初めての法事(法要)!準備や心得、マナーは?【法事の準備編】

法事(法要)の施主や参列するのが初めてという場合、何をどうやって進めたらいいか迷いますよね。今回は送迎用に貸切バスを利用することも多い、法事(法要)について大事なポイントについて解説していきます。

1回目は法事や法要にまつわる【ことばの意味編】をお届けしました。

2回目は準備編。何カ月前から準備を始めたらいいのか。施主の場合、参列の場合と分けてご紹介します。

法事の準備はいつから始める?

法事の準備はいつから?

法事は、お坊さんにお経をあげていたく法要と参列者との会食(お斎=おとき)を含めた行事。中でも四十九日や一周忌、三回忌までは大切な法要といわれています。

四十九日や一周忌のタイミングで納骨という方も多いはず。今回は一般的な法事の流れ(スケジュール)と準備について解説します。

四十九日の法事の流れは?準備はいつから何をすればいい?

四十九日は法事の中でも最も重要といわれています。というのも「極楽浄土へ行けるか否か」が決まる大事な節目。

四十九日は極楽浄土に行けるかどうかの節目

故人の行く末を左右する大切なタイミングのため、葬儀が終わった後すぐに準備を始めるのが一般的です。すでにお骨を納めるお墓がある場合は、この法要の後、納骨という流れになります。

ちなみに四十九日よりも後に法事の日程を設定してはいけません。平日なので週末にずらして行う場合は、四十九日よりも前の日付にしましょう。

四十九日の法事が終わるまで避けた方がいいのは以下の3つ。

  • 年賀状のやりとり
  • 正月祝いや初詣
  • 結婚式や披露宴への参加

お祝いごとや神社への参拝は避けると覚えておきましょう。

四十九日法事の流れ

四十九日の法事準備・スケジュール

地方や宗派によって異なりますが、一般的には以下のとおり。

  • お坊さんによる法要(読経、焼香、法話)
  • 位牌の閉眼、開眼供養(白木の仮位牌から黒い漆塗りの本位牌に魂を移す)
  • 納骨式とお墓参り
  • 喪主(施主)のあいさつと会食(お斎)、引き出物を渡す

会食なしの法要のみというパターンもあります。

お坊さんによる法要は「寺院」「自宅」「霊園」で行う3つのパターンが一般的。会社主催や故人の交友範囲が広い場合はホテルや旅館の宴会場を貸切してという場合もあります。

人数が多い場合、移動が大変なので、あらかじめ送迎バスを手配しておくと安心です。法事にかかる所要時間はおよそ3時間ぐらい。お寺から墓所、会食会場まで離れている場合は、移動時間も含めて設定しましょう。

四十九日法事の準備

本位牌を準備しておく

葬儀の後、すぐに準備を始めないと間に合いません。心の整理がつかない喪主1人で抱え込むのは大変ですので、家族や親せきに助けてもらいながら進めましょう。

  1. 法事の候補日を決める(四十九日より前の土日祝など)
  2. お寺に連絡し、お坊さんの都合をうかがい日程を確定する
  3. 納骨する場合は、墓石の彫刻や納骨式の予定を墓所に連絡
  4. 会食の有無を決め、会食する場合は場所を決める
  5. 案内状を作成し、発送
  6. 引き出物の準備
  7. お布施の準備

宗派により、墓所に卒塔婆を立てる場合があります。お寺で準備がありますので、案内状に卒塔婆を立てるかどうかも一緒に聞いておくとスムーズです。

会食を行わない場合は、法要の後、引き出物と一緒にお酒やお弁当をお渡しするのが一般的です。

引き出物は荷物にならないよう、最近ではカタログギフトを利用するケースも増えています。ご年配者や小さいお子さん連れの参列者が多い場合はおすすめです。

遺産相続の手続きが終わっていないことが多いので、お葬式代と四十九日の法事までを含めた費用を準備しておくことをおすすめします。

法事の案内状書き方のポイント

法事案内状の書き方

案内状に含めるべき項目は以下になります。

  • 故人の名前:「亡父 ○○○○儀」「故 ○○○○儀」など
  • 施主の名前
  • 何回目の法事なのか:四十九日の法要、一周忌の法要など
  • 法事の日程、場所、内容
  • 納骨や会食を行う場合は場所の説明
  • 出欠の確認(法要まで、納骨まで、会食までなど)
  • 卒塔婆を立てる場合は希望を聞く

【案内文例】
謹啓 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
先般 亡父(母)○○○○の葬儀に際し ご丁重なるご厚志を賜り 誠にありがとうございました
この度 菩提寺である○○寺において四十九日の法要を執り行ないたいと存じます
また、法要後に〇〇にて供養の粗宴をご用意致しております
お忙しいところ誠に恐縮ではありますが ご列席賜りますようご案内申し上げます
お手数ですが、○月○日までに同封の葉書にて、ご返信いただければ幸いです。
敬具

日時 ○○年○○月○○日(○)午前○時○分より
<法要場所>
○○寺
住所 ○○市○○町 ○-○-○
電話 ○○○-○○○-○○○○
<会食場所>
会〇〇レストラン
住所 ○○市○○町 ○-○-○
電話 ○○○-○○○-○○○○

