秋に「正倉院宝物展」が行われています。皆さんあんまり行かないけど、二月堂と法華堂(三月堂)は必見です。
世界遺産に登録されている「春日大社」

春日山原始林を含め全体で約32万坪もある春日大社総本社。茨城県鹿島より武甕槌命(タケミカヅチノミコト)を勧進し、768年に社殿を造営した藤原氏の氏神です。
こちらも世界遺産「興福寺」

こちらは藤原氏の氏寺。本尊は中金堂の釈迦如来で、藤原鎌足の夫人の鏡女王が夫の病気平癒を祈って建立した山階寺が前身となっています。
こちらの国宝館に所蔵されている阿修羅像が有名。
この他、奈良公園周辺には「若草山」「奈良国立博物館」「依水園」「飛火野」「新薬師寺」などなど。
はっきりいって、奈良公園だけでも1日では回りきれません!
歩いて回るなんて不可能でしょ!!ということで、奈良駅周辺ではレンタサイクルが盛んです。
この他、奈良にはいろいろ観光スポットがありますが、どこも最寄り駅から離れて点在。法隆寺だって駅から歩くと20分はかかるし、石舞台で有名な明日香村もあちこちに観光スポットがあってともかく移動が不便・・・。
観光先が東大寺と奈良公園に集中してしまうのは、仕方のないことかもしれませんね。
観光バスが駐車できるとはいえ、それなりに歩く
観光バス駐車場は各観光スポットにそれなりにありますが、やっぱり、修学旅行や紅葉シーズンと重なるとアウト。特に奈良公園周辺はかなり厳しいです。
そもそも、明日香村とかだと大きなバスでは、入れないところに観光スポットがあることが多く、正直、自転車とかの方が機動力があります。
バスを降りてから観光地を回るにしても、ともかく広すぎてるので疲れる・・・。となると、団体で貸切バスを使って奈良旅行がちょっとしにくい環境なのかなというのが印象です。
かといって観光周遊バスは不便
奈良公園周辺と駅を結ぶ路線バスは充実しています。が、そこを離れると使い勝手が悪い・・・。

法隆寺は20分おきに駅とを結ぶマイクロバスタイプの乗合バスが運行していますが、タイミングが合わないと待っているところがない・・・。
明日香村もかめバスという周遊バスが運行していますが、こちらはほぼ30分間隔。
万が一、乗り損ねたらと思うと怖い・・・。
1日乗り放題お得切符とかもあるけど、広い敷地を歩く時間が圧倒的に長いので、もとが取りきれるのか疑問。
東の「はとバス」、西の「しかバス」ということで、始まった定期観光バス(ツアーバス)ですが、めったに奈良に行けない観光客が利用するにはどうかな?
うまく予定があえば便利かもしれませんが・・・。
ということで、乗合バスも不便だなー。
宿泊施設がもしかして少ない?
京都や大阪と比較すれば歴然!!JR奈良駅前には「ホテル日航奈良」や「スーパーホテル」がありますが、団体というよりも個人やビジネスな感じ。
近鉄奈良駅周辺には「東急イン」や「ホテルサンルート」があります。
それ以外は?
ないわけじゃないけど、団体で泊まれる大きさの宿泊施設が少ないという印象。
宿泊は京都や大阪で、日帰りで奈良観光というのがパターン化しているからなのか。
それとも、宿泊施設が少ないからそうなっちゃうのか・・・。
ちなみに今回、ちくわが泊まったのは由緒ある「奈良ホテル」。

本格的な洋風ホテルとして1909年(明治42年)に開業。
寺社の多い奈良の景観に配慮した、木造2階建て瓦葺き建築で和洋折衷様式の内装が特徴です。
ロケーションは春日大社の一の鳥居のそばで、奈良公園にも近い(といっても歩いて約15分はかかるけどね)ので、観光拠点としてはまずまずです。
でもちょっとお高いので、団体旅行にはあまり向かないかと思われます。
2025年現在、ホテルはずいぶん増えたのですがやはりビジネスホテルが多いのかな?アパホテルやスーパーホテルなどの他、インバウンドを見据えてちょっと高級ホテルみたいなところも増えていきました。
奈良は重い、暗い、夜が早い?
深夜まで続く大阪の賑わい、京都の雅な華やかさ・・・。
奈良にはそれがない・・・。
神社仏閣もどことなく質素。でもって歴史的背景が暗い。そもそも、公園とかいってるけど、しょせんはお墓(古墳)。
神社仏閣の拝観時間はたいていの場合、16時とかせいぜい17時まで。その後、飲みに行こう!と思っても、気軽に飲める場所が限られている。
昼間広大な観光地を歩いて(自転車こいで)へとへとになるから、夜遊びできないということもあるけど、ワクワクするようなネオンのきらめきがないのは、ちょっと寂しい・・・。
それから奈良にはこれは!と思うグルメがない。
ちくわも行く前にさんざん調べましたが、わざわざ奈良まで行ってこれが食べたい、というのが見つからず・・・。

「これぞ、奈良料理!」というのも正直よくわかりませんでした。
(柿の葉寿司とか、吉野葛というのはありますが・・・)
この状況、2025年には多少変化が起きています。奈良料理ということではありませんが、ガストロノミーの素敵なレストランが出来たり、ならまちにもおいしいお店ができるなど、少しずつ変わってきている印象。
ただし、夜が早いというのは相変わらずで20時を過ぎたらほとんどのお店がしまっちゃうのが難点ですね。
奈良に行くならテーマを決めて行こう!
何も考えずに奈良に行こうとすると、上記のような不利な条件が続々・・・。京都から、大阪から、ちょこっと日帰りで楽しむ観光スポットになってしまいます。
今回のように「大化の改新の謎」に迫る!
みたいに、何かテーマをもって奈良にいくと、いままで見えてこなかった「魅力」がぐぐっと浮かび上がってきますよ。
・秋の紅葉を楽しむ
・女子的視点で奈良の「カワイイ」を極める
・パワースポットや最近人気の御朱印巡り
・大人の修学旅行を企画する などなど。
できれば、要所要所で地元のボランティアガイドさんをお願いするなど、見るべきポイントを解説してもらいながら回るのがおススメ!
きっと日本の古い古い歴史に興味がわきますよ!
奈良の観光バス駐車場情報
奈良公園周辺
バスの乗降場所として「奈良公園バスターミナル」「平城宮跡バスターミナル」が利用可能。留め置きは出来ないので、バスは駐車場(回送先)へ移動して待機することになります。
回送先は奈良めぐり平城宮跡前駐車場(繁忙期は高畑駐車場も併用)で、回送先の選択は不可。駐車場のみの利用はできないこと、お客様の乗降もできないのでご注意ください。
7時30分~18時まで10分間隔で降車時間、乗車時間を奈良公園団体バス駐車場予約システムから登録。降車のみ、乗車のみもOK。繁忙期は、スムーズに乗降できるよう時間厳守(特に乗車時)で。
駐車場を利用する場合は1回3,000円、利用しない場合は2,000円です。
1.奈良大仏前自動車駐車場(要予約)

東大寺大仏殿、春日野園地に最も近い駐車場で一般車は駐車不可。条件を満たした団体バス(身体障害者・75歳以上の後期高齢者・未就学児団体、県内宿泊団体)が「特別予約」として利用できる駐車場です。
「奈良県おもいやり駐車場制度」における「車いす優先駐車区画」と「ゆずりあい駐車区画」が設けられており、この区画を必要とする方は予約なしでも駐車することが可能です。