令和○○年○月
(施主名)
住所 ○○市○○町 ○-○-○
電話 ○○○-○○○-○○○○

案内状は縦書きで、句読点を使わないのが慣例(古来、毛筆で書かれたときの習慣にならうというのが理由のひとつになっているようです)。時候の挨拶は入れても入れなくてもOKです。

案内状は白い無地の封筒(不幸が重なるという意味合いになるので、二重封筒は避ける)に、返信用はがきとカードを入れるか往復はがきを入れて発送。最近では往復はがきのみで発送するケースも増えています。

四十九日の法要まで日にちが迫っているので、できれば1カ月前には発送できるよう準備しましょう。身内や親せきのみの場合は、電話やメール、ファックスでやりとりするのも問題ありません

四十九日法事当日の持ち物

法事当日の持ち物

施主の場合は以下のものを準備します。忘れ物をしないようにチェックリストを用意するのがおすすめです。

  • 遺影
  • 遺骨(納骨がある場合)
  • 位牌(白木の仮位牌と本位牌)
  • 生花(納骨がある場合は墓所用も必要)
  • お供えもの(納骨がある場合は墓所用も必要)
  • 引き出物
  • 納骨がある場合はお線香、お墓のお掃除グッズ(墓石を拭くタオルなど)

夏のお墓参りの場合、やぶ蚊対策で虫よけスプレー、日焼け止めなども準備しておくといいでしょう。

四十九日法事のポイント!
・葬儀が終わつたらすぐに準備を始める
・命日+48日目よりも前に日時を設定
(例:4月1日が命日なら5月19日が四十九日目)
・参列者の出欠を早めに確認し、会食場所の予約、引き出物準備、必要に応じて送迎バスの手配をする
・当日忘れ物しないようリスト化し、準備もれがないようにする

▼お役立ち情報
≫葬儀や納骨、法事の豆知識!体験者が送迎用に貸切バスをおすすめする理由

一周忌・三回忌など年忌法事の流れは?準備はいつから何をすればいい?

基本的な流れや準備は四十九日の法要と変わりありません。準備を始めるタイミングに少し余裕がでてきます。

法事を行う予定の2~3カ月前にやること

仏花などの準備

一周忌は亡くなってから満一年目の命日、三回忌は満二年目の命日(以降◯回忌マイナス一年目の命日)と、法事は原則命日に行うものです。

とはいえ、平日は仕事を休めないという方も多いと思いますので、命日よりも前の土日祝に行うのが通例になっています。

一周忌に納骨を予定している場合は、墓石の彫刻などの手配が必要になります。

法事を行う予定の1カ月前にやること

法事1ヶ月位前までには参列者の人数を確定。会食会場の予約を完了しておきます。

送迎バスを利用する場合は予約。大型連休や夏休み、秋の行楽シーズンはバスがすぐに満車になってしまいますので、できるだけ早めに予約を完了しておきましょう。

お坊さんもお寺から墓所、会食場所への移動手段を確認するのを忘れずに。

年忌法事当日の持ち物

法事当日の持ち物

施主の場合は以下のものを前日までに準備しておきましょう

  • 遺影や位牌
  • 生花
  • お供えもの
  • 引き出物
  • お布施(自家用車やタクシーを利用する場合はお車代を、会食に出席しない場合はお膳代をそれぞれ別に用意)

お墓参りをする場合は、仏壇飾りの他にお墓参り用のお花やお供え物、お線香を準備するのを忘れずに。

遠方から法事に参列する親族や知人などがいる場合は?

送迎用にタクシーやバスを手配

日帰りできる場合は、駅からお寺、お墓、会食会場までの送迎用に自家用車を出したり、タクシーや送迎バスを準備しておきましょう。

遠方からで1泊する場合は宿泊するホテルや宿の手配も必要です。せっかく泊りがけでくるなら、翌日日帰り観光を楽しめるように企画するのもいいですね。

人数が多い時は貸切バスが便利

普段あまり顔を合わせない兄弟姉妹とその家族、親戚と交流できるよい機会になります。貸切バスをチャーターしておくと荷物を持ち歩く必要がなく、手ぶらで観光が楽しめて便利ですよ。

初めての法事(法要)!準備や心得、マナーは?【法事の準備編】まとめ

法事のついでにバス旅行もおすすめです

法事(法要)は日常的に行うわけではなく、特別な手配や気配りも必要。当事者となると気持ちが動転して失敗しがちです。

いざというときに戸惑わないように、準備のコツを簡潔にまとめてみました。

普段、顔を合わせない家族や親せきと故人の思い出話に花を咲かせる機会。法事のついでに日帰り観光や1泊2日で温泉旅行を楽しむのもおすすめです。

法事(法要)送迎用だけではなく、観光や旅行も含めて貸切バスを賢く活用してくださいね。

見積りは無料でWebから24時間問い合わせ可能!すので、どうぞお気軽に「貸切バスの達人」からお問合せください。

次回以降、法事(法要)の費用、服装やマナーなどを順次解説します。

■初めての法事(法要)!準備や心得、マナーは?
ことばの意味法事の準備葬儀・法事の費用服装・マナー編会食(お斎)編

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