駐車場内には「奈良公園ぐるっとバス」のバス停もあります。こちらのバスは20分間隔で運行されており、近鉄奈良駅、奈良県庁前、東大寺、春日大社、若草山、ならまち・元興寺を訪れたい場合、とても便利ですよ。
住所:奈良県奈良市水門町82
問合せ先:奈良公園団体バス駐車場予約センター 0742‐81‐8920
2025年特別予約についてはこちら≫
料金:大型バス・中型バス・小型バス(マイクロバス含む)1回3,000円(乗降のみでも同じ)
※平城京バスターミナル(同日内利用)とセットで利用可能
2.奈良高畑自動車駐車場(要予約)
浮見堂・飛火野・奈良国立博物館に近い場所にある団体観光バス優先駐車場です。志賀直哉旧居や新薬師寺までも徒歩約5分でアクセス可能。
住所:奈良県奈良市高畑町726-3
問合せ先:0742-81-8920
3.若草山頂駐車場

奈良市街を一望できる若草山。山頂までは車でアクセスできます。1つは「新若草山ルート」、もう1つは「高円山コース」で、両方通り抜けコースと3パターン。
駐車場は無料ですが、各ルートの通り抜けに料金がかかります。新若草山ルートはマイクロバス1,500円・大型バス2,500円、高円山コースはマイクロバス1,800円・大型バス2,900円。両方通り抜けの場合はマイクロバス4,430円・大型バス5,830円です。
住所:奈良県奈良市雑司町
問合せ先:0742‐26‐7213
*観光バスは2台駐車可能、無料
奈良奥山ドライブウェイ(新若草山自動車道)から若草山頂 へ入山する際に便利です。
4.奈良市柳生観光駐車場

“柳生新陰流”の剣豪を輩出した「剣聖・柳生の里」にある駐車場で柳生観光に便利。宮本武蔵、荒木又右衛門、柳生十兵衛光厳など、歴史に名だたる剣豪たちが通った柳生街道は有名です。
柳生街道は春日山と高円山の谷あいの道を通り、奈良市街地から柳生まで通じる古道。沿道に誓多林(せたりん)、忍辱山(にんにくせん)など、インドの聖地に見立てた仏教由来の地名が今でも残っていることから、奈良・平安時代にはすでの山岳仏教の道場となっていたと考えられています。
近くに人気アニメ「鬼滅の刃」で一躍有名になった「柳生一刀石」があります。
住所:奈良市柳生下町491
問合せ先:柳生観光協会 0742-94-0002/観光戦略課 0742‐34‐5135
営業時間)9時~17時
*大型バス駐車可能(要問合せ)、1日1回1,200円
平城宮跡エリア

平城宮跡は日本の律令国家が形成された奈良時代の政治・文化の中心として、多くの重要な遺構が確認されており、「古都奈良の文化財」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されています。
平城京の遺跡には朱雀門、東院庭園、第1次大極殿などが復元され、国営平城宮跡歴史公園として整備。ています。
平城京歴史館、資料館、歴史館などみどころがいっぱいあります。
以前運用されていたバス駐車場、平城宮跡エントランス広場駐車場は2016年6月末で閉鎖。現在は「奈良めぐり平城宮跡前自動車駐車場」が利用できます。予約は奈良公園団体バス駐車場予約センターから可能。
住所:奈良県奈良市二条大路南3‐5‐1
問合せ先:0742-36-8780 平城宮管理センター
団体利用についてはこちら≫
斑鳩エリア

法隆寺をはじめとする斑鳩の里。のどかな田園風景が広がるエリアです。
法隆寺観光自動車駐車場(予約不可)
いわずとしれた聖徳太子(厩戸皇子)ゆかりのお寺。現存する世界最古の木造建築物として有名です。
駐車場は法隆寺の参道に面しており、徒歩約2分でアクセスできます。
住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1‐8‐25
問合せ先:0745-74-2276
営業時間)8時30分~18時
*大型バス・マイクロバス80台駐車可、1日1回2,800円
詳しくはこちら≫
▼法隆寺の関連記事
・奈良にはナラった歴史と違うことがいっぱい!
・古代史ミステリーに迫る!いま再びの奈良2泊3日旅行
西ノ京エリア
平城京(古代日本の首都)の西側、つまり朱雀大路の西に位置するエリアとして多くの寺院が建てられたエリアです。世界遺産に登録されている薬師寺と唐招提寺という二つの大寺院があり、田園風景が広がるのんびりとしたエリアです。
■唐招提寺
唐招提寺は多くの苦難の末、来日を果たした鑑真和上が759年戒律を学ぶ人々の修行道場として創建したお寺。名前の由来は「唐から伝来した戒律を学ぶための寺院」という意味です。
奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える、貴重な伽藍は一見の価値アリです
住所:奈良市五条町13-46
問合せ先:0742-33-7900
拝観時間:8時30分~17時(16時30分までに入門)
拝観料:大学生以上1,000円、中校生400円、小学生200円
※30名以上の団体で割引あり
観光バス駐車場:2時間まで大型バス2,420円、以降60分ごとに550円
※駐車場の問合せ先は 0120-72-8924 タイムズサービス(株)
■薬師寺
薬師寺は天武天皇が皇后の病気平癒を祈り、藤原京で創建したお寺でユネスコ世界遺産(平成10年登録)。「西遊記」で有名な玄奘三蔵の分骨と木像を安置した玄奘三蔵院伽藍があります。
イチオシは国宝東院堂にある国宝 聖観世音菩薩像。
合わせて回りたいのは重要文化財「休ヶ岡八幡宮」で、薬師寺の守り神になっています。
住所:奈良市西ノ京町457
問合せ先:0742-33-6001
拝観時間:8時30分~17時(16時30分までに入門)
拝観料:大人1,000円、中高生900円、小学生200円
※25人以上の団体で割引あり
観光バス駐車場:大型バス1回3,000円、マイクロバス1回2,500円
▼関連記事
・奈良旅行!2日目は「日本書紀」にその名が残る山の辺の道へ
大和西大寺エリア
日本三大奇祭の1つといわれる「裸まつり」で有名な西大寺。南部7大寺のひとつで、称徳天皇の勅願により、常騰を開基として765年に開かれたものです。
何度も火災にあい、多くの建造物が消失。現在残っている本堂、愛染堂、四王堂などは江戸時代中期に建てられたものです。
鎌倉時代に西大寺を復興した叡尊上人が、八幡宮に献茶した余服のお茶を民衆に振舞ったことに由来する茶儀「大茶盛」は、巨大な茶わんで点てた抹茶を回し飲み。30人以上の団体で申し込めば随時実施してもらえますよ。
大和西大寺エリアでもう1つ有名なのが秋篠寺。奈良時代末期780年頃、光仁天皇の勅願によって建立されました。
諸技諸芸の守護神として信仰されている重要文化財の「伎芸天像(ぎけいてんぞう)」は有名。
■西大寺
住所:奈良市西大寺芝町1-1-5
問合せ先:0742-45-4700
拝観時間:8時30分~16時30分(6/1~9/31は17時30分まで)
拝観料:大人800円、中高生600円、小学生400円
※30人以上の団体で割引あり
観光バス駐車場:大型バス1,000円、マイクロバス600円(1時間以内)
■秋篠寺
住所:奈良市秋篠町757
問合せ先:0742-45-4600
拝観時間:9時30分~16時30分
拝観料:大人500円、高校生500円、中学生200円、小学生100円
※30名以上の団体で割引あり
観光バス駐車場:バスは8台まで駐車可能で無料、要問合せ。
橿原エリア
奈良盆地中南部に位置する橿原エリアは橿原神宮、今井町、大和三山(畝傍山・耳成山・香久山)など古代の歴史を身近に感じられる場所。飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群として世界遺産登録を目指しています。
■今井町

天文年間(1532~1555年)に作られた街並みが今も残るエリア。時代劇の撮影などにもよく使われ、平成5年「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けています。
住所:奈良県橿原市今井町
問合せ先:0744-29-7815 生涯学習部今井町並保存整備事務所
観光バス駐車場:今井まちなみ交流センター「華甍」 大型バス2,610円、マイクロバス1,560円、事前予約が必要。
■橿原神宮
橿原神宮は神武天皇と皇后をお祀りする神社。重要文化財の本殿は京都御所の賢所を移築したものです。
住所:奈良県橿原市久米町934
問合せ先:0744-22-3271
参拝時間:5時30分開門~18時閉門
※季節により変動があります
観光バス駐車場:大型バス2,000円、マイクロバス1,000円、事前予約が必要。
■橿原市藤原京資料室
藤原京は694年に築かれ、710年に平城京へ遷都されるまで日本の首都でした。
藤原京の研究、調査などの利用を集めた「藤原宮跡資料室」、藤原京の1000分の1模型がある「橿原市藤原京資料室」などがあります。
住所:奈良県橿原市縄手町178-1 JAならけん橿原東部経済センター2階
問合せ先:0744-21-1114 魅力創造部世界遺産推進課
開館時間:9時~17時、毎週月曜と年末年始休み
観光バス駐車所:大型バス2台程度駐車可能、要問合せ
明日香村エリア
古代の都として栄えた飛鳥。景観保護条例により、里山の景観が残り、高松塚古墳や甘樫丘、石舞台古墳などがあります。
■岡寺駐車場
岡寺は正式には龍蓋寺といい、義淵僧正が草壁皇子の岡宮をもらい受け創建。真言宗豊山派のお寺で日本で最初の厄除け観音として信仰を集めています。
ご本尊は如意輪観音座像で、塑像(土でできた仏像)としては日本最大の仏様。
住所:奈良県高市郡明日香村大字岡806
問合せ先:0744-54-2007
入山時間:8時30分~17時(12月~2月は16時30分)
入山料:大人500円、中高校生400円
※50名以上の団体で割引あり
観光バス駐車場:大型7台程度(0744-54-3919 観光明日香公共事業)
参道が非常に狭いため、近隣の民営駐車場「岡寺門前駐車場(奈良県高市郡明日香村大字岡588)」に留め置きが推奨。
15台程度駐車可能で、大型バスは1日1回3,000円、中型~マイクロバスは2,000円
■石舞台駐車場

石舞台古墳は、日本最大級の石室をもつ方形墳。近くに蘇我馬子の庭園があったことから馬子の墓とする説が有力です。
住所:奈良県高市郡明日香村島庄
問合せ先:0744-54-3240 飛鳥観光協会
営業時間:8時30分~17時
観光バス駐車場:20台程度駐車可能で、大型バスは1日1回3,000円、中型~マイクロバスは2,000円
■レストラン/売店 あすか野
石舞台古墳へと続く坂道を登り切ったあたりにある和風レストランで団体食事OK。ソフトクリームやかき氷、みたらし団子などの販売もしています。レストラン・売店を利用に限り5台程度駐車可能で、無料、事前予約が必要。
住所:奈良県高市郡明日香村島庄165-1
問合せ先:0744-54-4466
営業時間:9時~17時
観光バス駐車場:5台分(無料)
■豊浦駐車場

推古天皇の豊浦宮(とゆらのみや)や日本最初の尼寺・豊浦寺(とゆらのてら)跡があります。発掘された飛鳥時代の遺構を間近で見ることができる向原寺にもぜひ足を運んでみて!
住所:奈良県高市郡明日香村大字豊浦
問合せ先: 0744-54-4577 (財)明日香村地域振興公社/0744-54-3240 飛鳥観光協会
営業時間:8時30分~17時
観光バス駐車場:10台程度駐車可能で、大型バスは1日1回3,000円、中型~マイクロバスは2,000円
■甘樫丘駐車場

甘樫丘(あまかしのおか)は、蘇我蝦夷・入鹿親子の邸宅があったといわれています。
大和三山(畝傍山・耳成山・天香久山)や藤原京があった場所を一望できる場所。
住所:高市郡明日香村大字豊浦 国営飛鳥公園甘樫丘周辺
問合せ先:0744-54-4177 吉田定由
観光バス駐車場:20台程度駐車可能で、大型バスは1日1回3,000円、中型~マイクロバスは2,000円
■飛鳥寺駐車場
596年に蘇我馬子が創建した日本最古のお寺です。本尊である飛鳥大仏は606年に推古天皇が中国に出かけた際、鞍作止利仏師に造らせたもの。
裏手には蘇我入鹿の首塚があります。
住所:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥682
問合せ先:0744-54-2126
観光バス駐車場:10台程度駐車可能で、大型バスは1日1回3,000円、中型~マイクロバスは2,000円
■奈良県立万葉文化館駐車場
「奈良県立万葉文化館」は、万葉集をテーマとした古代文化に関する企画展示を行っている施設です。
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥10
問合せ先:0744-54-1850
観光バス駐車場:万葉文化館利用に限り無料で、7台程度駐車可能、事前予約が必要。
■野口駐車場
亀石近くにあり、レンタサイクルセンターも兼ねています。橘寺や皇極天皇の皇居といわれる板蓋宮跡(いたぶきのみや)も徒歩圏。
住所:奈良県高市郡明日香村川原165
問合せ先:0744-54-3919 観光明日香公共事業(株)
観光バス駐車場:20台程度駐車可能で、大型バスは1日1回3,000円、中型~マイクロバスは2,000円
■飛鳥歴史公園・高松塚周辺地区駐車場
国営飛鳥歴史公園内には高松塚古墳、中尾山古墳があります。男女群像の壁画(模写)を鑑賞できる高松塚壁画館にもぜひ!
住所:奈良県高市郡明日香村大字平田538
問合せ先:0744-54-2441 飛鳥管理センター
観光バス駐車場:7台程度駐車可能で利用者のみ無料。
■キトラ古墳周辺地区第一駐車場
飛鳥歴史公園内にあるキトラ古墳は、高松塚古墳に続き日本で2番目に発見された大陸風の壁画古墳です。2000年(平成12年)には特別史跡に指定。
住所:奈良県高市郡明日香村大字阿部山
問合せ先:0744‐54‐2441 飛鳥管理センター
観光バス駐車場:大型6台駐車可能で利用者のみ無料
■飛鳥駅前駐車場
近鉄吉野線の駅。道の駅 飛鳥が近くにあります。ここからレンタサイクルを借りて明日香村巡りも便利。
住所:奈良県高市郡明日香村越13-1
問合せ先:0744-54-3919 観光明日香公共事業
観光バス駐車場:20台程度駐車可能で、大型バスは1日1回3,000円、中型~マイクロバスは2,000円
【大和郡山市エリア】
■元気城下町バスパーク
大和郡山市北郡山町244-5(やまと郡山城ホール 南側)
問い合わせ先)
一般社団法人 大和郡山市観光協会 事務局
Tel: 0743-52-2010
営業時間)9時~17時(延長可能)
*8台程度駐車可能で無料、事前予約が必要です。
郡山城跡や5代将軍綱吉の側用人を務めた柳澤吉保をお祭りした柳澤神社、平城京の表玄関として使われた羅生門跡などがあります。
【葛城市エリア】
■市営當麻観光駐車場
奈良県葛城市當麻368番地
葛城市相撲館
Tel: 0745-48-4611
(火・水曜の連絡先)商工観光課
Tel : 0745-48-2811
営業時間)9時~17時
*2台程度駐車可能、バス1日1回2,080円(相撲館を利用すると1,040円になります)
国宝指定の本堂(曼荼羅堂)や東塔・西塔など国の重要文化財が多数ある當麻寺(たいまでら)が有名。
春はボタンの名所として大勢の観光客が訪れるエリア。
【山の辺の道・長谷エリア】
■石上神宮
天理市布留町384
Tel: 0743-62-0900
*第1・第2・第4駐車場はマイクロバスのみ駐車可、第3駐車場は大型バス10台駐車可能。
神宮にお参りの方に限り無料、事前に要問合せ
日本最古の神社のひとつで、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した神剣の御魂を祀ったことに始まります。
国宝の拝殿や摂社出雲建雄神社拝殿などが並び、深い森に包まれた荘厳な雰囲気を漂わせています。
■長岳寺
天理市柳本町508
Tel: 0743-66-1051
*拝観の方に限り無料、要問合せ
弘法大師が大和神社の神宮寺として開いたもの。
創建当時から伝わる日本最古の鐘楼門や重要文化財の仏像5体、建造物4棟があります。
■黒塚古墳
天理市柳本町1118番地2
Tel: 0743-67-3210
*大型バス5台程度駐車可能(無料)
卑弥呼の鏡と呼ばれる「三角縁神獣鏡」が33面も出土して話題に。
実物大の復元竪穴式石室を見学できます。
【吉野山エリア】
■洞川駐車場
吉野郡天川村大字洞川
Tel: 天川村総合案内 0747-63-0999
*大型バスは1時間500円、1日最大5,000円
修験道の大峯参りの基地として栄えた洞川温泉があります。
洞川温泉ビジターセンターを利用すると90分まで無料になる。
■上野地駐車場(谷瀬のつり橋)
吉野郡十津川村上野地
Tel: 十津川村観光協会 0746-63-0200
*2台程度駐車可能、2時間まで2,000円
紀伊山地の霊場と参詣道に含まれる十津川郷。
源泉かけ流しの温泉としても有名です。
■吉野山観光駐車場
吉野山観光協会
Tel: バス駐車場予約センター 0746-32-2036(受付時間:祝日を除く月曜日~金曜日9時~16時)
*大型バス駐車可能(料金や利用方法は問い合わせのこと)
※観桜期は予約制で駐車場料金を含め協力金が必要(11,000~16,500円)
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▼編集部Iの古代史オタク旅シリーズ
1.2017年奈良旅行
・団体旅行に、なぜ奈良は人気がないのか?奈良観光のおススメスポット&団体バス駐車場情報
・夏に奈良に行ってはナラない!?「大化の改新の謎」に迫る!大人の修学旅行
・奈良にはナラった歴史と違うことがいっぱい!
2.2019年奈良旅行
・古代史ミステリーに迫る!いま再びの奈良2泊3日旅行
・奈良旅行!2日目は「日本書紀」にその名が残る山の辺の道へ
・奈良旅行!最終3日目は奈良中心部を爆走
3.2022年奈良旅行
・奈良に行くナラ、歩くシカない!?古代史オタク2泊3日旅行「若草山登山」編
・千里の道も天理から、古代史オタク2泊3日奈良旅行「山の辺の道」編
・あすからは仕事です、古代史オタク2泊3日奈良旅行「明日香村」編
4.2023年奈良旅行
・仏像見るなら奈良!今度は名古屋にも行っちゃった古代史オタク旅行「奈良市内」編
・薬師寺と唐招提寺で仏像を見る・古代史オタク旅行「西ノ京」編
・古代史オタク旅行2日目は貸切バスツアー!木津川が流れる「南山城(京都)」編
・古代史オタク旅行3日目は歩くよ、歩く「藤ノ木古墳・法隆寺・中宮寺・法起寺」編
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5.2024年奈良旅行
・古代史オタクが行く奈良2泊3日の旅~春はあけぼの・長谷寺編~
・古代史オタクが行く奈良2泊3日の旅~中将姫はいずこに?二上山遠足・當麻寺練り供養編~
・古代史オタクが行く奈良2泊3日の旅~高見の郷・丹生川上神社・玉列神社日帰りバスツアー編~
6.2025年奈良旅行
・ 古代史オタク、東大寺二月堂の“お水取り”へ。1274年途切れることなく続く「不退の行法」に感動
・古代史オタク、0泊2日で奈良国立博物館「超 国宝-祈りのかがやき」へ
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